像
ここにも大楠の御神木。 西国三十三カ寺三番札所 粉河寺の本堂は三十三寺で最大の威容。 東西南北4km四方、七堂伽藍、五百五十ヶ坊寺領4万石を誇った武装勢力は豊臣秀吉の紀州攻めで寺宝と共に焼失。 粉河寺は大門、中門の仁王像が美仏揃い。 蓮華座と光背を…
月曜日の午前から加太の海の見える屋上露天風呂は極楽。 淡嶋神社は必見の2万体以上の人形供養の神社。 黒江の漆器産業は面影だけでほぼ滅んでいる。 在和歌山の標本制作会社を知る。https://amphillc.com/ 西国三十三カ寺の紀三井寺に参拝。痛恨の御朱印帳…
フェリーは欠航しているので友ヶ島には行けなかったが、代わりに温泉に入って美味しい魚介御膳を食べて。想定外の事態を楽しむ能力には長けていると思っている。全く調べていなかったがこんな立派で特異な神社にも出会えた。 全国から2万体以上の人形が供養…
早速、家に帰って組み立ててみた。はい。角を不注意で折りましたとも。こんなもの、気にしてられない。陶器用接着剤でくっつけるだけのことだ。青い針金で上半身と下半身を縫い合わせて吊るす。文字にすると少し猟奇的な響きだ。後脚の腿の土割れが気に入っ…
夕方、30分だけ暇を見つけて工房に立ち寄って窯詰めした。注文依頼品の窯詰め。いよいよだ。奥に注文品を2点。右手に柱サボテン用の兄弟鉢、手前に山羊鉢、ゴブレット、そしてもう一つの注文品の角部分だけを入れることができた。小窯は重ねられないのであま…
腰の輪郭を修正し、指を少し細めて作業終了。これ以上、触ると壊れ始める気がする。表面をツルツルにならしたい誘惑に駆られるが、あえて土っぽさを残すために跡が残った荒れたままにする。でも差し伸べた手の先が寂しいのだよね。なので犬を作ってみた。な…
乾くと細工ができなくなってしまうのが怖くて普段は平日に作陶はしないのだが、1時間だけ暇を見つけて工房へ。足先を作った。親指を上げて表情を出してみる。右手は無しでミロのビーナスのように欠損した状態でも良いかと思ったが、考えを改めて前方に差し出…
午前中に子供達を妙法寺の千日紅祭に連れて行き、出店の栗おこわ、焼きそば、フランクフルト、ポテトフライなんかを買って帰って昼食。少し出遅れて午後から陶芸工房へ。写真を撮り忘れたが鍬形虫の標本台をタタラで作った。その後、轆轤をするには時間が少…
子供にせがまれてネット予約して訪れた国立科学博物館だったけれども、私としても地球館の常設展示に大いに収穫があって楽しめた。 衝撃を受けてしまった。偶蹄類の耳はこんなに頭の後ろにあったとは。あるいは角が私の想像以上に額の前の方にあったというこ…
息子にせがまれて重い腰を上げて映画「鬼滅の刃」を観に行った。公開から随分と経った朝8時からの回にも関わらず6割以上も客が入っていたのは驚きだ。 興行収入が日本映画で最高記録を塗り替え、2度、3度と観る人が多いという話は聞いていた。幼稚園に子供を…
「啓定」と漢字で書く、カイディーン廟はフエ市街から10kmほど。ベトナム阮王朝の十二代帝が建てた廟だという。度々洪水に襲われる平地を避け、山を背にし川を前にした風水の点で最適な西の地に造られた。 その当時、インドシナはフランスの支配下であり、フ…
東急ハンズで小学生1年生から参加できる3Dプリンターで作るミニ四駆体験教室に参加してみた。3時間で4500円、参加費は安くはないが、1回の参加者は3名までなので店側も儲けは出ないだろう。一人でも好きな子供を増やすための啓蒙活動か。 事前にパーツデータ…
テラコッタに水彩絵具で彩色したかのような風合いと簡素なままで作り込んでいないが完璧とも思える造形に足が止まった。 胸像の大きさといい、部屋の中で引力を持つ大きさと、支配的になりすぎない柔らかい色彩。こんな空気感の日本女性の胸像を作れるように…
この形を轆轤で挽きたい。 やはり多肉植物には原始的で力強い縄文式土器は似合うと思うのだよな。 耳はこうなっているのか。三角状になっていて素焼きで紐を通して吊り下げても壊れないように強度が出ている。 この卵型も多肉植物を合わせてみたい造形。 シ…
巨大なナーガ像やリンガなど石像が林立するギメ東洋美術館。そういえばインドシナはフランス領だったと思い出させる展示の数々。 アンコールトムを彷彿とさせる巨大な顔。 その裏は鉄柱で支えられていてハリボテ状態。石造りの塔の表面を覆うように彫り込ま…
ポンピドゥーセンターが全くの肩透かしで消化不良の気分だったのでギメ東洋美術館をハシゴした。実業家でもあり東洋美術収集家エミール・ギメのコレクションを母体にルーブル美術館の東洋美術部門が統合された国立東洋美術館。実態はルーブル美術館の東洋美…
毎年恒例のフランス出張。フランスと言えば私のなかでは敬愛する変態サブカル愛好者に溢れた国なのだが、観光大国のフランスにいざ行っても表面に幾層も覆うキラキラとした観光資源に触れられるだけで、私の趣味関心に突き刺さるものが何処にあるのか未だに…
陶芸始め。先生が今年の干支の盃を持ってきてくださっていた。 写真ではわからないが、この盃はとても薄く均一な厚みで作られており、基礎的な技術力の差を嫌という程、思い知らせてくれる。陶器は厚ぼったくて重いから繊細で薄く硬い磁器が良い、なんていう…
型取りする原型は豆鹿の頭蓋骨の写し。形状がそんなに高度で芸術的な仕上がりかと言われると照れるが、全く同じ寸法で複数作れるのが今回は価値があるのだと思う。うまく作れれば150回以上は使えるらしい。 1.底と縦に粘土で壁を作る。粘土は道具土や再生土…
莫干山路50号で度肝を抜かれたのがこちら。主役級の存在感があるのに勿体ないことに人通りの少ない路地裏にあった。 巨大な広く浅く張った根の塊。本来は幹が伸びていたであろう中心部には龍が彫られている。なんとスケールの大きな中華の大陸的作品か。 根…
久しぶりに訪れた東高円寺駅前の古美術商カフェバー「ブルーキャスケット」。店名の意味は青い棺。 名物というか看板は、青い棺に入った妖しく美しい球体関節人形。清水真里さんという、その筋では有名な作家さんによるものだそうで熱烈なファンも多いという…
もう一つ作った焼締の鹿鉢。こちらは臥せている。尻に大きな穴が開いていて、そこにはセダム属の「カメレオン」を植えた。季節や水加減で葉色が変わることから名付けられたらしい。 四尾の鹿っということになるのか。もう少し穴を尻方向に広げても良かったか…
この1年間で作れた陶器鉢は少ないけれど、この鹿が一番満足度は高い。このぐらいの出来栄えのものを安定的に作れるようになりたい。なれるはず。 「銀月」を背中に植え込んでみた。下葉が落ちて茎が見えるようになると、蓮座の形も見えるようになると思うが…
オルセーは駅舎に留めるには美麗過ぎたのだろう。 かつてここに鐵道路線が引き込まれていたとは想像し難い。 オルセー美術館内にはカフェやレストランがあって席からは巨大な時計越しに外を見ることができる。ちょうど泊まっているモンマルトルのサクレクー…
私が作陶に使っている同じ素材で、物理的には似たようなものが作れるはずなのだよな。 大理石をコツコツと削り出した像ではない。こねて、つけて、削って作ったテラコッタだ。 焼締の塑像の可能性は膨大に広がっているはずなのだけれども、全く技能がないの…
強烈な刺すような視線。この絵に憑いていると聞いても驚かない。観られるための絵というより、絵の側が人々を見据えている。 ゴッホの近くにはゴーギャン。サマーセット・モームの「月と6ペンス」の世界観の記憶が蘇る。楽園の牧歌的な絵もどれも、情熱的で…
白 瑠璃 緑青 泥朱
昔、ブルーノ・タウトという有名なドイツの建築家がいた。彼は桂離宮の侘び寂びの抑制された美に「ここに繰りひろげられている美は理解を絶する美、 即ち偉大な芸術のもつ美である、 すぐれた芸術作品に接するとき、 涙はおのずから眼に溢れる。」と最大限の…
次回の為に覚えておこう、とその時点では思い立ったものの覚え出せないことが増えてきた。 備忘録をつけておこう。 雑感 意識上で認識し判断するコンマ数秒ほど前に脳は物理的に反応し結論を既に下している。 基礎代謝が一層、落ちて来た。筋力増強と摂取カ…
子供を親に預かってもらい夫婦水入らずで年末の昼餐を、かねてから行ってみたかった北浦和の「二木屋」でいただく。せっかくなので子連れではいけない店へ行きたかった。 自由民主党の初代厚生大臣だった小林英三氏の邸宅を改装したレストラン。小林家は毛利…