洪庵テント村
・森への没入感という点ではこれまでのキャンプ場で一番。人工物も他のテント客も一才視界に入ってこない臨場感。
・季節的なものなのか、蚊や虻のような害虫はとても少なかった。せいぜい亀虫。
・手入れされた林床にはあちらこちらでキノコが生え、苔むしている。
・フリーサイトなので水場から少し離れたところに設営すれば誰も視界に入らない森キャンプが堪能できる。
・静かにじっくりゆっくり過ごしたいソロキャンパーが多い。
・必要なものは全て予め準備して持ってくる必要がある。周辺に売店はない。
・水場は清潔、トイレも綺麗。
・ゴミは全て持ち帰り。炭も持ち帰る必要がある。
・テント1張り2900円。タープは別料金500円で合計3400円。雨が降らないならば林間サイトなのでタープも不要かも。

朝7時起床。テントから出ると目の前には頂上まで輪郭のはっきりとした富士山の雄姿。
焚火台の炭を着火し朝から昨晩食べ損ねたカルビ焼肉と椎茸、それからチキントマト煮込みと白米の残りを食べる。朝からがっつりとした量だが美味しい。しかも景色は抜群。
陽が昇るにつれ富士山にも雲がかかりはじめる。キャンプ場を移動してのテント連泊なので適当にテントは丸めて車に積み込む。ここのキャンプ場は炭も金属クズも燃えるゴミもあらかたなんでも捨てられて楽だ。毎週末何百台もの車が泊まりに来る。一回使い切りでBBQ網を捨てている人も多いようだ。そもそもオートキャンプは自然と一体化するだとか、エコ滞在体験とは無縁な非日常の消費文化に過ぎないのだろう。
9時半にふもとっぱらキャンプ場を出発したが、敷地を出る際には入場待ちの長い車列とすれ違った。良い場所を確保したいなら土曜の午後では遅すぎてしまい、朝の10時に来ても金曜泊の客が既に大勢テント設営済みという状況。
金曜日が雨だったので断念した紅葉台木曽馬牧場での乗馬体験に挑むも終日予約でいっぱいだと言われてしまった。しかたなくそこから30分ほど歩いて登れる紅葉台展望レストハウスへと登ることにした。
道中、みかけるキノコが楽しい。
何一つ種類を同定する知識がないのだが鑑賞するだけで十分。
マクロレンズもあれば粘菌など撮って面白い素材はたくさんあったように思う。
子供と一緒だとそういうじっくりと細部に目を凝らして長時間居座る種類の楽しみ方はできないのは仕方ない。
そんなこんなのうちに頂上に着いた。ちなみに砂利道を登っている間にも何台も車に追い抜かれていく。車で登っても全く支障がなかったらしい。
朝の10時前ということもあり開店しているか不安になる見た目だったがちゃんと営業してくれていた。
お婆さんが一人できりもりしている観光レストハウスで蕎麦やうどん。おしるこなども注文できる。昭和遺産のような時間が止まったかのような雰囲気で昔ながらのキーホルダーなどが並ぶ。

今の子供たちはキーホルダーを買ったりするのだろうか。うちの息子は見向きもしない。
建物の屋上が展望台になっているそうで、親子とも子供料金にしてあげるから登ってきなさいなと強くお勧めしてもらった。富士山は見えるのか聞くと富士五湖から富士山まで綺麗に見えるという。言われて代金を払って上がってみると雲に覆われて富士山は全く見えなかった。お婆さん、今日は富士山は見えるのかという意味で聞いたのだが「晴れていれば」「晴れた日には」という説明をはしょられたらしい。
今は使われていない座敷も垣間見えた。トイレの手洗いの水もタンクの水だった。山頂もふもとの駐車場もお婆さんが村に固定資産税を支払っているものを無料で開放しているそうだ。雨漏りの修繕やら維持管理が大変だから何か買ってもらうかトイレ使用料を払ってくれると助かると切々と語り始めた。たしかに一人でメンテナンスする苦労はさぞ大きいことだろう。ここを拠点に登山する人たちからは駐車場代は徴収しても良いだろうに。
きのこ
きのこ
ひたすらきのこ。
例年なら紅葉しているはずだが今年は暖かいらしくまだ色付いていなかった。
そんなわけで2日目の洪庵キャンプ場のテント村に到着。本栖湖に逆さ富士が映る湖畔のキャンプ場は絶えず大人気だが私が泊まるテント村は湖も富士山も全く見えないのでこちらはひっそりとしていて穴場。
どちらにしろ曇っていてほとんど富士山は見えないようなので問題なし。
両脇の木の幹にテープが貼られた場所が車道とされているのだが遠目には林にしか見えない。気をつけて車を進めていく。
後で誰が来ても視界に入らないであろう場所を確保した。森の奥に向かってテントを張る。ここは風も吹き付けなさそうなので貧弱なペグでタープを張るのも安心。
見よ、この臨場感、没入感。都会ではデジタルのイマーシブを流行らせようと話題になっているらしいが断然こちらの方が良い。
テントの網越しに大開口で森を眺められる仕様。
山間の林間は少し早く日が暮れる。火を起こしてのんびりと調理を開始。

アボカドとレモンのチーズリゾット。実は微塵切り玉葱を飴色に焦がして大量投入して作るのだが割愛して濃い目のコンソメで作った。息子は芯が残ってる状態が良いと通なことを言う。そこにソーセージと味付きカルビ焼肉。
我ながら確実に美味しい献立だったと思う。
AEONで買ったスウェーデントーチは好調。

