2024-07-01から1ヶ月間の記事一覧
記念に保存。ミラノの植物と陶蟲一輪挿し。
2回食べに行ったトリノのパスタ屋。2回目には覚えていてくれておかえりと挨拶してくれた。 1回目に食べたバジルの効いたパスタ。太く穀物感があって美味だった。ソースや具ではなくパスタ麺そのものから溢れる味が美味しいと感じたのはここのパスタが初めて…
ミラノでは200€以上するホテルに泊まっていたが、私費での延泊は50€の住宅街にある手頃なホテルに変更。観光地でもない住宅街にも関わらず目の前の建物の壮麗なことよ。 なんとも風格のある薬局。裏で錬金術でも研究してそうな雰囲気。(偏見)[uploading:A8…
トリノ王宮の近くのギャラリーの窓際に観光客向けの量産土産ではなく作家ものの陶器作品を置いている店があった。中に入ろうと思ったが鍵がかかっている。 御用の方は鳴らしてくださいとあるので勇気を出してドアベルを鳴らしてみる。 女性が案内をしてくれ…
陶器でまた鹿頭骨をつくりたい。 こちらは本物の若鹿のもの。まだ分岐せず一本だけの鬼角と呼ばれる角。 作りたいものがたくさんあるのだが、作らないといけないものが控えている不自由。
鈴木さんというinstagramで知り合った蟲好きの方のゾウムシ標本を購入した。1000円。安すぎる。展足もとても丁寧だし。青や浅葱色のホウセキゾウムシはよく見かけるし私も別に持っているけれどもこの種は少し珍しい。 立方アクリルケースに入っていて作陶時…
息子が是非欲しいと言ったのがこのメザシのデザートスプーン。子供の小さな手にとてもフィットするそうで、錫でできているので体温でカチコチのアイスも溶けやすいはず。 カメムシタケ。なんと小さい標本よ。ほとんどの人は目もくれないのかもしれないが私に…
九段下にある日本科学技術館で催される博物ふぇすてぃばる。物販だけでなく学問からエンタメという自然植物にまつわる知識を伝える工夫をするのが特徴。 出展者はいろんなジャンルに特化していてその専門分野を語り尽くせるような人たち。 冬虫夏草の標本発…
トリノ王宮の武器武具を馬に騎乗した甲冑騎士とともに展示している広間があるのだが目を見張る素晴らしさだった。 羽飾りも風に揺れ保存状態が良い。 甲冑、剣が装飾品のように幾何学的に陳列されている。 この眼に生気を宿した馬の剥製の存在感よ。 この手…
消化できないたくさんの情報刺激があった。そのうち、私の作陶に無意識に影響が出てくる気がする。 破損しやすい細かい部分を陶器で作ることに罪悪感を感じることもあったがミラノで突き抜けた精巧さの素晴らしい作品をたくさん見て思う存分、実用性など無視…
7時半にホテルを出た。 平和門 Arco de la pace ⭐︎⭐︎ スフォルツェスコ城 Castello Sforzesco ⭐︎⭐︎⭐︎ レオナルド・ダ・ヴィンチ記念国立科学技術博物館 Museo Nazionale Scienza e Tecnologia Leonardo da Vinci ⭐︎ ドゥオーモ ⭐︎⭐︎ ヴィットーリオ・エマヌ…
こんなに見応えのある城は初めてかもしれない。大きな堀と分厚い城壁で囲まれながらも戦場の城ではなく中は宮殿のよう。そして収蔵している文化財が多岐に渡るうえに国立博物館級に水準が高く見応えがあった。 宗教画、肖像画 巨大なタペストリーの数々 大理…
スフォルツェスコ城の中で出会ったオートマータ。日本語で言うなら「からくり人形」だが「オートマータ」にはまた異なる風情、雰囲気を感じる。 悪魔のトルソーを用いたオートマータがなぜ作られたのか。 眼球が動き、口が開いて舌が飛び出すのだそうだ。善…
有翼羊のレリーフを作りたい。有翼鹿はなぜか見かけない。作ってみたい。 王家の紋章のような陶蟲夏草紋章を使ってみようか。セミタケ、ダンゴムシ。古いローマ字でTO CHU KA SOU。周囲には多肉植物やサボテン、キノコ。正方形タイルにして石膏型取りして複…
一つ一つのカテゴリーの収蔵品数は多くはないが素晴らしい最高峰のものを選りすぐった印象が強い。私のように浅く薄く鑑賞したい人には飽きることなく良いものばかりが見られてとても満足度が高い。 オウム貝に描かれた線の超絶微細な蟲の数々。 当主のお気…
ポルディ・ペッツォーリというミラノの貴族がオーストリア支配時に対抗して国外を転々としながら各地の美術に触れ、その後50年掛けて美術品を収集しミラノ万博に合わせてペッツォーリ家の私設美術館として開館した美術館。 そのペッツォーリ当主のこだわりを…
まだ美術館も開かない時間なのでスフォルツェスコ城 Castello Sforzescoの正面にあるArco della Paceへ。 入場料が不要で街中で見られる彫刻の水準の高さとしてかなりのものではないだろうか。 石膏剥製のファサードの像などではなく大理石などの硬質の石像…
羽田空港からロンドンはヒースロー空港で乗り換えてさらにミラノへ。 空港はミラノ郊外にあって成田エクスプレスのような列車に乗って市内に行くのだがストライキ運行停止情報が来ていたので仕方なくタクシーを拾う。 気の良さそうなおじさんだったので安心…
インスタで何人もの人が話題の人気カフェとして上げており、良さそうなので訪れてみた。植物温室を眺めながら食事できるカフェが併設されているのがウリらしい。 一言で言うと写真映えする。実物よりも写真で見る方が良い。本当にこじんまりとした温室で植物…
もう少し、豪華絢爛さが加わったものがあっても良いのではないかと思い試作。 生物の有機的グロテスクに煌びやかな要素を注入するという一見すると相反する要素の不協和音に聞こえるが、ルリホコリのように菌がメタリックにときに宝石のように輝く世界がある…
深く心に刺さるような作品はなかった。娯楽小説ばかり選んでいるからだろう。 青い壺 ☆☆ 無名の陶芸家が檜の廃材を譲り受け、父から受け継いだ産地の知らない土を用いて焼いた偶然にできた奇跡の青磁の壺。それが日本やスペインの人々の手を渡っていく。青い…
本業ではらわたが煮えくりかえる案件があり、鎮めるために早朝から近所をひたすら歩いている。怒れる徘徊者なんて物騒かもしれないけれども。 とある人が保身から他を貶めようとする姑息さみたいなものに、肉を切らして骨を断ちにいこうかと思ってしまう。 …
植えているサボテンの品種名を忘れがちなのでしっかり記録に残しておこう。植えたのはテフロカクタス「アルチクラタス」。 根元が細いのと歪ながらも球状に積み重なっていく様が粘菌や冬虫夏草の子実体を想起させて合うように思えた。 もう一段階、銀粉と漆…
陶芸は今年5つもの陶芸のグループ展や販売招待が決まったり他ジャンル作家さんとのSNS上の交流が増えたりと好調。在廊接客もしてみた。海外出張にかこつけた旅行もマドリッド、シアトル、パリと充実している。 健康を取り戻す点に関しては黄信号というより…
手元に置いていた鉢をルーマニア人の友人に贈る。いくつかの写真を見せたところ、これが良いと指名してくれた鉢だ。 なかなか冬虫夏草感が出ていて気に入っていた。恩義のある友人に請われてルーマニアに渡るのは嬉しいことだ。 もう一つ。一輪挿しを贈る。…