iPhone16に買い換え

iPhone13から買い替えた。iPhone13は4年前に年末の半額セールで9万円弱だったものが4万5千円ほどで買えたものだった。

 

月日が経ち、物価も上がったとは言えiPhone16は13万円弱もした。年末の何がしかのセールを逃したということもある。

 

良いところ

新旧機種間のデータ移動の容易さに驚いた。写真や電話帳ばかりでなく、MobileSuicaやPayPayなどのアプリ、運動記録系のアプリ記録も自動でポップアップする指示に従って操作するだけで20分足らずで受け継がれた。

 

写真にクリーンアップという消しゴム機能があり、景色の中から消したい人を消したりできる機能がある。陶芸作品を撮ることが多いので、そこに写った異物を消せるのは便利だ。

 

不満なところ

電源ケーブルが両端子Cタイプのものが入っているだけでCタイプ端子口のコンセントプラグが付属していない。

 

それにしてもサイズが大きくなったこともあり、しかも表面の金属がとても滑りやすくてケースなしだと滑って落としそうになる。

 

イヤフォンも付属していない。

 

保護フィルムも滑りにくいグリップの効くケースも必需品と言えやしないか。

 

充電ケーブルプラグといい、ケースや保護フィルムといい、安全に快適に使い続ける上で必須のものを付属させないってどうなのかと思う。ケースは嗜好性がわかれるからという言い訳もあるのだろうが、だったらケースなしでは使用が不安になるような製品素材はどうなのかと思う。

 

それらが瑣末に感じられるほどいろんな使い勝手が良くなっていることを期待したい。

陶蟲夏草鉢「ヤマトカブトムシ蛹」 X なめこ

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なかなかワクワクするものができた。なめこがとてもバランス良い大きさに育ったので吊るしてみた。
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ゆらゆらと揺れて良い感じ。とても満足のいく出来だ。

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こんな大ぶりな鉢がいくつも吊るされている空間というのも幻想的ではないか。
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なめこの裏のひだは空気を吐き出す装置のようで推進力がありそうに思えてくる。
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正直言って焼き上がった時に微妙だと感じた。角や脚を細く長くデフォルメしすぎたように思えてきた。
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今はこれで良かったと思っている。学術的正確さを造形に求めてはいないし、私の嗜好と感性と手癖が反映されて欲しかった。そして私の作品は植物と一体化した姿が完成形なのだから。
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よし、もう一つ来冬に向けて作ろう。

 

ケの日の料理スキルを上げる

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黒豆を煮た。

重曹を使わず、豆を柔らかくしない。

砂糖もてんさい糖をレシピよりもかなり少な目に入れた。

 

豆らしさを感じられる黒豆。その方が美味しいと息子は言う。しめしめ、親が望む味覚に育ってくれている様子。
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今年は子供達が自分の好きな料理を自分で作れるように教えていきたい。

 

土鍋御飯、鶏肉のレモングラス焼き、アボカドチーズリゾット、ほうれん草の白胡麻合えなどは作れるようになってもらおう。

 

その一方で私も日常使いの時短レシピをもっと増やしたい。美味しくて量的満足感の高い、野菜主体のレシピ。

 

美味しいグヤーシュ、ムサカ、チョルバを作れるようになりたい。

 

美味しい洋梨とブルーチーズのケーキを作れるようになりたい。

 

酒の肴をもっと作れるようになりたい。

壁掛けの作陶

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カマキリの壁掛けを作る。顔も適度にシャープに捕食者のそれにできた。
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二段構造で間に試験管ガラスを差し込めるようにしているが、ドライフラワーを挿すだけでも良いかもしれない。
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触角はもっと長いのだが、陶器で作るとなるとこの長さが限度。
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スズメバチも一気呵成に作った。
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体を折り畳んで体のあちこちから菌糸実体が生えている。
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蝉の幼虫も2匹。
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さらにヤマトカブトムシの蛹。
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横から眺めるタイプにしてみたがどうだろうか。

アパルトマン301

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新宿三丁目の飲食店街の雑居ビル3階にあるカフェ「アパルトマン301」。時折、この界隈で待ち合わせて夕食を食べることがあるのだが早く着きすぎた際に時間潰しに良いかもしれない。
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京都の「パンとサーカス」という店をなんとなく思い出した。
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欧州の老舗のカフェといった風情の内装。
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特筆すべきは喫煙可能な店であること。昨今は喫煙可能なカフェは珍しいので、この店に来る人の喫煙率は高い。喫煙可能な店はとりわけ煙くなりがちな昨今。私自身はタバコは好きではないので1人で再訪することはないが、喫煙者の誰かと時間潰しや2次会に覚えておいても良いかもしれない。
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注文は手元のQRでする形式。ケーキなどの甘味は美味しそうだった。
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雰囲気は良いのだよね。換気もしっかりはしているが隣の人がタバコを吸うとやはり煙は来る。
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ミラノのレストラン「LIVERTY」

スマホから写真を削除する前に供養。

 

ホテルのすぐ裏にミシュラン星付きのリストランテがあると知った。ホテルのレセプションで予約をしてもらい、客が混まない早い時間帯に行くことにした。リネンの襟付きのシャツにスラックスでそれなりに小綺麗な格好で向かう。

窓際の気持ちの良い席に通してくれた。

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2011年の寝かされた北イタリアのどこかの赤。750mlではなくとても大きなボトルのワインだった。最初は少し尖った感じがあったが時間が経つにつれまろやかに。

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カルパッチョ的な前菜。少し塩気が強い。

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ミラノ風カツレツは肉が柔らかく美味しかった。なるほど、このような料理を持ってしてミシュラン獲得なのだろうな。しかし33€と考えると、日本の美味しいトンカツ屋の極上ヒレカツを3回食べられると思うと1回で十分に思う。

付け合わせがミニトマトとオリーブオイルに少しあれこれ混ざったようなもので、給仕さんがシェイカーのようなもので振ってくれる。このトマトが旨味が凝縮されて日本ではなかなか食べることのない鮮烈な味だった。1番記憶に残ったのはこのミニトマトかもしれない。

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お店の名前を冠したLIVERTYAMISU。何層にもレイヤーになっているのでスプーンで底まで一気に掬って食べてほしいという。なるほど。美味しい。美味しいが日本のティラミスもレベルが高いなと思いながら食べた。

 

トリノのホテルの近くにあるGoogle評価の高いレストラン。予算は20〜30€と手頃。パスタの質にこだわりがある店だそうだ。

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最初、口に入れた時は塩気が足らない印象。少し自分で塩をかける。パスタは太くもちもちとしていて、ちょっと個性的すぎるかと思ったが噛んでいるうちに旨味が口の中に広がっていく。穀物的な味というか。このパスタが日本で買えるならば買いたい。バジルが美味しい。バジルが違うように思う。

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碁盤斬り

草彅剛、良い役者になったなと思った。アイドルとしての彼には興味はなかったけど、こういう映画に出てくれるのはありがたい。碁盤斬りは藤沢周平あたりの時代小説が原本かと思いきや古典落語が元なのだそうだ。

 

斎藤工演じる柴田兵庫は視点の違う異なる一欠片の正義を代弁しているようで、実際は芯までクズだった。

 

碁盤のように真っ直ぐに生きることを是として融通の効かなかった侍が清すぎる水に魚はすまないことを学び譲歩を受け入れていくような人情物語。

 

厳格で高尚な侍かと思いきや、汚名に耐えきれず切腹しようとしたり、怒りで我を忘れたりと未熟で人間臭く描かれるのも好感が持てる。

 

誇りやらのために意地を張って清貧を良しとしているようだが挙句に自分の娘自身が女郎屋に身売りするのを止められない惨めさには嫌悪感を覚える。誇り高いのは結構だが、家族を守れてこそ言うべきこと。

 

自己陶酔的な清廉潔白には虫唾が走る。清濁合わせ飲んだ上で清を是とするのが好みかな。