
かねてから肉眼で拝んでみたいと思っていた佐野圭亮さんの作品。螺鈿細工を主に制作されているのだが粘土原型から石膏型を起こし乾漆で作られている女性像の造形も素晴らしい。
漆の光沢のある宝石的装飾部分と乾漆のマットな部位の対比も好み。この人のこのような作品をもっと見たい。青や緑の色調のもの。
高級車一台買えるほどの値段。美術館で常設展示していつでも見られるようにして欲しい。
調合などの蓋物も拝見できた。もう美術品であり宝飾品の域。螺鈿は肉眼で角度を変えながら見るとその深みと遊色の世界の広がりが感じられる。
売約済みの作品は触らないようにとの注意書きがあったがまだ売約済みでない作品とて怖くて触れない。
加藤萌さんの漆作品。動物の半身が漆になっている作品の数々。インスタで拝見していたが実物の眼に宿った生気は肉眼で見ないと味わい尽くせない。
私は人や生き物が漆で装飾された作品が好きらしい。大変高度な技術の素晴らしい作品を見ることができた。
それにしても150万円越えの作品がざらに売約済みになっているのは恐ろしい。値段は高いとは思わない。それに見合うものだがいかんせん、私に購買力がないのが悔やまれる。