陶芸
菌に侵されてブクブクと増殖しているような表現。それを汚らしく気持ち悪くではなく美しく見せたい。そんな試行錯誤。 黒土でシャバシャバにした白釉薬を均等にかけて少し粒の頂点を透けるように。 鉢の上の株元カバーとして使いたい。 ゴツメな外国産カブト…
緑道から摘んだオオキンケイギクを挿してみた。 元気付けられるビタミンカラーの逆光透過が美しい 多肉植物やサボテンを植えるのにちょうど良い大きな開口部に蟲の配置。形は良いように思う。 鉢部分が土塊ぽいと色がガチャつかないのは良いけれど、白でシン…
個性を際立たせた両生類爬虫類シェルターをつくる。 ダンゴムシが2頭重なり合っているかのように見えるが中が一体となってつながっているシェルター。レオパが入れるサイズにした。 着脱式の水を入れてシェルター内を保湿できる粘菌水槽。焼締にしてじんわり…
縦にヒビを多く入れた土塊ぽさを試した鉢。蝉幼虫が這い出してきたかのような瞬間の表現にしたかった。 黒土にして縦にヒビ割れを多く刻み込む雰囲気は悪くない。 白一色も良いが黒の焼締も印象が引き締まるし彩度は低いので植物を引き立ててくれる。 次はも…
小さな鬼面閣の枝仕立てを植え込むために開口部を大きく作った。 植え込んだらかなり好みな組み合わせになるはず。 こちらはゾウムシ。緑塔なんかをもさもさと生やしたい。 もっと多肉植物と一体化させた鉢を作っていきたい。
少しばかり立ち戻ってシンプルに白く端正な鉢を作りたい。無造作を装うのではなく陶肌を整えて蟲の形を引き立てる。 福岡用に一輪挿しばかり持って行ったが、今年は私の本来の作風ど真ん中の作品を持っていきたい。 そのためにも 1.造形段階で表面を丹念に指…
新たに購入したサトシさんのアロエ、通称サロエを作陶初期に作った植木鉢に植える。象嵌と鉄赤で禅寺の達磨和尚を写した、私の京都時代らしい植木鉢。 アロエは根を広く張るそうなので径の大きな抹茶碗型鉢に植えることにした。1〜2年後に鉢とバランスの取れ…
棚や窓辺は植物で埋まりがちなので壁に掛けられる一輪挿しをいくつか作った。こちらは瑞雲に乗ったバッタの三輪挿し。 穴が3つ開いており、ドライプランツやフラワーを並べて挿せるように作った。 背面に置けば自立するように作っている。瑞雲シリーズをいく…
ダンゴムシ型の角鉢を作った。開口部を大きく取り、多肉植物やサボテンを植えやすくしている。 ダンゴムシは罅割れを強調した朽ちた感じにした。顔もなかなか良い。 今回の実験はこの丸い凹みの中に酸化鉄を塗り、縁に溶岩釉を塗った表現。 有機的な雰囲気が…
GWは高頻度で工房に行けそうなので一気に制作を詰めていく。オサムシタケをようやく作ってみた。 本物はヒョロヒョロと長いので陶器だと強度が出せない。太くデフォルメした。太く頑丈な取手代わりにもなり鉢のひしめいた棚から持ち上げる際に便利だったりす…
カエルやイモリ、小型のトカゲを想定したシェルター。 焼締で湿度を器が持てるように。 焼締の表面に苔を活着させられるように。 黒土焼締の上に溶岩釉で粘菌の這う様子を表現。これはもっと発展させても良いように思う。 蝉の背中の空洞は水入れにしても良…
ヘラクレスやアトラス、ネプチューン、ゴホンツノカブトなど子供の頃は図鑑でしかみたことのない海外のカブトムシが簡単に購入して飼育できるようになったけれども この戦う際に掬い上げて跳ね飛ばすヤマトカブトムシの快活さと豪壮さ、Y字の角のカッコよさ…
この朝の陽を逆光気味に浴びて柔らかく浮き出すコントラストは良くできたのではないかと思う。 何かを掴もうとしているかのような前脚も繊細に残せた。 紋は新漆と真鍮粉で加飾した。 改善点を挙げるとしたらこの横縞はなくてよかったかもしれない。白にシン…
気持ちの良い季節になった。工房の窓を開けて作業するのが気持ち良い。 朝井リョウのインザメガチャーチの朗読を聴きながら作業。 ついにオオスカシバに挑戦。やはりオオスカシバは翅を透かさないと。 横から見るとこんな感じで壁に掛けてドライフラワーを挿…
ふと頭の中にイメージが湧いて一心不乱に作った。 一輪挿し 中はくり抜く ダンゴムシに座する如意輪観音。 一部が風化したような凸凹に荒れた風合いを残す 光輪は土らしさを剥き出しにする ダンゴムシは半開にして脚を見せる 菌子実体が蓮華座のように足元か…
こんな蚕蛾の鉢はどうだろうか 鉢部分を土っぽくしてみた 赤土の上に白釉薬を掛けた陶蟲もよく映えるし悪くないのではないか 背中方向からの眺め 何本も花を挿せるし茎立ちする多肉植物を3本ほど植え込んでも良さそうだ 展示初日に他の出展者さんの不注意で…
案外、気に入っている。 粘菌が浸潤してそうな焼き上がりや発色といい 身体を持ち上げた状態で亡くなっているのも蟲らしい光景だったりもする。 一寸の蟲の五分の魂というやつは何なのかを考えてしまう 朽ちて苗床になり何かを育めるのは幸せなことにも思う…
手榴弾とスカラベの植木鉢を作った。 人間の兵器というゴミを排除しようとして力尽きたスカラベ。手榴弾もスカラベも朽ちたそれを苗床にして育つ植物。 歴史を振り返ると過去の戦争にどれだけの大義名分があったのか、なんとも愚かで滑稽に思えてしまう。そ…
1.サボテンや多肉植物を植え込んだ「陶蟲夏草」の世界観が完成した作品作り。 ギャラリーやお店に出展すると陽が射さない環境である場合が多いので植物を植え込まずに空の作品にドライプランツを挿して出していた。私の作品は植物を植え込んで根を張らせ陶器…
ヤマトカブトムシ蛹の小さな陶鉢。 あまり植木鉢部分が存在感がなく陶蟲から菌子実体が生えているように見せたい。 非現実的に表面に微細な凸をつけてみた。釉薬が薄れて赤土が透過する効果を試作したい。 小さめの蝉成虫をシェルターに乗せた。表面をひび割…
静謐な空間 見事な盆栽の数々 お茶一杯が提供されるまで30分以上 目の前での丁寧な立礼式のような呈茶 着物、流れるような所作 美しい抹茶碗、湯呑み 全てがこだわり抜かれている。このような店が長く続くようであって欲しい。 このような空間が自宅の中に欲…
とても刺激を受けた素敵な世界観の陶作家「高橋協子」さんの個展が西荻窪であったので覗いてきた。 4匹の稲荷狐のリース12万円の作品は目の前のカリフォルニアから来られたというアメリカ人がお買い上げ。海外から買いに来る熱烈なファンがいるとは。 壁掛け…
入場料たったの230円の是川縄文館が素晴らしかった。 陶芸を齧るものとして創作意欲が掻き立てられずにはいられない。 私だったらどんなアレンジをするか、そんなことを考えながら見ていると楽しい。 全く出所と潮流の見えない豊かな縄文の意匠と造形。1万年…
メッセージ性のある作品を作ってみたかった。 ルーマニア人の友人と山登りした際にウクライナ避難支援NGOで働いていた頃の話をあれこれ聞いた。 難民キャンプのように1箇所に暮らすのではなく都市の空き家や家庭に散らばっているので配給の告知や配布が障壁…