アメリカ大統領選

絶望的な投稿がアメリカの友人知人から聞こえてくる。

 

私の友人は民主党寄り、リベラルな人が多いということか。

 

前回、トランプが当選した時を思い出す。プリンストン大学とMITだかのダブルドクター、つまり両校から博士号を取得している趣味がゴールドジム通いのムキムキマッチョLGBTQな同僚がいた。私には理解できない賢いヤツなのだと思う。彼は各州が赤く染まっていくアメリカ地図に声を上げる私たちに冷たく言い放った。

 

「日本人がアメリカ人の俺よりも真剣にアメリカ大統領選の結果に一喜一憂してるのを見ると滑稽だよ。世界は変わらないって。」

 

今となっては彼の言葉は半ば正しかったようにも思う。世界は破滅しなかったし、核戦争も起きなかった。国民に分断は起きたかもしれない。ヘイトクライムも増えたかもしれない。しかしバイデン時代が対照的に良かったとも思えない。

 

青と赤を見比べるとNY、ロサンゼルス、シアトルなど観光で行ったことのある州、また行くことがありそうな州はどこも青い民主党優勢の州なのだな。つまりマジョリティのアメリカを私はいまだによく知らないのだということが改めてわかった。

 

日本の首相やアメリカの大統領に何かを期待するより目の前の課題に自助努力で取り組む方が建設的だし、期待値を下げてささいなことに喜びを感じられるよう感度をあげることのほうが大事なように思う。