2012-01-01から1年間の記事一覧

2012年を振り返って

「公私」のうち、「私」で2012年にしたかったことがどれだけできたかを総括。全体としては70点か。自分自身には進歩がなかったが、息子を授かり、料理をするようになったのでおおむね良しとする。しかし体力は落ちる一方で体重は落ちず、語学は向上せず。 家…

大正金時

大正金時は赤い隠元豆だということを知らなかった。昭和初期に北海道の大正村で主に生産されて有名になった所謂産地ブランド豆であるらしい。 隠元豆は黄檗の萬福寺の隠元和尚が明から渡日する際に中国からもたらしたということは知っていたが、関西では藤豆…

丹波黒豆

折角なので出来合いのものではなくて豆から正月用の黒豆と大正金時を作ることにした。市販の品は糖の味しかしないほど極めて甘いものばかりなので、丹波黒豆を食料品店で買い求め、これを砂糖少なめで豆の味を感じられるように作ろうかと思う。 黒豆の含意は…

手仕事

どうにも、自分の手で何かを作りたい衝動が強い。 子供が生まれて以来、時折料理を作るようになった。派手で華やかな料理よりも有名な料理教室に通うよりも家で総菜や日常食を作ってみるほうに興味がある。これが思いのほか、楽しい。暇な時間がたくさんあっ…

蜆御飯と蜆汁

滋賀食の手始めとして蜆御飯を作ることにした。しじみは蜆。はまぐりは蛤。あさりは浅蜊。これら二枚貝はなぜかどれも虫編で字面が美味しそうではない。 琵琶湖の南、瀬田では古くから瀬田蜆が獲れたそうで、蜆御飯が名物になっている。一時は獲れなくなった…

平穏

連日、夫婦で息子を外に連れ出して遊ばせ、皆で買い物をし、オムツを変え、離乳食を食べさせ、遊び相手をし、息子を脇のベビーチェアに座らせて夫婦で鍋を突つく。 健康に生まれ、今のところ医者にかかることもなく、外に出かければ道行く御老人方に可愛がっ…

大山椒魚

息子を連れて再び京都水族館へ。それにしても京都水族館は趣味が渋い。 入ってすぐの立派な巨大水槽に賀茂川で捕獲された大山椒魚が保護、展示されている。なんでも70年代に食用に中国大山椒魚が持ち込まれ、何らかの理由で賀茂川に放たれたものが野生化して…

滋賀食

雨。一泊していった東京からの友人を見送り、息子と嫁と醍醐図書館に行って「つくってみよう滋賀の味」という本を借りた。郷土食というのはだいぶ薄れた世の中だが、折角だから年末年始休みに滋賀の郷土料理でも作ってみようかと思う。京料理と聞くと億劫に…

ギャルリ BANYA

前川秀樹氏が木彫を置かれた淡路洲本のギャラリー。舟越桂氏の作風に通ずるアンニュイな表情と重ね塗りした塗料が剥げた寂れのある作品。好み。

次は伊勢湾の地魚を

北に京丹後の日本海、南西に淡路の瀬戸内海の次には南東に三重の伊勢湾を攻めようかと思う。観光して、温泉入って美味い地場の魚を買って家で調理する。 鈴鹿市漁協直売所「魚魚鈴(ととりん)」 住所:三重県鈴鹿市白子1丁目6277-3(白子漁港内) TEL/FAX TE…

御食国から

行きたかったが閉まっていた寿司屋にも卸していると書いていたので洲本の公設市場の魚屋に足を運んだ。近くにイオンモールがあるからか、公設市場の中はえらい寂れようで何も知らなければ「売れ残りを売っているのではないか」「信用できるのか」と思ってし…

淡路洲本温泉 島花 犬と幼児と温泉と

5棟のホテルを擁する巨大ホテルコンプレックス。その一棟である島花からはグラスボートで対岸のホテル群にいつでも渡ることができる。遊具施設や宴会場なんかに頼らない遊び心のあるリゾートらしい宿泊施設が日本にも増えたものだ。 廊下の端々には洗練され…

温泉に浸かりながら フェイスブックやらツイッターやら

水平線を眺めながら海しか見えない湯船に浸かる。 フェイスブックやツイッターにはさぞ自分の生活が充実しているかを誇示するかのような情報を載せるのが一般的な傾向だというのが定説のようになっている。美味しい食事を食べた時、少し贅沢をした時、何か嬉…

24日

クリスマスの日はそんな乱痴気騒ぎやら散財やらせずに家族と心静かに過ごしなさいとローマ法王が苦言を呈していた。 キリスト教徒ではないけれども、よっぽどローマ法王の意に従った過ごし方をしているのはむしろ自分のような異教徒なわけだな。息子と犬と嫁…

下剋上

息子が掴まり立ちをするようになり、ところかまわず登れるところは登る。握力と腕力が10kgの体を支えられるほど強くなってきた様子。 その勢いでマンゴーの耳やら首根っこやらを掴んで力任せに引っ張るものだからマンゴーもかなわん。グルルルルとうなり声を…

馬野郎

京都に一軒だけの馬肉専門店、その名も馬野郎。 通常は冷凍と解凍を2回繰り返すところを冷凍した馬肉を解凍せずに輸送し提供してくれる。 こんなにも馬肉は美味かったのか。 馬の各部位の窪みにそれぞれの部位の肉が置かれて出され、これを全て刺身で頂く。…

標本

軟骨や骨格が染め分けられて自然造形がなんとも素晴らしい。でもこんなんを家に買って並べた日には。。。 昔の映画や小説に出てくる狂った芸術家や科学者の書斎には剥製やら標本やらが飾られていたものだが、手元に置いて愛でたい気持ち、わからんでもない。…

日展

友人に招待券をもらい、息子を乳母車に載せて日展を京都市美術館に観に行く。 素人が勝手なことを言わせてもらうが、ちっとも面白くなかった。なんだか過去に見たような作品ばかり。 おきまりなのがアロワナを岩絵具で描いた作品。なんだか、画家が家で巨大…

民主党惨敗の功績

民主党の歴史的な大敗によって、民主党への政権交代以前の自民党の問題点までもが肯定されてしまう恐れはないのだろうか。そうならば民主党の歴史上果たした役割というのは最悪だ。できもしない奇麗事を並べた挙句、それへの失望への反動で自民党の正すべき…

グヤーシュ&小龍包パーティー

スロバキア人の友人がついに帰国することになり、我が家で送別会を開く。ただ、飲み会をするだけではつまらないので料理の上手な友人の助けを得て、小龍包、海老餃子、北京ダックもどきを皆で作ることに。スロバキア人はグヤーシュスープを作ってくれるとい…

京都でエビス

スロバキア人の友人がついに帰国するというので、同僚との忘年会に誘い込み、木屋町の鴨料理屋に食べに行った。 鴨のモツ煮込みに鴨のローストに鴨のカツレツ。そして鴨のグリルに柚子胡椒の合うこと。鴨しゃぶしゃぶ鍋は鴨の出汁がトンコツかと思うぐらい溶…

購買層

数割の人間が大半の市場規模を担っている。 それら購買力のある層はネットを活用し、店頭でも時間をかけて目新しい発見を求めるような購買行動をとる。 それら購買層は購買額に占める嗜好品の割合が高い。 それら客層を取り込んで高付加価値製品を売り込み高…

乳歯

下顎から前歯が二本、にょっきりと生えてきた。いままでのように噛まれると相当痛い。笑うと、なんだか間抜けで愛嬌がある。

お座り

息子は7カ月になって自らおすわりをするようになった。足を腹の下に入れ、少し後ずさるように腰を落として座る。体が柔らかいからこそできる座り方だな。

悪の生きざま

マンゴーにやっつけられたウルトラ戦士達。マンゴーは息子を正義の味方から護ってあげているつもりだろうか。しかし息子もかなり逞しくなったものでウルトラ戦士達の頭を齧ったり、床に叩きつけたりして遊んでいる。悪よのう。 正義の味方の特徴 1 自分自身…

居候

陶芸工房にて、家主の犬の横を間借りする。もうこの季節、土間は刺すように冷たくなるものだから。 小さい頃からできるだけ外に連れ出してたくさんの人や犬に会わせてきたのが功を奏したのか。はたまたマンゴーの気立ての良さ故か。 息子もたくさん連れ出し…

COEDO

小江戸川越の地麦酒「COEDO」。薩摩芋「紅赤」を加えて風味を豊かにしているアルコール度数7%の濃厚麦酒。 前から飲みたいと思っていたのだが、寺町の酒屋で売っているのをたまたま見掛けて衝動買いしてしまった。ベルギーで飲むような度数の高い好みの麦酒…

指導者

誰が次の日本の指導者たり得るかを同僚と話していたのだが、誰がなっても同じという諦観も聞く。そこから、隣国の話になった。 シンガポールの発展の秘訣はアジアの中心にある地の利、タックスヘイブン化による外国企業の呼び込み、独裁政権による一極支配で…

選挙

選挙があるわけだが、誰に投票したら良いのかわからない。 息子を徴兵されて戦地に送り込むなど嫌だし、軍隊を持つと安易な武力解決という手段が増えるだけだと思う。 原発は反対だが、電力料金値上げを飲めと言われても困る。韓国の五倍も高い値段で液化天…

赤と青

海月も海老も。 民主党と共和党。 女と男。 攻撃色と平常色と。 ぐりとぐら。 赤鬼と青鬼。 カスタネットも赤と青の対。 赤と青って対立色なのか。特に意味はないけれども。