外国人をもてなすのにやはり好適宿
珍しい神社の宿坊
晩御飯が見え麗しく美味
神職でもある宿の主人と朝の参拝に参加して神道の話を聞き、榊の奉納の作法を学び御札、色紙を頂くことができる
3〜4種類の3頁にわたる特別直筆絵入り御朱印
部屋が御簾がかけられていて雰囲気がある
お風呂が温泉のような風情

御岳山の山楽荘に前回泊まりに来たのはもう7,8年前になるだろうか。前職の私のチーム同僚でみんなで合宿をしに来た。玉堂の間という河合玉堂画聖の絵がたくさん飾られた紫色の壁の素敵な部屋に泊まったと記憶している。

神職が飼っているという山羊。友人に勢い良く頭突きしてきた暴れん坊。




宿泊することなく昼食とお風呂を頂くこともできるそうだ。

今回の部屋は8畳の間に小上がりのある広々とした部屋。

庭の緑が眺められるのも清々しい。

お茶請けは雷鳥の里のようなクッキー菓子だった。久しぶりにティーバッグでもなく急須でお茶を飲む。

御簾が掛けられているのか大変に雅で好みだ。神社の宿坊であることを思い出させてくれる。

夕食は18時からの一斉スタートなのだが前回よりもさらに豪華さが増しているように思う。しかも米以外はほぼ山の上で採れたものによるご馳走だという。刺身蒟蒻、蕗の佃煮、栗御飯、天麩羅などなど



鬼灯の中には調味して煮込まれたミニトマト。

鍋は猪肉だった。南瓜やキノコが入ったほうとう鍋のようなもの

竹皮に包まれて柔らかく蒸された虹鱒も頭から食べられて美味だった。

天麩羅の一皿には薄切りの柿の天麩羅があり、初めて食べる味だった


長崎平和記念公園の平和の像でも有名な彫刻家北村西望がよく訪れた宿でもあるそうで100歳、102歳に寄宿時の揮毫が掛けられている。その当時はケーブルカーなどなく歩いて山頂まで登ったというのだから恐れ入る。

この晩は紅葉祭りだかでライトアップされていた。遠くに東京の夜景が広がる。

朝食もこれまた豪華。とはいえ菜食なので量ほどに重くない。宿を出てハイキングするのにも支障がなかった。



こちらは達筆な武蔵御嶽神社の御朱印。ルーマニア人の友人も御朱印帳を購入して集め出したのが嬉しい。

神職でもあるご主人が直筆してくださる宿坊神の家の特別御朱印は愛のあるメッセージ付き。ほかに地蔵菩薩など何パターンか有り。