2016-09-01から1ヶ月間の記事一覧

高円寺の美苔スポット

珍しいほどに雨続きの9月。ようやくの晴れ間に皆、一息いれた。 そんななかで長雨を誰よりも愉しみ、絶好調だったのがいる。 何苔だろう。杉苔でもないし。タチ苔か。端正な星形に展開する苔で群生はキメが細かくて美しい。 環境としては南側花壇の裏の北側…

家宝の多肉古樹「碧瑠璃蘭鳳玉」

我が家の家宝とも言える碧瑠璃蘭鳳玉。齢は30年、40年を超えるかもしれない。未だかつてこれよりも大きな株を見たことがない。何せもはや玉ではなく柱、碧瑠璃蘭鳳柱。 冬は水を切れば問題なく屋外で耐えられると思ったが、昨冬に少し霜焼けしてしまった。…

高円寺穴場の隠れ家カフェレストラン「こころみ」で特別な書院和室で二人だけの記念日ランチを

・高円寺の隠れ家感満載の穴場 ・1時間千円で二階の和室を貸し切れる ・細工障子や葡萄の蔦が絡む広縁、床の間、茶道具など贅の詰まった室礼内装 ・旬の素材を手間暇かけた美食 ・完全予約制のコースディナーは昼にもお願いできる ・和でも洋でも好みで頼め…

初の多肉植物ビッグバザール

初めて、五反田で年に数回行われるビッグバザールに顔を出した。多肉植物好きなら誰もが耳にしたことがあるだろう「カクタス西」「鶴仙園」などの有名さ園芸店が一堂に帰す多肉植物の祭典。 会場は五反田から徒歩8分ほど離れており、バスが便利だ。TOC、正式…

映画「君の名は。」

アラフォーに差し掛かる友人知人の高い評判を聞いてアニメ映画「君の名は。」を観た。世の中には素晴らしいものがまだまだ沢山あるもんだな。新海誠監督のような存在がいることが有難い。 素晴らしいものを享受する側、消費する側にいて、産み出す側に立て…

小中学生時代 思春期のスクールカースト、他を見下して自らを守る狭量

村田沙耶香著作品を読んで思い出したことをいくつか記しておく。 私は関東だけれども都会ではない、畑もたくさん残る半端な郊外で育った。 オーストラリアで小学校時代の半分を過ごし、6年生でまた元の小学校に戻った。海外に縁のない地元の小学校にコアラと…

村田沙耶香著「しろいろの街の、その骨の体温の」

「コンビニ人間」で芥川賞を受賞した村田沙耶香さんの2014年の小説。いまだに週に3回ほどコンビニに勤務し、勤務した日だけ、夜2時頃に起きて朝6時まで執筆するらしく、朝井リョウや西加奈子ら小説家仲間からの渾名が「クレイジー沙耶香」だとか。 小説家は…

天祖祭

創建1087年の高円寺の神社、天祖神社の秋のお祭り。既に930年近くになる古い神社だ。 大きな神社でも祭りでもないけれど、近所の人達に親しまれているのがわかる。 まだ幼稚園の息子は山車を曳いた。小学校に上がれば子供神輿をかつげるようになる。 現在の…

エケベリア用立方体鉢。

会社は休み。朝から陶芸に行かせてもらった。 9時から17時まで取り組んだのに絶望的に進展がなかった。自分の菊練りの進歩も土殺しの進歩も嘆かわしい。没頭できるのだが打ちのめされることも多い。取り敢えず轆轤で5、6片、水挽きしたあとに、乾かしていた…

秋田県最古の酒蔵 名酒 飛良泉 純米大吟醸

池袋の西武百貨店で売られていた。 この日本酒を知っている。秋田の仁賀保という小さな港町にある酒蔵「飛良泉本舗」の酒だ。仁賀保駅前にはたいそう美味い寿司屋があるのだが、そこで初めて飲んだ。 秋田県産の秋田酒こまち100%使用。日本酒度-1.0、酸度1.6…

リアルと評判だった単なるヒーローアクション戦争映画「フューリー」

自分の虫の居所が悪かったのか。「アカデミー賞最有力候補」だとか、「圧倒的なリアル」と評判だった本作をようやく観る機会に恵まれたのだが、観終わった後に腹の中に気持ちの悪さが澱んだ。 リアルってなんなのさ。脚が吹き飛び頭を撃ち抜かれるシーンを多…

多肉植物の形状の珍奇さほどに世の中の植木鉢は個性を出せていない

珍奇珍奇珍奇。池袋西武百貨店の屋上で眺めた多肉植物。こういう素晴らしい造形美を目にすると、それに合わせた陶器を焼きたくなる。 様々な陶肌の植木鉢はあれども、植木鉢の形はせいぜい筒型か椀型で上すぼまりか、下すぼまりだが多肉植物の珍奇さを引き立…

秋刀魚土鍋御飯

いやあ、捕まっちまったよ。来世は自分も人間になって、来世はお前は秋刀魚かもな。美味しく食ってやる。取り敢えず今回は愉しめや。世の中、持ちつ持たれつ、回るもんだろ。 何?おまえ下唇が突き出た受口だって?余計なお世話だ。 秋刀魚を三枚におろして…

高円寺の異国 エル ポルテゴ

店員さんが皆、英語に堪能。ロシア人、オーストラリア人の女性の店員もいて、みんなが気さくに接客してくれる。 だからいつも多くの外国人が溜まっている。もちろん、日本人も。日本語が流暢なペルシャ人とか、幾人かと知り合いになった。初対面でも言葉を…

球体多肉植物鉢の検討

球体鉢を作ってみたが、なんだか迷走している。完成形を明確に描かずに思いつきで作り出すとこうなる。 白土に赤土2号を表面に塗してみた。 穴を開け、穴の中に層を3枚ほど入れて何層もの球体であるかのようにしてみた。 置くのか、吊るすのか。 半球同士は…

高円寺 饂飩・天婦羅の名店 てんてこ

美味い。もっと早く来店すれば良かった。 なにせ、雲呑麺「はやしまる」、大陸バー「彦六」、パンカフェ「Leaven」のすぐ隣ということもあり、ドーナツ屋「フローレスタ」からもほど近い。そんなわけで、視界に入っていたが足を踏み入れずにいた。 なんだか…

萩荘改めHAGISO カフェ宿ギャラリー

12時の開店前から行列していた。 人気の要因はなんなのだろう。 オシャレでアートの香りがする改修古民家。サバサンドが人気らしいが、あくまで舌鼓を打つ料理屋というよりは軽食屋だ。カフェ飯だ。ラム酒漬けイチジクの入ったチーズケーキも美味しいが、こ…

北千住の双璧 大黒湯

タカラ湯という街の至宝がありながら、北千住には大黒湯という負けず劣らずの名銭湯もある。 だ・い・こ・く・ゆ お風呂に行くのが楽しくなる暖簾だ。とても温かみが感じられる秀逸な意匠。 梁に施された波の彫刻も美しいの一言。 蟇股に鎮座する大黒様。存…

北千住 銭湯の聖地「タカラ湯」

キングオブ銭湯と名高い北千住のタカラ湯。いつかは行きたいと思っていたが、ついに行く機会に恵まれた。 宮大工の手によるものであろう、王道派の豪壮な銭湯建築。京都の船岡温泉を思い出す。 船岡温泉のような折り上げ格天井の風格ある脱衣室は無いが、そ…

千駄木 乱歩

江戸川乱歩先生は尊敬できる変態だったのだな。 谷根千と呼ばれる下町の千駄木から徒歩数分。江戸川乱歩ファンの女主人が営むカフェ。店内にはマイルズ・デイビスをはじめジャズが流れる。 そして三匹飼っているという猫の写真の数々に猫デザインの小物。 そ…

六友 京都北山の酒

米の味がしっかりとした純米吟醸酒。京都に住んでいた時には聞いたことのないお酒。伏見や洛中、京丹後なんかの造り酒屋は見聞きしていたが、北山にもこんな蔵があるとは知らなんだ。 生産量が少なくてあまり販路が広くないだとか、新宿伊勢丹での販売も今日…

高円寺らしいサブカル。死肉の服屋 チョコレートチワワ

高円寺南口、PAL商店街から東に1区画ほど入った裏路地になんともインパクトのある店を見つけた。 店の名前は「チョコレートチワワ」。1998年に開店した古着屋なのだが進化し続けた結果、死肉系ファッションも扱っている店となっているようだ。 店頭には刺激…

乙女幼児ごろしの「フローレスタ」のかわいいドーナツ

久しぶりに息子と街散策がてら庚申通り商店街を歩き、ドーナツカフェ「フローレスタ」で折り返し休憩。 「かわいい」という表現を禁止してみたい。親は真っ白。子は胡麻。よくできてるな。 他にも虎猫は南瓜餡なんだそうだ。秋限定の月見もあった。ほのぼの…

欲望のバージニア

禁酒法時代のバージニア州フランクリン郡で密造酒で荒稼ぎをするボンドュラント三兄弟の話。原題はLawless。和訳すれば無法なんだろうが、禁酒法なんていう法律が有ったから生まれた物語。 実話に基づいた映画だそうで、孫のマット・ボンドュラントが祖父や…

幼い背筋雀の子

見つけた時には眼は青かったがつついたら赤い色になった。某映画のダンゴムシのようなキャラクターはこの背筋雀蛾の幼虫の混ぜ合わさったものらしい。 道路の真ん中にいては轢かれてしまうので、救出して花壇に放った。立派に完全変態してくれよ。 その体側…

ゾンビランド

ゾンビランド (字幕版) 発売日: 2013/11/26 メディア: Amazonビデオ この商品を含むブログを見る くだらない。 大ヒット娯楽映画だ。中身はくだらない。本当に。気を張る要素は無い。それこそ、ポップコーンをポリポリ音を立てながら芝生にでも寝転んで観る…

裏参道ガーデン

表参道にある、今年の3月に開店したばかりという、古民家を改装した商業施設。表参道らしからぬ風情。だから裏参道なのか。こじんまりとした一軒家なのだが、その中に8店舗ほどの小さな店が入っている。 抹茶ソフトクリームも悩ましいが、抹茶かき氷を頂くこ…

喫茶ネルケン 静かにクラシックを聴く

心が荒んでいたもので、なんだか吸い込まれるようにネルケンへ。 もう年をとることを止めたかのような老婦人が変わらずに給仕してくれる。 4人も客がいた。本を読む者、書き物をする者、物思いにふける者。お爺さん、青年、女学生。 クラシック音楽が主役の…

愛犬 世界蹴球大会仕様

負けられない試合が始まります。これから続きます。日本はいつの間に、当然のように本大会に行けるつもりになりつつあるけど、あんなにも長い間、あと一歩で予選大会で負けてきた。番狂わせの起きる競技だ。日本はアジアで一番ではないし、他よりも額一つ抜…

カフェ「東京鼠」出逢えたら幸運

表現しがたいサブカルな雰囲気の「大陸バー 彦六」で土日の昼間だけ営業されるカフェ「東京鼠」。 この店、音響がとてもよく、それでもって心に触れる不思議な音楽が流れている。表現しがたい、旅先のゲストハウスで「沈没」してしまう空気感に似ている。 ス…