2016-03-01から1ヶ月間の記事一覧
引っ越してから初めて圏央道を走り、河口湖へ。まずは大月インターを降りてすぐにある山麓園という炉端焼き屋に入る。 飛騨から築150年になるという茅葺合掌造りの建物はなぜこんな市街地に、と違和感を覚えるほどに豪壮。店の前の苔むした手水舎など大昔か…
庭仕事に励む。 新たに青系の草花をいくつか植えた。 クレマチス 藤の川。根が張ってしっかりとした株だ。柵の目隠しにと考えている。もうひとつ、 パステルブルーという品種を植えたがこちらはひょろひょろとした根で頼りない。根が張るか心配が残る。 ほか…
かなり、春めいてきた。至る所で芽吹き始め、葉より先に花を咲かすものは彩りを添える。 柘榴の花は爽やかな桃色。均整の取れた花の開き方をしないので満開感に乏しいが色は綺麗だ。 梅。曲がり道の角のブロック塀の上。 桜。早咲きの緋の強い品種。 桃。 ム…
理解されることは諦めている。 でも趣味なんて自己満足の世界。鉢への植え込みが終わった。 背中の外殻の隙間の白も全身まで菌が入り込んだ様子が出せているのではないだろうか。背中の蝉のハラワタの繊維の感じも良い。そして何よりも綿毛を纏った仙人掌の…
苗木に関して、植え付けに最適な時期と店に並ぶ時期が一致しないということを知った。 例えば多くの樹木は植え付けるのは葉を落とし休眠している冬が望ましい。葉が茂り根を伸ばしている時期に植え替えると株へのダメージが大きくなるのだそうだ。 しかし、…
筒杯の植木鉢が焼けた。辰砂を掛けて酸化焼成。辰砂といえばあの還元による赤だけれども、酸化の緑も爽やかで良い。土灰なんかと比べてガラス質ではないしっかりとした緑色になるし、適度に流れて下地の色も出てくれる。 あまり整いすぎない無造作に造った感…
盃が焼けた。 盃の縁は真っ直ぐ伸ばさずに上に立ち上げた。薄くする際にはその方が安心感が出るような気がした。 渋柿釉にどぶ漬けした後に、蕎麦釉を絵筆で重ねた。 今回は平高台にしてみたのだが、どうだろうか。縁を少しヤスリで丸めた方が欠けを防げるか…
本焼きが終わっていた。 冬虫夏草鉢の懸念 釉垂れして焼成板に溶け付いてないか。こうなると破壊して剥がす羽目になる。 破損した脚が接着剤で無事に着くか 上部が重みで垂れて歪まないか トルコ青結晶釉の結晶が析出するか 凸部に赤土が浮き出すか ありがた…
私が勝手に決め付けている三大ガッカリ洋菓子というものがある。 カヌレ、マカロン、マロングラッセ。 お洒落で上等な舶来品のイメージをつけられているようだが、値段の割にさほど美味くないと思っている。 マカロンがあんな一口サイズのもので3ユーロ、つ…
プルーンの赤ワイン漬。 ケーキ各種。 牡蠣の赤ワインビネガーエシャロット掛け。 黒豚の生ハム。 ブルゴーニュ エスカルゴ。 鴨のフォワグラ赤ワインソース 子牛のポルチーニソース掛け。 道端のバゲットサンド。玉葱と鶏肉。絶品。 メゾンドショコラのトッ…
ステンドグラス巡り Saint Severine教会。パリの最も古い教会の一つだそうだ。 15世紀のステンドグラスは各ガラス片の中にも繊細な絵が描きこまれており素晴らしい。ガラス片で絵を構成しようとせずに、ガラス片を単なるキャンバスと見做すほうが潔くて良い…
ひょんなことから、パリ生まれパリ育ちのアジア系の同僚と、その友人であるというフランス外務省勤務のこれまたアジア系のパリジャンと飲みに出かけることになった。 くだらない話が大半で飲み過ぎたこともあり殆ど覚えていない。それでも思い出せたことをい…
案外、日本もフランスも花屋の店先に並ぶ花はさほど変わらないのだな。 ヒヤシンス、ムスカリ、アネモネ、薔薇、ハゴロモジャスミン、チューリップ、紫陽花などなど。 しかし、フランスの花屋はお洒落だ。壁の色がまずは暗い灰色で統一されていたり、強いピ…
とあるミシュラン三ツ星店と同じ肉屋から仕入れているという巷の人気店。 6時半に店に行くと、白髪交じりの初老の男が一人、椅子に座って新聞を読んでいた。開店時間の7時半に再度来いという。予約したいというと、目で見たという仕草をして予約は受け付けた…
ボルドーは駅に降りたら無人改札口で、周りに商店は少なく延々と葡萄畑が広がる。そんな牧歌的な風景を想像していた。 しかし、第二のパリと称せられるだけあって中心街は石造りの街並みと所々に建つランドマーク的な大聖堂や鐘楼、門が「月の港」として世界…
Anneという若い子に、明日死ぬとしたら今晩何を食べたいかと聞いた。 難しい質問ね、と深刻そうに悩み始める。かなり乗り気で悩んでいる。食いしん坊が多いフランス人には鉄板の質問かもしれない。 答えは分厚く柔らかい鴨肉に、フォワグラの赤ワインソース…
知らなかった食べ方。 レモンを絞ってまずは食べる。これだけでも十分に美味しい。そこからさらに、ワインビネガーと刻んだエシャロットをかける。赤い色が加わり、正直に言うとグロテスクな牡蠣が食欲の湧く見た目になる。味はというと、飛躍するというかな…
そうか、火星の外気に触れたら一瞬でバクテリアも死ぬのか。火星の土には有機物は無さそうだがあの僅かな人糞と水だけで育つのだろうか。空気を作り続ける装置の仕組みとか、どの程度リアリティーのある話なのだろう。西暦何年設定なのか。科学的な興味が沢…
数年前の話題作で興味があった。 ナタリー・ポートマンがこんなにバレエを踊れるだなんて。レオンの頃から銀幕のスターとなったのに、バレエを何処かで習い続けていたのだろうか。誰にでもできる役ではない。頭が下がる。幼少期にバレエを習っていた下地に加…
期待していなかった良作。「プラダを着た悪魔」が好きな、バリバリと働く若い女性を狙い撃ちにした映画。「プラダ」を何度も好きで仕事で落ち込んだ際に見ているという友人の話を聞くが、そういう人はこの作品も嵌るんではなかろうか。お洒落なオフィス、価…
ロッキー一作目に肩を並べる名作。スタローンがラズベリー賞での名誉回復賞をもらうだけある。確かに声が上がっていたようにアカデミーの主演男優賞はもうこれが最後かもしれないスタローンのほうが収まりが良かったとさえ思う。 なんだか涙もろくなった。 …
東京タワーの下の豆腐料理屋。まだ花冷えのする晩に梅花が弁柄壁に映える。 気づいたらほぼ望月。 ふと仰ぎ見れば月に花という一角を我が家にも作りたいな。
食用梅の名品種を植えてみたのだが、それが花開いた。ほんの数輪。花匂うほどではない。白い壁が背景だと目立たず。 花梅と実梅。品種としては隔たりがあるようだが、実梅でも十分に綺麗だし実が食べられる実用性のほうが有難い。梅雨は梅が熟す頃の雨。2月…
素人目線の批評や感想など当人は聞きたくもないだろうけれども。 愉しかった。絵画から彫刻からインスタレーションまで多ジャンルの作品が一堂に帰しているので飽きない。1大学だけだと作品の質量ともに物足らなかったに違いない。正直に言うと、作品の技能…