
Instagramで知り、作品の実物を見てみたいと思っていた藤川さきさんの個展が原宿で行われていたので仕事後にギリギリ駆け込んだ。
油彩だけでなく陶オブジェも作っているのでとりわけ興味があった。
単なるキレイな女の子ではなく憂いを浴びた街中の女の子を描く。

今どきの大きな目をした女の子だが剣のある視線に引き込まれる。
陶人形は想像していたよりも大きかった。大きいこと自体に意義があるなと思う。空間をその作品の世界観で満たす存在感が圧倒的になる。
絵を描くように陶も作れるし、陶に絵を施せる。実力のある人は素材を選ばないのだろうな。
この人の陶は自由だった。技巧的に作り込んだ造形では無く油彩のタッチのように荒々しくも作りたい何かを形作っている。私ももっと野趣溢れる造形の陶蟲夏草を作りたくなった。
一番大きな絵画作品の180万円という値付けを見ると、この人の作品は現代アート、私のはハンドクラフトなのだろうと思う。現実的な自分の立ち位置だ。
原宿の一等地に程近い場所に1ヶ月もの長い会期で個展をするのはそれに見合う集客と売上が期待できる作家さんという評価があるからなのだろうな。
私も作品を多くの人が眼にしてくれるところに置かせてもらうには商業的な実績が必要なのだろう。
それにしてもちゃんとしたギャラリーは空間が清廉で広々としてカッコいい。
何か存在感のある10m先からでも鑑賞できるような大きな作品を作りたい。
無骨な土塊の荒々しさの混ざったような作品を作りたい。
商業的実績を積んで多くの人の眼に触れる場所に作品を置いてもらえるよう頑張りたい。