リュトンを造ろう

東京国立博物館の東洋館で私好みの逸品を見つけた。 サボテンや多肉植物を植えたくなる造形。

美仏に心が洗われる

仏頂尊勝陀羅尼を三面三目八臂で表した仏母の美仏。指先の艶かしさ、滑らかさ。尊顔の柔和さ。 目、瞼の輪郭は私では決して想像として湧いてこない形状。日本人ではなく大陸の血筋の顔ならではだろうか。北京の工房で17-18世紀に造られたものだそうで皇帝に…

すべての理不尽を供養したい羊菩薩鉢

5月下旬 造形4時間 こうしてる日々もウクライナでは一般市民が殺されているわけで、それが当たり前の日常になってしまった。 私はルーマニアに住んだことがあり隣国ウクライナでウクライナ人に一宿一飯の恩を受けたこともあるから親近感から心を痛めている。…

谷中で個展のお誘い

谷中を散歩して、こじんまりとしたギャラリーに立ち寄った。 そこの女性オーナーと展示作品の話で盛り上がった後に、私も趣味で陶芸作品を作るのですよ、とさらに話が盛り上がった。 「あなたの作品、面白いわよ。私は普段はこんな勧誘の仕方はしないのだけ…

朝倉彫塑館

日暮里にお出かけ。令和4年にもなってこの昭和感たるや。 日本を代表する彫刻家朝倉文夫のアトリエ兼住居として29年間暮らした場だという。 館内は写真撮影禁止とあったので載せられるものがないが、素晴らしいブロンズ像の数々。 制作を容易にするために天…

作陶 羊頭狗肉

2021年11月 何を意図したのかよくわからないけれども衝動的に作り上げた。なぜ裸。なぜ女性。なぜ羊の頭をしてるのではなく羊の頭を被っているのか。 2022年5月 修正した際に使った土が異なることが判明。初歩的なミス。これを味わいとして正当化してしまう…

牙のある鹿

東京都庁のロビーを偶然通り過ぎたら標本が置かれていた。 可愛らしい小鹿なのに牙が生えているではないか。明治の頃に作られた合成キメラ剥製かと思いきや、実際にも牙が生えた自然種「きょん」。その可愛さにきょんきょんと重ねて読んでしまう。 草食獣と…

世界遺産 奥州平泉の金色堂

世界遺産に登録された奥州平泉、藤原四代の栄華を伝える寺社仏閣。東京から電車で4時間、車でも5時間半かかり周辺に大きな観光地もないのでなかなか周遊プランも立てづらく今まで来る機会に恵まれなかった。 石巻でレンタカーを借りる機会があったので、折角…

和歌山4日目 秀逸ゲストハウスRICO、粉河寺の山門の美仏

ここにも大楠の御神木。 西国三十三カ寺三番札所 粉河寺の本堂は三十三寺で最大の威容。 東西南北4km四方、七堂伽藍、五百五十ヶ坊寺領4万石を誇った武装勢力は豊臣秀吉の紀州攻めで寺宝と共に焼失。 粉河寺は大門、中門の仁王像が美仏揃い。 蓮華座と光背を…

和歌山3日目。加太、黒江、和歌山市街。

月曜日の午前から加太の海の見える屋上露天風呂は極楽。 淡嶋神社は必見の2万体以上の人形供養の神社。 黒江の漆器産業は面影だけでほぼ滅んでいる。 在和歌山の標本制作会社を知る。https://amphillc.com/ 西国三十三カ寺の紀三井寺に参拝。痛恨の御朱印帳…

2万体人形供養の淡嶋神社

フェリーは欠航しているので友ヶ島には行けなかったが、代わりに温泉に入って美味しい魚介御膳を食べて。想定外の事態を楽しむ能力には長けていると思っている。全く調べていなかったがこんな立派で特異な神社にも出会えた。 全国から2万体以上の人形が供養…

山羊上下半身紐吊り鉢

早速、家に帰って組み立ててみた。はい。角を不注意で折りましたとも。こんなもの、気にしてられない。陶器用接着剤でくっつけるだけのことだ。青い針金で上半身と下半身を縫い合わせて吊るす。文字にすると少し猟奇的な響きだ。後脚の腿の土割れが気に入っ…

注文依頼品の窯詰め

夕方、30分だけ暇を見つけて工房に立ち寄って窯詰めした。注文依頼品の窯詰め。いよいよだ。奥に注文品を2点。右手に柱サボテン用の兄弟鉢、手前に山羊鉢、ゴブレット、そしてもう一つの注文品の角部分だけを入れることができた。小窯は重ねられないのであま…

羊頭狗肉像 造形完了。乾燥へ

腰の輪郭を修正し、指を少し細めて作業終了。これ以上、触ると壊れ始める気がする。表面をツルツルにならしたい誘惑に駆られるが、あえて土っぽさを残すために跡が残った荒れたままにする。でも差し伸べた手の先が寂しいのだよね。なので犬を作ってみた。な…

作陶 羊頭狗肉像 手先足先の造形。

乾くと細工ができなくなってしまうのが怖くて普段は平日に作陶はしないのだが、1時間だけ暇を見つけて工房へ。足先を作った。親指を上げて表情を出してみる。右手は無しでミロのビーナスのように欠損した状態でも良いかと思ったが、考えを改めて前方に差し出…

作陶 羊頭狗肉像

午前中に子供達を妙法寺の千日紅祭に連れて行き、出店の栗おこわ、焼きそば、フランクフルト、ポテトフライなんかを買って帰って昼食。少し出遅れて午後から陶芸工房へ。写真を撮り忘れたが鍬形虫の標本台をタタラで作った。その後、轆轤をするには時間が少…

国立科学博物館 鹿の耳の位置の衝撃

子供にせがまれてネット予約して訪れた国立科学博物館だったけれども、私としても地球館の常設展示に大いに収穫があって楽しめた。 衝撃を受けてしまった。偶蹄類の耳はこんなに頭の後ろにあったとは。あるいは角が私の想像以上に額の前の方にあったというこ…

日本映画史上最高興行収入記録を打ち立てた「鬼滅の刃」を原作を知らずに観る

息子にせがまれて重い腰を上げて映画「鬼滅の刃」を観に行った。公開から随分と経った朝8時からの回にも関わらず6割以上も客が入っていたのは驚きだ。 興行収入が日本映画で最高記録を塗り替え、2度、3度と観る人が多いという話は聞いていた。幼稚園に子供を…

モザイク陶器芸術。フランスの傀儡帝の廟「カイディーン帝廟」

「啓定」と漢字で書く、カイディーン廟はフエ市街から10kmほど。ベトナム阮王朝の十二代帝が建てた廟だという。度々洪水に襲われる平地を避け、山を背にし川を前にした風水の点で最適な西の地に造られた。 その当時、インドシナはフランスの支配下であり、フ…

親の血も騒ぐ3D プリンターで作るミニ四駆教室

東急ハンズで小学生1年生から参加できる3Dプリンターで作るミニ四駆体験教室に参加してみた。3時間で4500円、参加費は安くはないが、1回の参加者は3名までなので店側も儲けは出ないだろう。一人でも好きな子供を増やすための啓蒙活動か。 事前にパーツデータ…

セーヴル国立陶器博物館 厳選三作

テラコッタに水彩絵具で彩色したかのような風合いと簡素なままで作り込んでいないが完璧とも思える造形に足が止まった。 胸像の大きさといい、部屋の中で引力を持つ大きさと、支配的になりすぎない柔らかい色彩。こんな空気感の日本女性の胸像を作れるように…

ギメ東洋美術館からの作陶インスピレーション

この形を轆轤で挽きたい。 やはり多肉植物には原始的で力強い縄文式土器は似合うと思うのだよな。 耳はこうなっているのか。三角状になっていて素焼きで紐を通して吊り下げても壊れないように強度が出ている。 この卵型も多肉植物を合わせてみたい造形。 シ…

東洋美術の宝庫、国立ギメ東洋美術館。

巨大なナーガ像やリンガなど石像が林立するギメ東洋美術館。そういえばインドシナはフランス領だったと思い出させる展示の数々。 アンコールトムを彷彿とさせる巨大な顔。 その裏は鉄柱で支えられていてハリボテ状態。石造りの塔の表面を覆うように彫り込ま…

ギメ東洋美術の日本美術あれこれ。鷹が秀逸。

ポンピドゥーセンターが全くの肩透かしで消化不良の気分だったのでギメ東洋美術館をハシゴした。実業家でもあり東洋美術収集家エミール・ギメのコレクションを母体にルーブル美術館の東洋美術部門が統合された国立東洋美術館。実態はルーブル美術館の東洋美…

フランスでしたいことリスト。話題の店、場所、趣味の店など。

毎年恒例のフランス出張。フランスと言えば私のなかでは敬愛する変態サブカル愛好者に溢れた国なのだが、観光大国のフランスにいざ行っても表面に幾層も覆うキラキラとした観光資源に触れられるだけで、私の趣味関心に突き刺さるものが何処にあるのか未だに…

陶芸始め 鹿頭骨三号、狗頭陶仏

陶芸始め。先生が今年の干支の盃を持ってきてくださっていた。 写真ではわからないが、この盃はとても薄く均一な厚みで作られており、基礎的な技術力の差を嫌という程、思い知らせてくれる。陶器は厚ぼったくて重いから繊細で薄く硬い磁器が良い、なんていう…

豆鹿頭蓋骨の石膏型の制作

型取りする原型は豆鹿の頭蓋骨の写し。形状がそんなに高度で芸術的な仕上がりかと言われると照れるが、全く同じ寸法で複数作れるのが今回は価値があるのだと思う。うまく作れれば150回以上は使えるらしい。 1.底と縦に粘土で壁を作る。粘土は道具土や再生土…

上海一目惚れした根と苔の芸術

莫干山路50号で度肝を抜かれたのがこちら。主役級の存在感があるのに勿体ないことに人通りの少ない路地裏にあった。 巨大な広く浅く張った根の塊。本来は幹が伸びていたであろう中心部には龍が彫られている。なんとスケールの大きな中華の大陸的作品か。 根…

清水真里さんの美麗球体関節吸血人形が居並ぶ古物商カフェバー「ブルーキャスケット「青棺)」

久しぶりに訪れた東高円寺駅前の古美術商カフェバー「ブルーキャスケット」。店名の意味は青い棺。 名物というか看板は、青い棺に入った妖しく美しい球体関節人形。清水真里さんという、その筋では有名な作家さんによるものだそうで熱烈なファンも多いという…

焼締臥鹿鉢 X 「カメレオン」

もう一つ作った焼締の鹿鉢。こちらは臥せている。尻に大きな穴が開いていて、そこにはセダム属の「カメレオン」を植えた。季節や水加減で葉色が変わることから名付けられたらしい。 四尾の鹿っということになるのか。もう少し穴を尻方向に広げても良かったか…