姥子温泉秀明館で一日湯治。蕎麦の名店「竹やぶ」

前回来たのはほんの3、4年前だと思っていたが調べてみると2018年の12月なので6年ぶりだった。健在であることが何よりも嬉しく感じる姥子温泉秀明館。

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相変わらず、建物も敷地一帯も庭の隅の置物も全てが芸術的だった。

10時前に到着し、丸一日の湯治を申し込む。部屋が10:00〜18:00で5,600円。以前は冬季は16:00までだったのだが、大広間が小さな休憩室に分割されておりそれを丸一日借りられる形態へと参加していた。
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暖房器具は無いのに暖かい部屋。どうやら床下を温泉が通って暖めているようだ。
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コンセントも5つあり、給湯器と緑茶も備えている。
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部屋からの眺め。
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軒下に座って山を眺められる。なんとも清々しい。
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展望室というのがあって廊下に中庭を臨む一脚。

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展望室の室内には富士山を眺めるようにソファが配置されている。

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ストーブが焚かれて部屋はとても暖かかった。
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日が暮れていく
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古いスタンドアップピアノ。


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溜息が出るようなセンスを感じたのがこの階段廊下の上にあるスペースにあるマリア像?f:id:mangokyoto:20241227211728j:image

白い壁の中の白い像。建物全体の静謐さを代表しているかのような空間。

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駒ケ岳の神域に位置し、かつては神社だった秀明館にはまだ御堂が健在している。
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ウラジロの正月飾りが大層美しかった。
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この空気感。古めかしさ。静謐さ。それを取り込みたいと願っている。
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風呂に入り、40分ほど湯に浸かり、散歩をしたり読書や考え事をしたり。それを3回ほど繰り返して10時から18時までみっちりと過ごした。暗くなり灯に薄ぼんやりと照らされる空間も素晴らしかった。
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一年の振り返りと一年の計画に毎年の恒例行事にしたい贅沢な独りの時間。