陶芸

親子協作鉢 X フォーカリア「荒波」

息子が成形した植木鉢を削って軽量化し施釉して仕上げた親子競作鉢。そこにはフォーカリア「荒波」を植えた。締まった硬い閉じた葉が開く直前の姿は怪物の口さながら。白い石がしっくりとこない。葉を引き立たせるには背景は黒の方が良いように思う。これも…

歯車鉢 X ユーフォルビア「プセウドカクタス・リットニアーナ

三枚の歯車が組み合わさった鉢。そこにはユーフォルビア「プセウドカクタス・リットニアーナ」を植え込んでみた。プセウドカクタスが属名のように聞こえて紛らわしいが、カクタス(=サボテン)というわけではなく、多肉植物のユーフォルビア属だから紛らわし…

触手鉢 X ユーフォルビア「白樺麒麟」

植えて直ぐに思った。何か違う。ネット検索しても、この株のように枝が暴れ放題な白樺麒麟は見かけない。ただでさえ、枝ぶりが騒々しくて煩いのに、これまた触手がうるさい鉢に植えてしまった。根腐れしやすいというこの白樺麒麟は水穴の空いていない鉢に3年…

沓型鉢 X ガステリア「ピランシー」

長いこと窯出ししてから部屋の片隅に放置されていたひしゃげた沓型鉢を突如、思い出して引っ張り出してきた。おまえさん、出番が来たぞ、待たせたね。この細長い形状はピランシーの形状と幅寸法にちょうど良い。下の空いたスペースから水を注ぎやすいのも良…

陶蟲夏草鉢 X 唐辛子

唐辛子は陽に当たっても褪色しづらく、窓辺を鮮やかに飾ってくれている。自画自賛の何物でも無いのだけれども、どこかの店でこの唐辛子のささった陶器鉢が売られていたら、これなら買いたいと思うかもしれないと思った。私の趣味嗜好にど真ん中だ、と。まあ…

窯出し 無機的と有機的な多肉鉢

本焼成の窯出し連絡が入ったので、一部を窯から出してきた。歯車を乗せた植木鉢。金ラスター釉を全面に筆塗りして酸化焼成した。無機質なスチームパンクな雰囲気の植木鉢を一つぐらい作ってみたくなった。メタリックでそれっぽいものは作れたようだ。歯車は…

陶虫夏草 X 野菜コラボ

ありがたいことに2週連続で日曜日は工房に来られた。工房の家庭菜園が全て刈り取られて処分されるところだったので、そのうちの捨てられる野菜で遊んでみた。どうだろう。唐辛子の朱色がなんとも鮮やかでハロウィンにも馴染むランタンのよう。団子虫を苗床に…

酸化焼成 窯出し

次に使いたい人がいるので、窯出ししてくださいとの連絡を受けて急遽、仕事終わりに窯出しした。今回も小窯は自分の作品だけで焼かせてもらえた。癒着も破損もない、恙無い本焼成だった。 まずはある意味、自分の中で確立したシリーズの陶虫夏草「団子虫鉢」…

久しぶりに作陶

10月は一度も作陶できず。久しぶりに作陶した。双頭山羊鉢の素焼きには体軀をマグネシヤマットを筆塗り、角には金ラスター釉薬を筆塗り。あまり頑丈そうな鉢ではないので風で倒れそうな屋外ではなく根上がり気味にハオルチアを植えて室内窓際に飾りたい。何…

理想的な陶芸家像 高根沢三郎

益子のカフェ「1 1/2」で見かけてなんとも魅力に嵌まってしまった珈琲カップとソーサー。マスターにこの人の作品を買える店はないかと聞いたところ、民藝店ましこを紹介してもらった。 作者は高根沢三郎さんという方で、農家に婿入りし、半農半陶の生活を送…

都道府県魅力ランキング最下位の栃木県。陶芸の聖地、益子を一人旅。続

益子といえば陶器。古くからの陶器の街で浜田庄司が移り住んでからは民藝で盛り返した益子焼き。今も作家が多く移り住み、春秋の陶器市には多くの陶器好きが集まる。本当ならば秋の益子陶器市に来たかったのだが、今年はコロナのせいで開催されない。 益子駅…

豆鹿頭骨鉢 X 唐印 半年後

やたらモノクロの似合う、豆鹿の頭骨鉢。これには「唐印」を植えてある。立派な花茎は朽ち、そのまま株も枯れてしまうのではないかと危惧していた。 しかし株元のあちらこちらから新葉が出てきた。頭骨の中でしっかりと根を張ってくれたのだろう。「死」から…

翠晃冠錦と琴糸丸の開花

ギムノカリキウム属の「翠晃冠錦」が8月と9月に3輪が2週間置きほどの間隔で咲いた備忘録。まだ幼苗のような大きさの株なのに、同じぐらい大きな花を咲かせる。 なるほど、これが花サボテンというやつか。これは嵌ってしまう愛好家が多いのもわかる。私はこれ…

蟬幼虫 陶虫夏草鉢 X ピンクッション

太陽のような。コロナのような。いや、わかっちゃいるけど鉢に対して大きすぎる。このまま乾かしきって、制作途中のウシアブ鉢に合わせたい。 300円で買った一株のピンクッション。この時点で2週間ほど乾かしているのだが、まだ40%程度の生乾きといったとこ…

大花潜 陶虫夏草鉢 X 七宝珠錦

3月の大花潜を模した陶虫夏草鉢に植えられた七宝珠錦。ようやく根付いて新芽が出始めていた頃の写真だ。 白い毛を全面に纏う「銀月」、球数珠状の「グリーンネックレス」、個性的な葉形の「マサイの矢尻」などセネシオ属は形状の個性がとても豊かだが、この…

削りカスの再生土で鉢を作る

この日は生産性を無視して、ぼんやりとのんびりと作陶することにした。削りカスを水に溶かし、乾かして練った再生土で植木鉢を作る。やはり土練機を通さないと再生土では粒子や固さに偏りがあるので水挽きに難がある気がする。歪んだ指痕のたくさん残る整い…

双頭山羊鉢と釉掛け、新素材で実験的試み

先週作った頭の部品。夏場はムロの中に入れていても乾燥が速く、翌週には作業を続けないと乾きすぎて組み立てられなくなってしまう。前脚が4本。それを組み立てた。両方が前。子供の頃に好きだったドリトル先生という児童書に「オシツオサレツ」という両方…

素焼き窯入れ手順。

小窯の素焼き手順備忘録。棚板は裏表をハケで綺麗にする。思ったより山羊の角が高さがあり、小窯内寸ギリギリだった。ツクを3点立てて、棚板を載せてさらに二段目を詰め込む。詰め込む。ぎっちぎちまで詰める。素焼きは互いに接触しても問題ない。最悪、倒れ…

牛虻と蜻蛉の混合体

コロナ禍で数ヶ月、作陶から遠ざかっていた後に初めて作ったのがこれ。 蜻蛉を作り始めて、やがてウシアブとボウフラのイメージが流れ込んできた。 水面から立ち上がるように羽化するイメージに従ってぼんやりと作り続けた。水面に見立てた盆は轆轤で水挽き…

上腕骨肉鉢に枯草を神経接続端子に見立てて

道端にだれも見向きもされなくなった種の鞘がにょきにょきと群生していたので刈り取ってみた。 それをどういう気分で作ったのか思い出せない上腕骨肉鉢に植え込む。横から見るとまるで浮遊しているかのようにみえる鉢で、強度を考えると土を入れて多肉植物を…

DIY 本棚のアンティーク風ラベル金具付け

本棚につけるラベルをつけるための金具を発注していた。50個入りで1000円もしない安さだったが、中国生産で届くまで1ヶ月かかり、届くまですっかり忘れていた。アンティーク加工され、経年劣化して変色したかのような風合いが素晴らしい。小さな螺子も100個…

白荒燭台鉢 X 「常盤忍」7年後の現在

hannarimango.hatenablog.com 2013年に造ったらしい。京都から東京に引っ越す直前、そして5年ほど陶芸から遠ざかる前の作品のようだ。つまりこの常盤忍は7年間ほど手元で育てていることになる。 成長が遅い。。。そりゃ、7年もたてばそれなりに伸びてきてい…

巨大鸞鳳玉柱姿鉢に多肉植物をたくさん植え込んで多肉タワマンを作ってみた

週末の外出自粛要請に従って作陶も自粛。気分転換の機会が失われていくのはしんどい。 昨年末に焼き上がった高さ45cmの巨大サボテン鉢は土を入れて植え込むと重くなって移動が困難になるので作陶展まで植え込まずにとっておくつもりだったが、作陶展も無くな…

蠅取蜘蛛鉢 X「ロゲルシー」

他に比べて随分と小さい鉢に乗った蠅取蜘蛛。 そして眼に異なる釉薬を塗り分けられた唯一の鉢。 家の中をピョンピョンと跳ねている可愛らしい奴。英語だとジャンピングスパイダー。コバエやら虫を食べてくれる益虫で人間に危害を加えることは皆無。 蠅を取る…

源五郎鉢 X「銘月」

遊泳毛のついた後肢の造形が決め手の源五郎。 斜め後方上に伸びた後肢は溶けて下がることなく焼き上がってくれた。 固い前翅の片方が開いてその隙間から植物が生えている仕様。 固い前翅の下にある後翅は省略。腹の段々と几帳面に表現してみた。 ちなみに横…

大花潜鉢 X「七宝珠錦」

ゴライアスオオハナムグリだとかのような東南アジアの大型の花潜の近縁種を作りたかった。 顔の釉薬が厚くてなぜか少しばかり豚のような顔になった。力強い鈎のついた前脚は雰囲気が出ているのではないか。天板に蟲の全長を収めるように作り始めたのだが、こ…

大雀蜂鉢 X「仙女の舞」

これまた半年近く、窯場に置かれていた大雀蜂鉢。オオスズメバチバチは声に出すと語感が悪い。 生きた大雀蜂は外で見かけただけで危機感を感じる。こちらを見ながらホバリングし、大顎をカチカチ鳴らされた日には冷や汗が出る。そんな凶悪、獰猛な大雀蜂の禍…

蚕蛾鉢 X「シルバーブルニア」

完成後に振り替えると眼が大きすぎたかもしれない。顔の先がとがり気味に作っていたのだが 焼成後には釉薬が顔の先に垂れてきて埋まってしまった。大きすぎた眼もよくわからなくなっている。素焼きの状態では立ち上がっていた右翅が焼成時に溶けて下がってし…

陶蟲夏草シリーズが棚にずらりと

私が好きなもの。和レトロ。木目。陶。虫。多肉植物。 それら要素が凝縮された空間が書斎の机の上にできた。PCから目線を上げれば虫鉢が並んでいる。連日在宅テレワークとなって3週間になるが、朝から晩まで続く電話会議の向こう側でまくしたてる会話の中身…

山羊頭鉢 X レトロ裸電球

半年間、窯場で本焼成待ちをしていた山羊頭鉢をようやく焼くことができた。釉垂れも変形も破損もなくうまく焼けたと思う。 底には水抜き穴を設けてあるれっきとした植木鉢なのだけれども、意図した別の用途がある。 鉢の中にソケットを仕込み、首の後ろのス…