渋谷園芸 樹藝夢

週末も働く日には「庭の湯」に限る。そして途中に立ち寄りたくなるのが渋谷園芸。オザキフラワーパークを小さくしたような店だと思っている。

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ガガイモの怪しい花に衝動買いしそうになったのだが、とても臭いのだよね。腐臭のする花。部屋で咲かれると「あれ、何か食べ物が部屋のどこかで腐ってる?」となる。断念した。
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なかなか魅力的な容姿の多肉植物やサボテンを置いていて、今回気になったのはこちら。
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そして園芸店らしからぬ素敵なレストランを併設している。
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テラス席が春秋は気持ちが良い。夏冬だって客は多い。

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室内席も風情があって捨てがたい。
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しかしお気に入りはサンルーム席だろうか。
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珈琲を飲み、クラブサンドを食べながら計画を立てる。とてもしっかりとした料理を出してくれる。
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憩いの穴場朝喫茶「バラード」

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早朝にジョギングしてこの「バラード」でモーニングを食べながらその日の作陶計画を練り、丸一日工房に引き篭もることに充実を感じる。
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カフェではなく喫茶と呼ぶのが正しいように根拠なく思ってしまう古色ある空間。
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シュガーポットの銅の金属光沢が観ているだけで癒される。
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そして50年前から変わらない一つの様式と化しているこの喫茶店モーニングのサラダ。
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珈琲も酸味が強かったり奇を衒わない香り高くバランスの取れた安心して飲める味。
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サラダ、ホットドッグ、珈琲のモーニングセット700円は今時、とても良心的な値段だ。他にもサンドイッチなどいくつかモーニングメニューはある。
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このミルクピッチャーのスタイルの良さよ。
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こんな取手つきのミルクピッチャー形の植木鉢を作ろうか。
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朝から食べるべきではないのだろうがモンブランまで頼んでしまった。私が食べたモンブランの中で一番好みかも知れない。ラム酒の効いた甘すぎないモンブラン
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玄関の造作も意匠も隅々まで鑑賞して楽しめる。
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まさか寛次郎ではないよね。なんとも重厚感のある民藝の花入れ。
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手鉢の金魚も健やかで元気だ。
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高円寺に長く残って欲しい喫茶店の一つ。

親戚Kを偲ぶ

ふとした空白の時間に最近亡くなってしまった親戚のKのことばかりを考えてしまう。

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10歳ほど歳下だが一番近くに住んでいる親戚の男の子で子供の頃はそれなりの頻度で会っていた。まつ毛の長い子供の頃はなんとも可愛らしい彼だった。最近、自ら命を絶った。
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大人になってからもう何年も会っていなかったので、会っていない日常と彼がこの世からいなくなってしまってからの日常の間で私にとって物理的な違いは無い。会いもせず生活で接点もなく助け合うこともない親戚はたくさんいる。会えば懐かしいし近況を聞くし親愛の情はあるのに。考えてみれば多くの親戚や友人に対して会いもしないくせに勝手に元気でやっていてくれることを期待していることに気づいた。薄情だ。

 

いろいろうまくいかないことも多いらしく都内で飲みに誘ったが「会わせる顔がない」などと意味のわからないことを言って出てきてくれなかった。
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昨年、冠婚葬祭で再開した際には随分と逞しくなった印象を抱いていた。

 

食べ物は何が好きなのだったっけ。彼女はいたのか。初恋は。初体験は。ストレス発散には何をするのが好きだったのか。知らないことばかりのまま、話すことなく去ってしまった。
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故人を知らないのに「残された皆さんが幸せでないと故人は心配で安心していけません」などと何もわかっていないことを言う。彼はもう全てが嫌になったというのに。

この若い坊さんも、故人に思うところなんてなく生業として葬儀業を行っているだけなのだろうなどと考えてしまう。私の葬式はひたすら簡素で良い。墓も墓石もいらない。京都の友人の住職に葬儀という形式をとらず暇な時に家族を前にお経を唱えてくれたらそれで十分だ。友人の野太い「ぎゃーてーぎゃーてー」が聞きたい。
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彼の人生は何だったのか。私の人生はなんなのか。

お互いに親戚の集まりで何人もいる子供達の中の1人だった。大した違いなどなかった。どんな違いが積み重なってこんなに異なるところに離れていってしまったのだろう。理不尽なことばかりだ。お互いに酒を飲める年になったのだからサシで飲んで話したかった。空虚だ。

陶蟲夏草鉢「ホウセキゾウムシ」 x コチレドン福娘

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焼き上がってから半年以上経っているかもしれないホウセキゾウムシをようやく作品に仕立てた。
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コチレドン「福娘」を植えてしばらく手元で育てた。
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これを追加納品した。
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庭先において撮影。
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こんなものをポツポツと散在させた庭にしたい。
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治安がそこまで良くないようで庭先に置いておくと勝手に持って行かれてしまうのだよね。いつも通りがから際の楽しみにして置いてくれれば良いのに。
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モンマルトル散歩

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パリの地下鉄は歴史が古い分、トンネルの高さや幅も狭く車輌も小さい。そしてよく止まる。フランス語のアナウンスは理解できなかったが乗客が一斉に「プターン」と吐き捨てていたのには笑えた。英語のF○CKみたいな意味だということだけはわかる。
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北側からモンマルトルの丘を歩いて登り、
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サクレクール寺院を目指す。
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以前はモンマルトルのTerrass Hotelを定宿にしており、朝の散歩に無人サクレクール寺院まで来たものだ。
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オーバーツーリズムというやつか。寺院に入る為に100m近くの行列ができている。
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階段はこの有様。歩いて降りるにも右往左往する賑わい。
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迂回路を降りていき、博物標本の店を再訪した。前回訪ねた際には私も今ほどにこのジャンルに関心は強くなかった。
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改めて店内を見渡すと前回よりもその良さがわかる。
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羊の頭骨に乗ったカラスの質の高い剥製。これがセットで6万円ほど。これはなかなかお値打ちではないだろうか。持ち帰るスペースの余裕も懐の余裕もないので鑑賞するだけで済ませたが東京にあったら再訪して買ってしまったかもしれない。
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なんと京都と東京谷中にある自然造形や博物標本の雑貨店「ウサギノネドコ」の樹脂標本「SOLA CUBE」が置かれているではないか。店主にこの商品の店に自分が作った作品を置いてもらっているのだと話すと「京都か?」と聞かれた。京都にある店のこともちゃんと誦じているようで嬉しい。
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こじんまりとしつつも美麗な店だった。
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何度も通ったフレンチビストロは健在だった。いつも冬に来ていたのでとりわけオニオングラタンスープが美味しいのだよね。
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羽のない風車は間抜けすぎないか。オリンピックに向けて羽を新調中なのだろうか。まさかこれで良いとは思っていないよな。

陶蟲夏草鉢 網状粘菌子実体シリーズ納品

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ウサギノネドコ東京店に追加納品に行った。6つほど売れていた。私としては技量不足、魅力の発信不足を感じているが店長さん曰く売れ行きとしては上々で会期を考えるとちょうど良い追加納品のタイミングだという。

 

京都店で3ヶ月お呼びのかからなかったハエトリグモが売れていたり、今までの感覚だと早く売れていく傾向にあるダンゴムシクワガタムシがまだ残っていたり。統計的有意性をうんぬんするほどのサンプル母数がまだ足らないということなのかもしれない。

お客さんは外国の方が半分だという。年代も30代、40代から60代までまちまちで欧米系が多いそうだ。

 

私の作品はどれも一点モノなので一般的なモチーフでもなく、買い求めやすい価格でもない。ニッチなジャンルの中でこれぞという好みに応えられるためには品揃えが必要なのかもしれない。10個ぐらいは常に並んでいるのが理想か。
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フタオチョウ幼虫。朝陽を浴びた窓際の棚に置くと爽やかな鉢。また似たような鉢を作りたい。
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ダンゴムシは一つの定番化したお気に入りの型。案外、好みの枝ぶりの植物を探すのが難儀する。
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子実体の生えっぷりが好みな鉢。
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こちらも藻類のようなドライフラワーが似合っていると思う。

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ヘラクレス。人気昆虫の中の人気品種は蟲が植物に打ち勝ちすぎる懸念もある。
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クワガタの頭胸部。
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蝉成虫。
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テナガコガネ。なんだか惹かれる甲虫の一種。

 

さ、10月のギャラリー、12月の展示、常設展示の追納に気持ちを切り替えて精進していこう。