旅 遠出

熱海建築散歩

各時代の遺物が残る街は良い街だ、そう思う。 緑の家。板金工場の建物でエアコンプレッサーの音がこの日も鳴り響いていた。 坂道の丁字路の角に立ち、高い塀に遮られて陽がほとんど差さないように思える構造をしている。建蔽率という概念のない頃の建物だ。 …

熱海梅園

・細工の上等な欄間の背後に椿の紅や葉の緑を覗かせる ・広縁のある座敷を備えた日本家屋での長期滞在ワーケーション 徒歩数分の熱海梅園へ朝食の腹ごなし散歩へ。 こちらは献上梅だそうで今や上皇に退かれた平成天皇に毎年献上されている梅だそうだ。 「冬…

夜の来宮神社の御神木ライトアップ

夜も23時まで境内を開放してライトアップしてくれているというので夕食後に来宮神社へ。 神々しい静謐な趣き。 昼には気持ちの良いカフェのテラス席も夜にはドラマチック。 卯年の絵馬が可愛らしすぎて撮ってしまった。 左右に鳳凰の来宮神社の印も好みだ。…

糸川の熱海桜と熱海保養所

桜は単なる視覚的な美しさだけでなく、春の終わりの季節の移ろいを象徴的に実感するものとして愛でていることを知った。 熱海には糸川沿いに日本で最も早く咲く桜の並木がある。熱海桜。 不思議なもので、1月だとまだ花見を楽しむ心境にならず気持ちの盛り上…

2023年の抱負 長いリストに挑む

達成率の低さにめげずに、懲りずに「わたしの2022年・2023年にやりたいこと」を書いていこう。 ラーテルのように好奇心旺盛に勇猛果敢に。 2023年の大きなテーマとして「子供と一緒に楽しみ学ぶ」。長男が受験勉強を自ら望んで始めた。私は勉強に口出さない…

柿 美味しい「味覚」の持ち帰り

備忘 秋の地方旅行は渋柿を買える 富岡製糸場の門前でご高齢の爺様が営む自宅前の農産物小売。目に留まったのが渋柿。 けっこうな重量物なのでネットで買うのも送料が高いし、東京のスーパーではそのままでは食べられない渋柿は売っていない。 せっせと皮を…

紅葉の谷川岳 湯檜曽旅行総括

備忘 夏の夜に山頂で満点の星空観測 湯檜曽から近いので谷川岳ロープウェイで山頂まで上がることにした。大人往復2100円。家族で6300円。なかなか高い。 確実にこのロープウェイに乗った記憶が妻と私にはあるのだけれども、いつ乗ったのかが思い出せない。あ…

湯檜曽の保養所はオーベルジュ

備忘 食用菊のテリーヌ。柑橘類の香り付け。 クレムブリュレ、林檎のコンポート入り 自分でも作れるようになりたい。 熱海の保養所に続いて群馬県湯檜曽の保養所にも泊まってみた。湯檜曽川沿いに建ち、川向かいには建物が全くない山々で景色が素晴らしかっ…

圧倒的個性の土合モグラ駅カフェ

地下70mへ続く462段の巨大階段 少し怖いメッセージだらけの待合室 レトロな駅舎リノベカフェ 唯一無二のきっぷ売場カウンター席 山を眺められるチルチェア 非日常的グランピングコテージ フィンランド式サウナから雪へダイブ 父子旅行に一度は利用してみたい…

群馬こんにゃくパーク

無料でこんにゃく料理が食べ放題という釣り 売店はさほど安いとは思えない。ここで稼ぐ 農産物販売所は魅力的。 運転手やガイドの休憩室併設。ツアー誘致。 世界遺産から世俗的な楽しみへの動線。 全くもって興味がなかったのだが息子の熱烈な要望によって寄…

富岡製糸場

蚕がさらに好きになった。お白様。また精度を上げて蚕蛾の陶蟲夏草鉢を作成したい。 群馬黄金という黄金の絹糸があることを知った。 日本の近代化と富国強兵を支えた絹糸輸出産業を115年の長きに渡り支えてきた富岡製糸場。世界遺産に相応しいのかはよくわか…

機械惚れ 富岡製糸場

備忘 機械にサボテンや多肉植物を植え込む ひたすら美しい。 iPhoneではなく一眼レフで粘っこく撮りまくりたい。 日本における近代産業革命の血と汗と国家の思惑と資本家の野心と農家の娘のささやかな結婚への夢が機械油に溶け込んで染み付いた巨大装置。 外…

記録にとどめたい熱海の街角

香港っぽい。エレベーターの無さそうな縦長なビル。 昔からこの名前で営業してるんだ、文句あるか!と言いたげなスナック。 温泉の街だから。 ムーラン座は閉店してしまって久しいそうだ。モンマルトルを定宿にしていつもムーランルージュの向かいにあるスー…

熱海来宮の温泉保養所

築50年以上の古い保養所で露天風呂もないと聞いていたので、そんなに期待はしていなかった1泊2食7000円の温泉風呂のある保養所に泊まった。 内装はしっかりリフォームされ古い旅館の様式だが清潔で綺麗。 そして熱海を一望できる、目の前に熱海城と初島を望…

人気観光スポット化した来宮神社と御神木

熱海保養所と併せた再訪スポット候補地入り。 1300年以上の歴史を持つという来宮神社だが、えらくモダンに境内設備が改装されて外せない若いカップルのデートスポットのようになっていた。 90年前に不審火で失った末社も令和4年に全て再建。至る所がフォトジ…

トリカブト、テングダケ、致死量毒物山歩き

そういえば那須の茶臼岳から三斗小屋温泉へと抜ける山道でのこと。 ひょっとしてと思いながら見ていたが、家に帰って調べてみてもやはり「トリカブト」のように見える。 ヨモギのような葉形だが切り込みは深く、日陰に咲き、典型的な紫の花。葉の形はネット…

ITOH DINING by NOBUと強羅公園

ラフォーレ倶楽部箱根強羅から歩いて数分のITOH DINING by NOBUという高級そうな鉄板焼きレストランにランチに行った。NOBUプラドュースの品質で4000円なら良さそうに思えた。 落ち着いたシックな雰囲気。 鉄板カウンターもカップルには良さそう。 カボチャ…

ラフォーレ倶楽部 箱根湯本

2泊3日で家族で箱根のラフォーレ倶楽部箱根強羅へ。前回の家族旅行は半年前の転職休暇中だった。 泉質が良い。 夕方の湯上がりミルクゼリーや葡萄酢、マンゴー林檎酢などの無料サービスは費用対効果が高いと思う。 大きな窓と木々の眺め。 ラウンジが静かで…

王道の硫黄泉「鹿の湯」で那須旅行を締める

栃木の那須もまた家族と再訪したい魅力的な観光地だった。ジャンルの異なる観光資源が豊富にある。 次回来るとしたらどんな旅程にしようか。初日は那須サファリパークやハイランドの遊園地で遊ばせても良い。茶臼岳に登り、鹿の湯で濃厚な硫黄泉と伝統的な湯…

上級マニア向け「天狗の湯」で夢想

観滝台の脇を歩いて降りていく。車は乗り入れられない。 秘湯好きは一度は押さえておきたい湯。 遺跡廃墟好きにはたまらない風情。 どう改修したら魅力をひき出して蘇らせることができるかを夢想すると楽しい。 猫が人懐こい。 テルマエロマエ聖地巡礼湯。 …

2時間山歩きして辿り着く秘湯「三斗小屋温泉」へ

自分の中の温泉十選の三指に入る温泉旅館に出逢えた。ここは是非息子達と再訪したい。 理想的な檜風呂。全二面がガラス窓の開放的な浴室。 無加水、無加温、掛け流しでありながら、丁度良い熱さの温泉。 理想的な昔ながらの木造客室。 2時間登山しないと辿り…

秘湯を目指して那須茶臼岳を登る

転職後数ヶ月で仕事を辞めるという醜態を晒し、1人で心を癒すとなると山へ行くしかない。 「恥の多い生涯を送ってきました」という太宰治の「人間失格」の書き出しを思い出すけれども、そこまで酷い恥まみれでもないし「後悔の多い生涯」よりはましなのだと…

神馬山に考え事登山。陣屋温泉に癒される。

「悶々としてるなら山でも登っといで。高尾山とか。」そう送り出してもらった。 私のことを理解してくれている人はそうはいなくて親とパートナーの有り難みをしみじみと感じる。まあ、一般論として他の人を深く理解する動機などないから自然な話だ。私だって…

鹿猟に想うこと

。 それはそれは美しい5月中旬の牡鹿半島で鹿狩りに同行させてもらったのだった。 プロットハウンドという猟犬。和犬の猟犬よりも数倍の距離を走り回り、野太い声で吠える。家で飼うには声が大きすぎるが狩に出るとよく響く吠え声の有り難みを後で知ることに…

変化豊かな八ヶ岳登山コースの基地に秘湯温泉の唐沢鉱泉旅館。

心が病みかけたら起死回生の癒し手段として持っておきたいプランだ。 天狗岳と黒百合平を周遊する登山コースが苔の森や山頂からの開けた眺望など表情豊かで魅力的。 すぐ近くに見に行ける源泉がコバルトブルーで美しい 日本秘湯を守る会の会員宿 温泉は浴室…

根性を鍛えるために八ヶ岳天狗岳に挑む

自分は正直に言って根性が足らない。7年前に転職する際には理不尽耐性をつけるために高尾山に滝行に行った。痛いほど水は冷たくてなぜわざわざ水を被ってから修行場の掃除をして、滝壺で震えながら順番を待ち、痛い水圧の滝に打たれるのか。少しばかり理不尽…

石巻 再訪 東日本大震災津波伝承館と震災遺構

奥州平泉では藤原家四代の栄華よりもそれが滅びた跡の寂しさを強く感じたし、石巻といえば東日本大震災で津波からの被害を最も被った地だ。廃鶏を潰して「命をいただく」食育のイベントも目の前で野生の命を奪う鹿猟もあった。今回の東北の旅は死にまつわる…

世界遺産 奥州平泉の金色堂

世界遺産に登録された奥州平泉、藤原四代の栄華を伝える寺社仏閣。東京から電車で4時間、車でも5時間半かかり周辺に大きな観光地もないのでなかなか周遊プランも立てづらく今まで来る機会に恵まれなかった。 石巻でレンタカーを借りる機会があったので、折角…

廃鶏を屠殺して命をいただく。負荷の不可視化を考える。

石巻で食育のイベントに参加させてもらった。 玉子を産む数が減ってきた鶏は生産性の低下を理由に廃棄され若い雌に入れ替えられる。「玉子を産まないメスに価値は無い」と声に出すこともなく黙々と処分される。 鶏たちは狭い鶏舎に歩くこともままならない空…

日本一の称号を送りたい京都の秘密基地植物園カフェ

多肉植物、サボテン、ドライフラワーの宝庫 草食獣の標本に溢れている 店内装飾と商品を兼ねた構成 絵画やイラストなども好み 食事の味も盛り付けも皿も素晴らしい 芸術的でフォトジェニックな豪華スイーツ 珈琲まで美味しい 夜はバー営業も ひとことで言う…