2025年に観た映画備忘録

百選にいれて繰り返し観たいのは国宝、侍タイムスリッパー、ゴジラ-1.0。

 

国宝 ☆☆☆☆

映画館で観れて良かったと強く感じた今年一番の傑作。血か技か。在日3世の映画監督が歌舞伎役者を使わずに作られていることにメッセージめいたものを感じる。横浜流星吉沢亮の演技の素晴らしさ、映像の美しさ、芸事への執念、舞台芸術。あらゆるものが1回観ただけでは受け止められない深さと質量を感じる。邦画の歴史的財産になる作品なのだろうな。

 

侍タイムスリッパー ☆☆☆☆

理想的な映画オタク的無名監督が私財2400万円をつぎ込んで撮影した低予算映画。俳優も殆どが無名な俳優で少ない予算をカメラワークや演技、脚本の巧さで覆した夢のある映画。山口馬木也の戸惑いの演技、展開の滑稽さ、ほろりとくる人間関係など秀逸。

 

 

ゴジラ-1.0 ☆☆☆☆

子供向け怪獣映画とは言い難いハリウッドに遜色しない迫力ある映像、登場人物の心情がしっかりと描かれたストーリー。

 

鬼滅の刃 ☆☆☆

 

終戦のEmperor ☆☆☆
「国宝」に次いで子供がもう少し大きくなったら観せたいと思った映画。暴力や残酷なシーンを描くことなく、玉音放送からマッカーサー天皇が対談するまでの短い期間の激動を描いている。

忠義は徳川の治世で過大にまで強化された思想や価値観で2000年に渡る価値観ではないと思う。とはいえ信奉のために日本人はどこまでも残酷にも野蛮にもなれるという陸軍大佐の述懐には頷くところがある。死を美化する価値観に若い頃から親しんでいれば手っ取り早い解決策として自決や特攻に走る心情も理解できる気がする。

 

ラストマイル ☆☆☆

Amazonの社員倫理17条のようなものを例えばConsumer CentricをCustomer Centricとどれがどのことだかわかるように言い換えていてそれらを社内政治で表面的に引用して議論する様など風刺が利いていて面白い。Amazonを知れば知るほど皮肉にリアリティーがあることがわかる。

 

燃えよ剣 ☆☆

岡田准一の熱演と殺陣の本格さに力の入れようを感じる。本格的に作ったでしょうというアピール感を強く感じてしまい、没入感に欠けたのはなぜなのか考えてしまう。誰もが良く知る新選組の興亡に物語展開の新鮮さが感じられないからなのか。土方歳三の名誉のない投降後の処刑や会津五稜郭に落ち延びていく様に寂寥感を感じる。

 

 

ザバイクライダーズ ☆☆

トム・ハーディ演じるギャングのリーダーの最期に虚無感と強い余韻を残した。

 

キャッシュトラック ☆☆

現金輸送専門の武装警備会社に新人警備員として雇われた寡黙だがただモノではない男。前半の徐々にジェイソン・ステイサム演じる主人公の素性が明らかになっていく過程の描き方が秀逸。ガイ・リッチーの美意識を感じる映像や構成。感情移入するには無理のある悪党である点、あれだけ銃弾を浴びているのに最後にどうやって敵のマンションに侵入できたのかの飛躍が残念。

 

ミケランジェロプロジェクト ☆☆

ヒトラーが強奪した美術品を奪還する特殊小隊の話。ジョージクルーニー、マットデイモンと豪華キャスト。画家として落第の烙印を押されたヒトラーの美術への執着と破滅するならば人類の遺産ともいうべき美術品も道連れにする身勝手さ。

 

パリスタクシー  ☆☆

 


Materialist ☆☆
収入でも育ちでも顔でも身長でもなくただそこに愛があるかどうかだなんて本当だろうか。アメリカでは身長の高さに対する価値や期待値がこんなにも高いのか。

ダコタ・ジョンソンは美貌を持ってハリウッドスターとして成功して経済的にも豊かになっているだろうに、作中のルーシーをどう思って演じているのだろうか。

成功する前は貧しく困難に耐えていたから演じる資格があると思っているのか。作中の女性とは違って遥かに恵まれていても自分の演技力で演じられると思っているのか。

自分をメタ認知できている大人の恋愛ストーリーのように見えるが結局のところメタ認知できていると思い込んでいる人にウケるように作っているのか。

 


Sharp corner ☆☆
急カーブの先にある家に引っ越した男が目の前で立て続けに起こる事故死の被害者や遺族に執着し仕事も家族も崩壊していく。最後に見せた執着が満たされたような表情が興味深い。捉われることの奇妙さとともに、嗜好が何であれそれが満たされることが人生に満足を得ることのようにも思う。

落下の解剖学 ☆☆

 

ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ ☆☆ 

ジョーカーはそんな安易に殺されるヴィランではないと言いたい。全体を通したやるせなさ感、空気感の描き方は素晴らしい。

 

オーメン ザ ファースト ☆☆

 

フォールガイ ☆☆

 

フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン ☆☆

 

エイリアン:ロムルス ☆☆

 

チケットトゥパラダイス  ☆☆

 

 

ロストイントランスレーション ☆

パークハイアットホテル東京や東京各地で撮影されたことでも有名なソフィアコッポラの代表作。大都会の中での虚無感や寂しさはあの時代ならではより印象的なものとして受け止められたのだと思う。スカーレット・ヨハンソン演じるシャーロットは客観的には裕福な成功者と結婚したばかりの幸せな新婚女性だが自分が付属品のような虚ろさを感じ彷徨う。

 

ザコンサルタント2  ☆

ベンアフレック演じるコンサルタントはこんな鈍重な男だったか。職業的な鋭利な推察がイマイチ深みが無かった。

 

ミーガン2.0  ☆

前作で恐怖の対象だった敵が自作では頼もしい見方となって新たな敵と立ち向かうのはターミネーターそのままの構図。

 

クレイヴンザハンター ☆

 

 

ブリンクトゥワイス ☆

チャニング・テイタムが表面的には爽やかないかにもなアメリカ人、裏は狡猾で残忍な男を演じていてはまり役。

 

オペレーションフォーチュン ☆

 

head of state  ☆

 

ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ ☆

アメリカの寮生、いわゆるイケてない学生の心情などが察することのできる映画。

 

ヴェノム:ザ・ラストダンス ☆