陶芸

双頭山羊鉢と釉掛け、新素材で実験的試み

先週作った頭の部品。夏場はムロの中に入れていても乾燥が速く、翌週には作業を続けないと乾きすぎて組み立てられなくなってしまう。前脚が4本。それを組み立てた。両方が前。子供の頃に好きだったドリトル先生という児童書に「オシツオサレツ」という両方…

素焼き窯入れ手順。

小窯の素焼き手順備忘録。棚板は裏表をハケで綺麗にする。思ったより山羊の角が高さがあり、小窯内寸ギリギリだった。ツクを3点立てて、棚板を載せてさらに二段目を詰め込む。詰め込む。ぎっちぎちまで詰める。素焼きは互いに接触しても問題ない。最悪、倒れ…

牛虻と蜻蛉の混合体

コロナ禍で数ヶ月、作陶から遠ざかっていた後に初めて作ったのがこれ。 蜻蛉を作り始めて、やがてウシアブとボウフラのイメージが流れ込んできた。 水面から立ち上がるように羽化するイメージに従ってぼんやりと作り続けた。水面に見立てた盆は轆轤で水挽き…

上腕骨肉鉢に枯草を神経接続端子に見立てて

道端にだれも見向きもされなくなった種の鞘がにょきにょきと群生していたので刈り取ってみた。 それをどういう気分で作ったのか思い出せない上腕骨肉鉢に植え込む。横から見るとまるで浮遊しているかのようにみえる鉢で、強度を考えると土を入れて多肉植物を…

DIY 本棚のアンティーク風ラベル金具付け

本棚につけるラベルをつけるための金具を発注していた。50個入りで1000円もしない安さだったが、中国生産で届くまで1ヶ月かかり、届くまですっかり忘れていた。アンティーク加工され、経年劣化して変色したかのような風合いが素晴らしい。小さな螺子も100個…

白荒燭台鉢 X 「常盤忍」7年後の現在

hannarimango.hatenablog.com 2013年に造ったらしい。京都から東京に引っ越す直前、そして5年ほど陶芸から遠ざかる前の作品のようだ。つまりこの常盤忍は7年間ほど手元で育てていることになる。 成長が遅い。。。そりゃ、7年もたてばそれなりに伸びてきてい…

巨大鸞鳳玉柱姿鉢に多肉植物をたくさん植え込んで多肉タワマンを作ってみた

週末の外出自粛要請に従って作陶も自粛。気分転換の機会が失われていくのはしんどい。 昨年末に焼き上がった高さ45cmの巨大サボテン鉢は土を入れて植え込むと重くなって移動が困難になるので作陶展まで植え込まずにとっておくつもりだったが、作陶展も無くな…

蠅取蜘蛛鉢 X「ロゲルシー」

他に比べて随分と小さい鉢に乗った蠅取蜘蛛。 そして眼に異なる釉薬を塗り分けられた唯一の鉢。 家の中をピョンピョンと跳ねている可愛らしい奴。英語だとジャンピングスパイダー。コバエやら虫を食べてくれる益虫で人間に危害を加えることは皆無。 蠅を取る…

源五郎鉢 X「銘月」

遊泳毛のついた後肢の造形が決め手の源五郎。 斜め後方上に伸びた後肢は溶けて下がることなく焼き上がってくれた。 固い前翅の片方が開いてその隙間から植物が生えている仕様。 固い前翅の下にある後翅は省略。腹の段々と几帳面に表現してみた。 ちなみに横…

大花潜鉢 X「七宝珠錦」

ゴライアスオオハナムグリだとかのような東南アジアの大型の花潜の近縁種を作りたかった。 顔の釉薬が厚くてなぜか少しばかり豚のような顔になった。力強い鈎のついた前脚は雰囲気が出ているのではないか。天板に蟲の全長を収めるように作り始めたのだが、こ…

大雀蜂鉢 X「仙女の舞」

これまた半年近く、窯場に置かれていた大雀蜂鉢。オオスズメバチバチは声に出すと語感が悪い。 生きた大雀蜂は外で見かけただけで危機感を感じる。こちらを見ながらホバリングし、大顎をカチカチ鳴らされた日には冷や汗が出る。そんな凶悪、獰猛な大雀蜂の禍…

蚕蛾鉢 X「シルバーブルニア」

完成後に振り替えると眼が大きすぎたかもしれない。顔の先がとがり気味に作っていたのだが 焼成後には釉薬が顔の先に垂れてきて埋まってしまった。大きすぎた眼もよくわからなくなっている。素焼きの状態では立ち上がっていた右翅が焼成時に溶けて下がってし…

陶蟲夏草シリーズが棚にずらりと

私が好きなもの。和レトロ。木目。陶。虫。多肉植物。 それら要素が凝縮された空間が書斎の机の上にできた。PCから目線を上げれば虫鉢が並んでいる。連日在宅テレワークとなって3週間になるが、朝から晩まで続く電話会議の向こう側でまくしたてる会話の中身…

山羊頭鉢 X レトロ裸電球

半年間、窯場で本焼成待ちをしていた山羊頭鉢をようやく焼くことができた。釉垂れも変形も破損もなくうまく焼けたと思う。 底には水抜き穴を設けてあるれっきとした植木鉢なのだけれども、意図した別の用途がある。 鉢の中にソケットを仕込み、首の後ろのス…

3連休の作陶 虫鉢釉掛け

三連休最終日。 友人のワイン屋に子供達とお邪魔。不特定多数との接触を避けるために開店前に入れてもらった。 天気が良かったので子供達は庭でテント泊。外泊でも内泊でもない中泊。 夕御飯、朝御飯を庭で食べる。 子供達と窓を水洗い掃除。 子供達に手伝っ…

豆鹿頭骨鉢 X「唐印」

カランコエ属の「唐印」を豆鹿頭骨鉢に植え込んでみた。鉢内の土の量が植物の大きさに比べて少ないので根付かずに枯れてしまう可能性が高い。生き延びても一気に茎が細くなってしまうだろう。 漫画や映画でマッドサイエンティストが人間に遺伝子やら特殊能力…

ワイン屋に陶器を装飾什器として提供

ワイン屋を営んでいる友人が折角だから私の作品を置いておくれと言うので、山羊、羊、鹿を取り揃えて持ち込んだ。 春だし店頭に華やかさを出すためにも花を載せてみた。 ちょうどよく山羊のエチケットのワインがあったのでそれを中心に山羊鉢と植物で囲む。…

三色円錐鉢 X「福禄龍神木」

青緑色の肌を持つミルチロカクタス「福禄竜神木」。福禄寿と竜神という神様二柱の合わさった縁起のよさそうなサボテン。柔らかい波のような曲線の反復が面白い。女性的な曲線と書こうと思ったらなんだかあれに見えてきた。 真上からみると幾何学的な六芒星。…

象嵌達磨図鉢 X「青雲の舞」

植え替えようとも思ったが、鉢は株に対して十分な大きさだし好調そうなので枯れた下葉を取り除くにとどめた。 鉢は京都で陶芸を趣味にし始めた初期に造ったもので、天龍寺の衝立に仕立てられた達磨画に感銘をうけて象嵌した。本物はもっと顎の部分が長い。最…

伊羅保流し鉢 X「瑠璃殿」 芸術的な螺旋根

春は植え替えの時期。外出型の娯楽がなくとも多肉植物愛好家は自宅で植え替えするだけで喜びを自給自足できるのはなんとも倹しいものだ。 拝見している他の多肉植物愛好家のブログをみても花が咲いたり植え替えの様子を報告していたり見ていて楽しい。 私も…

パサン山羊鉢 X「レツーサ」

このパサンが家畜化され、飼われた山羊となったそうな。よって原種山羊と呼ばれたりもする。パサン山羊はノヤギなどとも呼ばれ、比較的没個性的な山羊かもしれない。 その分、姿勢を個性的にしようと思って仰反る態勢にしたら本焼きの過程でさらに後傾にな…

アイベックス山羊鉢 X「濃緑レツーサ」

アイベックス山羊は太くて立派な角を持ち、角だけで10kg以上にもなるとか。 夕方の陽で撮ったら、えらく渋く写った。アルプスアイベックスは身体も絞られていて急峻な崖を縦横無尽に歩き回る。見た目がなんとも華やかな山羊だと思う。 そんな雄々しい感のあ…

カシミア山羊鉢 X「青雲の舞」

顔の造形も気に入っていたにも関わらず、本焼成予後不良となってしまったカシミヤ山羊鉢。 素焼き後に棚にぶつけて角が折れてしまった。素焼用接着剤でくっつけ、施釉したがくっつかず、首に癒着してしまった。もうこうなると取り除くこともできないので始…

山羊鉢、羊鉢の酸化焼成窯出し

ツクを立てて2段目を作るにも高さが中途半端すぎて他に何も入れられず、贅沢にも山羊と羊鉢だけで小窯で酸化焼成。焼成温度は1230℃。 金曜日昼過ぎに火入れをし、日曜日の朝にはもう11℃まで冷えていた。 体重測定。6鉢で合計2250g。案外、軽かった。 自分の…

還元焼成した鉢に貫入が入らない

一年待った還元焼成が焼き上がった。還元焼成すると釉薬は表現が落ち着いて複雑さを増して味わい深くなる。はずだったがなっていない。真っ白とテカテカではないか。 このままだと物足りないので大鍋に珈琲を入れて煮込み、二晩も漬け込んだ。 パッキパキに…

多肉植物やサボテンを植える陶虫夏草鉢の試行錯誤あれこれ

昨年は虫の体そのものを鉢にして体躯の中に土を入れられるようにした植木鉢をいくつか作った。しかしそうなると土容量を確保するためにはサイズを大きくせざるを得ず、巨大団子虫や巨大蝉幼虫ができるに至った。これでもかなり土が少なく、かなり乾燥に強い…

羊と山羊6頭の素焼き、釉掛け

小窯の空いたスペースにムフロン羊鉢を入れさせて頂いた。 そして大窯の最下層に他5頭の山羊鉢と羊鉢を入れて頂く。 電気窯の熱線の波模様はアートだな、と毎回思う。 不注意が過ぎて棚にぶつけたり、雑に扱って角が折れたカシミア山羊(左)、耳が折れたア…

大雀蜂の造形、山羊頭の釉掛け、アイベックス山羊の造形

以前作った大雀蜂は何故か壊れてしまっていたので作り直した。肢はさらに細く作りたいところだったが、宙に浮かすとなると多少は太くせざるをえない。腹は前回作ったものを再利用。作りたての胸と頭、肢がまだ乾燥しておらず黒い。このまま素焼きして釉薬を…

虫筒鉢 X「ドライプランツ」

虫を載せた筒鉢にどんな多肉植物を植え込むのが良いのか、シミュレーションしてみた。 カランコエ「ファング」を植え込むとこんな感じになるようだ。なるほど。茎が立ち上がっているものを植え込んだら、虫からニョキニョキと生えた雰囲気になりそう。 まだ…

作陶 山羊 三匹

山羊の形をした多肉鉢を作陶した。造形のスピードも精度も上がってきているかもしれない。3時間で3頭も造れてしまった。螺子角のマーコール山羊は大人しそうな、少し若い山羊の表情になった。このカシミヤ山羊は少し壮年の山羊か。首を傾げている。顎髭もあ…