作品販路の方針整理

なんとなく、販路の整理をしてみようかと思う。

 

専門雑貨店での常設展示販売。

目的:
1)いつでも私の現物作品を見て頂く

2)蟲、陶器、植物好きの方と継続的な接点を持つ

3)テーマ性への熱意を持った店主、他の作家さんから刺激を受ける

メリット

  • 店のテーマやモチーフに関心の高いお客さんが集まる。
  • 店主さんの知識や専門性が高く作品の説明や紹介をしてもらえる。
  • リピートして頂けるお客さんの拠点になりやすい。
  • イベントが一切ない期間でも私の作品を見て頂ける。

デメリット

  • 売場を維持していただくに見合う売上維持できる定番売れ筋を意識した作品作りが必要となる。
  • 立地と来客条件の良いお店は取り扱って頂く障壁は高い。
  • 必ずしも集客は多くなく在店してもお客さんと交流できるとは限らない。

作家として作品を多くの人に見てもらい届ける中心地と言えるのではないか。重要性はいまさら語る必要なし。

 

「博物フェスティバル」、「いきもにあ」、「オンザプランツ」などのテーマ性週末POP UPイベント

目的:

1)モチーフに関心の高いお客さんに短期で効率的に大勢に会う
2)大勢のお客さんと対面接客して反応や好みを伺う
3)他の出店作家さんと親睦を深める
4)イベントのテーマに合わせて作風を少しアレンジする中で学びを得る

メリット

・作品を迎えてもらえる効率性は高い。
・他の作家さん目当ての来訪客にも私の作品を知ってもらえる。

・拠点を持たない遠方地域のお客さんに効率的に実物を見てもらえる。
・定期開催のイベントならば常連やリピートしてくれるお客様とも出会える。

デメリット

・遠征するとなると高コスト。宿泊費、交通費、配送費等。

・準備や設営、接客の時間拘束負担は大きい。

・他の素晴らしい作家さんに埋もれるリスクも高い

・+2万円の価格帯が合わない場合が多い

・作品が不足しても補充できず、売れ残れば持ち帰りが大変

常設拠点を持てない遠方などに機動的にお邪魔できる効率的な手段。イベントのテーマや他の作家さんの傾向に合わせてアレンジしたりが楽しいが特に遠方の場合は準備や労力負荷が大きいのでよく吟味しないといけない。

 

「ギャラリー」

目的

1)自分の作品だけの世界観を作り込んでみせる

2)ギャラリーについているお客さんに作品を知ってもらう

3)ギャラリー展示の実績を作る

メリット

・売約となっても期間中は最後まで作品を展示してみて頂ける。

・ギャラリーが宣伝告知などを手伝ってくれる。

デメリット

・ギャラリーのマージンが高い場合が多い。40-50%。

・集客の実力が伴わないととびこみ客は期待しづらい。

・静かで広い空間だとお客様には話しかけづらい。

正直言ってまだ私にはギャラリーを主拠点にする知名度、集客力も販売力も無いように思う。

 

ラフォーレ原宿」のような商業施設

目的

1)全くリーチ想定していないお客さんの反応把握

2)来日外国人との接点

メリット 

・お客さん来店数が圧倒的

・固定費が安い。マージンが少ない。

・店頭に立ちやすい。人が多いので接客できる。

・想定外の驚きや出会いが楽しい。

デメリット 

・殆どのお客さんに見向きされない

・外国人も探しているのは原宿的カワイイもの

・ターゲットの親和性は低く効率はとても悪い(が1ヶ月単位の期間常設展としては会える潜在顧客の絶対数は多いのかもしれない。)

私のような作家が出店すること自体が「狂気」なのかもしれない。「遊び心」「予想外の出会い」枠として大切にしたい売場。

 

地域的には東京、群馬、中京(名古屋・三重)、近畿(京都)と広げているので九州、四国、東北(仙台?)にもいつかPOPUPイベントなどで進出したい。かこつけて旅行したいというのが80%の理由。

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