鋸山は15年近く前に登り見どころが多く充実していた思い出がある。そこで古くからの友人と気晴らしに再度、浜金谷駅から歩いて裏登山道を登ってみることにした。

前回は駐車場から日本寺側を登ったので石切場の史跡はしっかりと見れていなかった。江戸時代からこの樋道と呼ばれる石段を使って一塊80kgの石を主に女性が荷下ろししていたという。
冬の乾燥しきった季節でも苔は美しかった。これが5月、6月だったら一層輝いているのだろう。

ルーペを持ってくれば良かった。這いつくばって眺めたい。
あの岸壁の中腹の石が欲しいなどと殿様が所望されたのだろうか。最大で高さ96mもの断崖絶壁だという。

この広場でコンサートやったら面白そう。石切場だけにハードロックコンサートだよね。そんなくだらない話をしながら友人と歩いた。
1950年代以降は機械化され、やがてはチェーンソーも用いられたそうだ。
朽ちた機械類が素晴らしい雰囲気を残してくれている



採石跡の断崖絶壁。一部には環状の鉄杭が打ち込まれており、かつて誰かが岸壁をロープで登ったのかもしれない。


かつて古代文明があったことを示すかのような採石跡。ロマンに溢れている。
この場を借りてゲリラ的な週末カフェでも開いてもらえないものか。
石の切り倒しも苔むして美しかった。
外国人観光客にハートの岩を見に行きたいと聞かれたのだが古い観光案内サイトには載っていない。2021年に観光客誘致目的で人工的に作ったのがこれらしい。
正直、とても騙された感に溢れていた。自然に一部がハート型に見えることを期待して人は来るのではなかろうか。実証事業とやらにまんまと引っかかったマヌケ感が残る。
正直なところそれよりもその手前の株の丸穴のほうが特別感があった。
石肌になんとか土を探して根を生やす様が見応えがある。

