2018-03-01から1ヶ月間の記事一覧

枝垂れ桜はこんなに綺麗なのに

来る人、去る人の増える季節。惜しまれながら送り出されている人が、内実はカウンセリングアウトと呼ばれる退職勧奨だったりもして内情を知る立場にあると、「辞められてしまうなんて残念です」なんて常套句も上辺だけの偽善的な言葉になり、言えなくなる。…

高円寺中野 ニューヨークスタイルミートボールの「ノスタルジアカフェ」

中野と高円寺の間、早稲田通り沿いに1月末に開店したカフェレストラン「ノスタルジア カフェ」 床はコンクリートのタタキ、インダストリアル調の家具が揃う。 壁はニューヨークサブウェイスタイルのタイル。棚は鋳鉄の金具を使ったもの。中野と高円寺の間、…

注目の団地再生「高円寺アパートメント」 と焙煎こだわりカフェ「ジュールベルヌ」

以前、書いているが久しぶりに来たら前よりもさらに魅力的になっていたので備忘に書いておく。 カウンターは以前と変わらない佇まい。 しかし客席が中央に大きなテーブルがあって見ず知らずの客同士が向かい合うのではなく、奥行きの浅いテーブルで壁や窓を…

満足のいく鹿鉢、鹿絵沓鉢、そして禍々しい団子蟲鉢。他

パリ出張中に本焼成され窯出しされていた。 今週末は教室はないのだが気になって見に行ってしまった。出来上がりを見ながら何を植え込むか考えたい。 雌雄のツガイのような雰囲気だとしても角があるからには両方とも雄ということになる。大きく歪む事なく耳…

最近の話題映画「ウィンストンチャーチル」「スリービルボード」「ブレードランナー2049」「デトロイト」「バリーシール」「キングスマン」「はじめてのおもてなし」「シェイプオブウォーター」「砂と霧の家」

「Darkest Hour ウィンストンチャーチル ヒトラーから世界を救った男 」☆☆☆☆ 「Three Billboards Outside Ebbing, Missouri スリー ビルボード」 ☆☆ 「Blade Runner ブレードランナー2049」 ☆☆☆ 「Detroit デトロイト 」☆ 「American made バリー・シール ア…

サクラ咲ク アネモネ乾ク

3月の寒い日は2月の寒い日とは同じ気温でも確かに違うのだな。帰国するともう桜が咲いていた。 椿と書くだけに春に咲く品種がやはり多く、完璧な容姿の花を咲かせていた。私の好みは侘助のような藪椿で出雲大社という品種が一番なのだが、道端でこんな大輪…

パリでの発見、気づき、トリビア、雑感

帰国した。時差ボケにやられて夜中の3時から寝られないのでパリの発見や学びや雑感を書き散らす。 91年のヴィンテージで34,510€。450万円ぐらいか。mlあたり6,300円以上ということは金1gよりも高い。 新車でプリウスを買う金でこのロマネコンティが買えちゃ…

パリからの戦利品 2018

3年間で4回目のパリ出張ともなると、家族の好みに照らして買うものが定番化してくる。食品はラファイエットのグルメ館に行かずともMONOPRIXのチーズや菓子で十分美味しいし、量を買って帰った方が満足感が高い。酒、紅茶、マスタード、生キャラメルは買う場…

フランスの陶芸術家に突撃訪問

たまたまSNSの陶芸家のグループに投稿されていた器が面白いと思って、フランス在住の陶芸家に友達申請をしてみた。 彼の工房の住所が南仏になっていたので、流石に会うことは叶うまいと思いつつもパリに行くことを告げると、ちょうど10日、11日にパリで2日間…

Re:cyclerie @ Clignancourt 美麗植物廃墟ベジカフェ

クリニャンクールと合わせて是非訪れたいカフェレストラン。植物、廃墟、アンティーク、ビオ、低環境負荷。これらに興味がある人にはたまらん店だと思われる。食事がなにより健康的で腹に重たくなく、美味しいのは嬉しい。 廃線を跨ぐように建つ元駅舎を再利…

クリニャンクール蚤の市

クリニャンクールはGaribaldi駅からが安心して行きやすい 蚤の市ではなく実態はアンティークギャラリー街 値段は安くはないがガラクタは少ない マーケット散策をし、ポルトクリニャンクール駅前にあるRe:cyclerieで食事をしてから帰るのが効率的なおすすめコ…

腹が壊れても食べ続けて10日 パリ

腹を壊しても食べ続けている。もう、私の何かが壊れている。いや、壊れているのは腹か。 食事を抜いて休めば回復するのだろうけれども、波のように朝食の時間、昼食の時間、夕食の時間がやってくる。何か美味しいものを食べないと、時間の使い方をしくじった…

ランスでシャンパン探し

ランスへ。Reimsと綴ってランスと読む。ますますフランス語は私を遠ざける。 ランスはシャンパーニュ地方の中核都市で、パリ東駅からTGVという新幹線でたったの45分という近郊。駅前にうじゃうじゃとシャンパン蔵が犇めいているだけでなく、世界遺産のサンレ…

ランス世界遺産 大聖堂のヴォールトを作陶したい

ランスのノートルダム大聖堂は第一次世界大戦時になんとドイツ軍の空爆に遭い、屋根や梁が大破したのだという。この件でドイツに対するフランス国民の憎悪が膨れ上がったとも聞く。日本人からしたら鎌倉の大仏や八幡宮を空爆で破壊されるようなものだろうか…

オルセー美術館 時計裏レストランと鹿三昧

オルセーは駅舎に留めるには美麗過ぎたのだろう。 かつてここに鐵道路線が引き込まれていたとは想像し難い。 オルセー美術館内にはカフェやレストランがあって席からは巨大な時計越しに外を見ることができる。ちょうど泊まっているモンマルトルのサクレクー…

オルセー美術館 陶芸の可能性

私が作陶に使っている同じ素材で、物理的には似たようなものが作れるはずなのだよな。 大理石をコツコツと削り出した像ではない。こねて、つけて、削って作ったテラコッタだ。 焼締の塑像の可能性は膨大に広がっているはずなのだけれども、全く技能がないの…

オルセー美術館の美人三昧

強烈な刺すような視線。この絵に憑いていると聞いても驚かない。観られるための絵というより、絵の側が人々を見据えている。 ゴッホの近くにはゴーギャン。サマーセット・モームの「月と6ペンス」の世界観の記憶が蘇る。楽園の牧歌的な絵もどれも、情熱的で…

牡蠣を食べにノルマンディーのエトルタへ

パリから北へ210km。ノルマンディーのエトルタまで足を伸ばした。 昨年、映画「ダンケルク」を観たのを思い出す。第二次世界大戦時にフランスまで支援に向かっていたイギリス軍30万人がドイツ軍に包囲され壊滅の淵に追い込まれた。そこをチェンバレンに代わ…

Terrass Hotelの朝食

老いてくると時差ぼけは酷くなるばかりで、初日は21時に就寝したら0時半に目が覚めて朝まで眠れなかった。そして丸一日、5時間ほど喋りっぱなしの1日で疲労困憊。 2日目は22時に就寝し5時に起きた。体が軽い。7時にならないと朝食は準備されないので待ち遠し…

モンマルトルに再び

パリに到着。こちらは気温0度前後と寒く、前日に大雪が降ったらしい。とりあえずはモンマルトルをぶらつく。 平日の17時だと誰もいない。これが冷え込んでいく夜になると凍えそうなテラス席から埋まっていく。店先が満席でも店内はガラガラだったりするぐら…