2023-07-01から1ヶ月間の記事一覧

親子陶芸

夏休みはせめて週末のどちらかの日は子供の相手をしよう。最近、もうあれこれが残り少ない気がする。子供とじっくりと遊ぶ時間は驚くほど少ないことが見えてきた。 同僚には聞かせられないが、仕事で手を抜いても価値のあることのような気がする。今過ごさな…

高円寺のスラム

こういう景色があるのは高円寺ならでは。 日本大好きな外国人ばかりが集まる一画がある。大学修士で学んでいる者、自衛でゲームを作っている者。皆、日本語が流暢だ。 薬や暴力の気配の無い、清貧なスラム。そういう雰囲気が好きだ。安普請のこういう居場所…

子供に記憶に残る夏休みの思い出を

次男の図画工作。なんだかカラフルで悪くない。グラデーションの尻尾が紙をはみ出しているのも良い。どこかに飾ろうかな。 子供達は7月21日から夏休みに入ってしまった。8月末までの長い長い夏休み。 長男は塾の夏期講習で忙しいらしい。中学受験するとなる…

蝉の造形

至る所で蝉時雨。命を燃やすかのように狂ったように鳴いている。道路で車に踏まれた蝉は生きてた頃から水分などなかったかのように乾燥している。空っぽの鳴動する殻。 そんな蝉を思い浮かべながら一体を造形してみる。胴体を胸の下で輪切りにして鉢に載せて…

ほっこりする街の居酒屋「コッカラ」

昨年11月にオープンしたという高円寺エトワール通りの家庭料理居酒屋。この入口のガラス戸が私の好みど真ん中。 気さくなおばちゃん2人が経営しているっぽい。 値段はなんとも良心的で味付けも優しく美味しい。とうもろこしのかき揚げは美味しくないわけがな…

「博物ふぇすてぃばる」は地獄楽

東京は九段下にある科学技術館で「博物ふぇすてぃばる」なる自然造形系の展示販売会があると聞いて行ってみた。 ・昔は子供達の自由研究のネタになるような素材やキットが売られていたらしい。 ・今はX万円はざらなハンドクラフトマーケットと化している。1…

梱包出荷作業が苦手

一番のお気に入りの一つなのだが委託販売に出してしまった。しかし名残惜しくて売れずに戻ってくる可能性のある値付けにした。 その値段を出して買いたい人がいるならば譲っても良い、そういう作り手目線の勝手な値付けだ。 何せ数ヶ月かけて焼き上がり、さ…

横浜中華街でビャンビャン食す

滅多に行かないので帰途、関内で降りて早い夕食を横浜中華街で取ることにした。これよこれ。学生の頃にデートに数回来た。 中華街らしさを子供達に見せたくて関帝廟に立ち寄る。三国志を知らないと中華な寺院以上の感慨は得られないだろうな。 ここまで中華…

目黒で最高と名高いラーメン「黒」

同僚から激推しされていたので目黒の「黒」というラーメン屋に行ってみた。同僚曰く目黒で一番美味しいラーメン屋だと。 壁には芸能人のサイン色紙が隙間なく貼られている。Generations、ゴールデンボンバー、大所帯のアイドルグループなどなど。こういうの…

陶蟲夏草 3鉢造形

蛹の陶蟲夏草ばかりを3つ作った。 作ったさ。第一内歯の発達したフジ型ミヤマクワガタのオス。きっとミヤマクワガタ愛好家の目に留まったら「おお、フジ型だね。エゾ型もあるの?」と思うに違いない。エゾ型も作ろう。 ガラス瓶の上に嵌める一輪挿し型陶蟲夏…

こってりとしたミヤマクワガタの蛹

蜜蝋でできた作り物のような表面のこってりとした色合い。なんだか蜂蜜のような。 眼だけは蛹のうちから黒いのか。 腹の先はいつも時計回りに回す。蛹はじっと動かないものだと思ったが幼虫よりもずっと活動的に激しく動くとは知らなかった。 カブトムシ、ク…

2023年撮り下ろし真夏のセミヌード

夏の風物詩といえば深夜のセミヌード撮影会。無料のエンターテイメントだ。今年も蚕糸の森公園へ息子たちと繰り出した。 20時に次男と見に行った時には羽化途中のものは見られなかった。22時過ぎに長男と見に行ったら目線の高さで羽化している個体がいた。多…

真夏の東京タワーの階段昇降

そういえば東京タワーに登った記憶がないな。そう気づいて息子と登りに行った。 16時までは外階段を登って上がることができる。その段数600。1Dayパスを買って明るいうちに階段を登り景色を楽しみ、一旦エレベーターで降りて早い夕食を食べた後で再度エレベ…

極上マンゴー天然かき氷 中野「レザネフォール」

友人からお誘いを受けて中野の新井薬師そばにある「パティスリー レザネフォール」という朝食も食べられるケーキ屋さんへ。なんと3連休中は15%OFFだそうだ。 マンゴーかき氷を頂いたのだがこれがかなりの食べ応え。マンゴーの果肉がゴロゴロと氷の下にも隠れ…

ミヤマクワガタの不条理な死

2021年の夏に秩父で子供たちと採集したメスが産卵したものを孵化させ2年かかって2023年にようやくミヤマクワガタを羽化させた。 瓶の底で蛹化すると羽化時の水分が床に吸われずにベシャベシャになり羽化不全を起こしやすいと聞いてひっくり返していた。 それ…

高円寺の夏の花

7月の高円寺を巡回して見つけた花々をグラデーションに並べてみた。 高円寺には百日紅が多い。花期が長いので街が華やぐので大変良い街路樹だと思っている。 意識の上では全く認識していなかったがよく見ると黄色が混ざっている。藤の花の黄色同様に忘れがち…

中野サンプラザ

2023年の7月2日で50年の歴史を閉じた中野サンプラザ。音楽好き、バンド好きには思い入れのある場所だったそうだ。5月、6月には山下達郎やサンボマスター、銀杏BOYZ、奥田民生、モーニング娘。などなど多くのミュージシャンがサヨナラコンサートを開いている…

深い森

私の小さな庭に陶蟲夏草鉢を点在させたい。 もっと暗く鬱蒼とした苔むした木陰に置きたい。 テラリウムを作ろうかと半ば本気で考えている。陽の庭ではなく陰の庭が欲しい。 新たな世界観というか表現の扉が開く気がする。もう世話をする生きものが過多なのだ…

陶蟲夏草鉢 黄金虫、蝉成虫、鹿鍬形、タランチュラ、蝉成虫、団子蟲

息子を連れて工房へ。削った鉢に陶蟲を載せるところまで作業できた。息子の面倒を見ながらにしてはなかなかの進捗。 まずは黄金虫。 変形粘菌の子実体は敢えて加飾しなかった。 触角がいつ折れるのか。ぶつからないような場所につけるべきなのだろうか。 お…

山猫軒で結婚15周年を祝う

ラピュタ阿佐ヶ谷の山猫軒へ。この立派に育っていく蔦を見ると本気でラピュタの外観を目指しているのだろうか。 そうなると吹き抜けのホールに巨大な青水晶を吊るして欲しい。 窓が船のそれだったりしてワクワク感がありつつも上品な雰囲気。 結婚15周年を迎…

東高円寺の緑道にCupola

新しいカフェが東高円寺の緑道沿いにオープンしていた。 ここにはもともと八百屋が入っていたのだがコロナ期間中にペタンクというフレンチ風味のカフェがオープンして1年ほどで閉じた。時期も悪かった。 一度はカフェをやってみたかったと清々しくオーナー店…

高円寺古民家飲食店コンボ

あいもかわらず私のお気に入りの「コクテイル書房」。文豪が愛した料理や酒を再現して出してくれる、古書店も兼ねた居酒屋だ。 文豪檀一雄の愛した「大正コロッケ」は生姜の効いたコロッケで必食の逸品。メニューは季節によって絶えず変わる中で不動のメニュ…

アーティストデビューと呼んで良いのか

365 ART PLUS MAGAZINEとやらから掲載のお誘いを頂いて45号に載せていただいた。 見たことも聞いたこともない雑誌なのだが予め印刷した雑誌を書店で販売するのではなく、全て電子的に原稿も作り完全受注印刷で予約部数だけ発行と配送をしているらしい。 ・新…

蝉の成虫の造形、飛蝗の鉢載せ

半年ぶり近い轆轤での水挽き。大小様々な陶蟲夏草鉢にするために大小様々に作っている。しかし同じ径、同じ高さで作った方が後々、梱包など楽だとの思いもよぎる。しかし蟲を鉢の寸法に対して合わせて調整していくのは嫌だ。無意識に作るそれぞれの蟲のサイ…

神頼み 高円寺天祖神社

息子がどこか近くの神社に参拝に行きたいと言う。そんな新人深かったか疑問に思ったが塾のクラス替えテストがあるだかで御神籤を引きたいのだという。 受験: 努力は報われる。 これ以上はない良い文言だ。努力しないと報われないよ。でもした努力は報われる…

造形作業記録 飛蝗、蜘蛛、団子蟲

4月の窯出し以来、次に向けて作陶再開。 飛蝗。胴が細いので体内に根を張らすには不向きだが台座鉢に直結させればいけそう。付節の向きを間違えた。死んでも外向きなはず。 背中から植物が生えるようにする予定。 斜めの台座鉢に斜めに蟲を置く。 飛蝗は新し…

芝 とうふ屋うかい

久しぶりに会社の会食で赤羽橋の「とうふ屋うかい」芝公園店へ。 さすが、素敵な陶器を使っているな。 16年前に両家顔合わせで来た店ではなかったっけ。16年変わらずにあるのは嬉しい。 外国人をもてなす際に使われることが多い店だけれども、豆腐の苦味はそ…

高円寺「成都」のビャンビャン麺旨し

高円寺北口の中通商店街にある「成都」はかなり以前からあることは知っていた。しかし2階でビャンビャン麺を始めたのは最近のことらしい。 中華料理、とりわけ西安地方の料理らしい。何故か内装は左右に大きな富士山の絵が描かれている。丸山清人さんの銭湯…

上半期書評備忘録

爆弾 ⭐︎⭐︎⭐︎ 呉勝浩 「私を見ない人は私にも見えない」 読み返したくなる、無差別爆弾テロ容疑者に一片の真実や誰もが持つ人間の負の面を語らせ、えぐらせる強烈な作品。 刑事に対しての分析が辛辣だ。斜に構えて分析し達観してわかったような気になっている…