Prize ⭐︎⭐︎⭐︎
直木賞を切望する当代一の人気作家の作品への執着や書店、出版社の思惑、都合などがアリアリと描かれていて秀逸。結末も予想できなかった。作中の言葉を借りるなら人間の予測できなさ、理解できなさも含めて「人間が描けている」と思った。
作品を作る身としてはまだまだ拘りや執念が足らないと自己反省した。
フェイクマッスル ⭐︎⭐︎
3ヶ月でボディビル大会に上位入賞を果たした人気男性アイドルのドーピング疑惑をゴシップ雑誌の新人記者が追う形で物語が進展する。ボディビルディング、筋肉トレーニング、
すみれ荘ファミリア ⭐︎⭐︎
こんなトキワ荘やめぞん一刻のような下宿が今どきあるのだろうか。姉の心情はわからなくもない。私もどちらかというと同類だろうから。
翼がなくても ⭐︎⭐︎
誰かの命と想いを背負ったら行き着くところまで全振りでやるしかない。
ライアの祈り ⭐︎⭐︎
豊かな縄文文化が花開いた青森八戸に赴任してきた桃子と人数合わせの合コンに呼ばれた考古学者の青年との出会い。縄文時代と現代を行き来しながら描かれる豊かな精神世界。
北の酒蔵よ よみがえれ ⭐︎⭐︎
上川大雪酒造が先例の無い酒蔵の事業継承と移転、オーベルジュを併設する試みなど再生のモデルケースとなるまでの軌跡を描く。ワクワクすると同時に勉強になるドキュメンタリー。
トヨトミの逆襲 ⭐︎⭐︎
トヨトミの野望 ⭐︎⭐︎
トヨタのことがよくわかる小説。自己犠牲的献身が求められる私の嫌いな日本的伝統企業の社風がよく伝わってくる。全ての社員に経営者視点や責任感を持つことを求めながら創業家の血がモノを言う世界。
ドヴォルザークに染まる頃 ⭐︎
誰もが苦しみや悩みをそれぞれ持ちながらも見せない故に嫉妬や勘違いが交錯し続ける世界。しかしこう言う話は大抵、女性の世間の話になりがちなのはなぜか。
犬と逃げる ⭐︎
子供同士のコミュニティ、誤解、からかい、いじめ。勇気を出して同級生の女の子に協力をお願いする流れは微笑ましい。虹の橋を渡るだの、犬は生まれ変わりだの、急にお花畑なメルヘン展開になってしまったのが残念。
ストロベリーナイト
観客の中から生贄が選ばれる殺人ショーを観て自分があちら側にいかずに住んだことでしか生を実感できない人たち。その設定は面白いが描写が凄惨。映像化を見越したような登場人物や下卑たエログロが煙たい。
ババヤガの夜
新道依子の育ちや風貌が気になる。
棘の家
能面刑事の死闘
スタート
生殖記
おいしくて泣く時
定食屋「雑」
青森ドロップキッカーズ
津軽百年食堂
古本食堂新装開店
花まんま
森に眠る魚