旅 遠出

鹿猟に想うこと

。 それはそれは美しい5月中旬の牡鹿半島で鹿狩りに同行させてもらったのだった。 プロットハウンドという猟犬。和犬の猟犬よりも数倍の距離を走り回り、野太い声で吠える。家で飼うには声が大きすぎるが狩に出るとよく響く吠え声の有り難みを後で知ることに…

変化豊かな八ヶ岳登山コースの基地に秘湯温泉の唐沢鉱泉旅館。

心が病みかけたら起死回生の癒し手段として持っておきたいプランだ。 天狗岳と黒百合平を周遊する登山コースが苔の森や山頂からの開けた眺望など表情豊かで魅力的。 すぐ近くに見に行ける源泉がコバルトブルーで美しい 日本秘湯を守る会の会員宿 温泉は浴室…

根性を鍛えるために八ヶ岳天狗岳に挑む

自分は正直に言って根性が足らない。7年前に転職する際には理不尽耐性をつけるために高尾山に滝行に行った。痛いほど水は冷たくてなぜわざわざ水を被ってから修行場の掃除をして、滝壺で震えながら順番を待ち、痛い水圧の滝に打たれるのか。少しばかり理不尽…

石巻 再訪 東日本大震災津波伝承館と震災遺構

奥州平泉では藤原家四代の栄華よりもそれが滅びた跡の寂しさを強く感じたし、石巻といえば東日本大震災で津波からの被害を最も被った地だ。廃鶏を潰して「命をいただく」食育のイベントも目の前で野生の命を奪う鹿猟もあった。今回の東北の旅は死にまつわる…

世界遺産 奥州平泉の金色堂

世界遺産に登録された奥州平泉、藤原四代の栄華を伝える寺社仏閣。東京から電車で4時間、車でも5時間半かかり周辺に大きな観光地もないのでなかなか周遊プランも立てづらく今まで来る機会に恵まれなかった。 石巻でレンタカーを借りる機会があったので、折角…

廃鶏を屠殺して命をいただく。負荷の不可視化を考える。

石巻で食育のイベントに参加させてもらった。 玉子を産む数が減ってきた鶏は生産性の低下を理由に廃棄され若い雌に入れ替えられる。「玉子を産まないメスに価値は無い」と声に出すこともなく黙々と処分される。 鶏たちは狭い鶏舎に歩くこともままならない空…

日本一の称号を送りたい京都の秘密基地植物園カフェ

多肉植物、サボテン、ドライフラワーの宝庫 草食獣の標本に溢れている 店内装飾と商品を兼ねた構成 絵画やイラストなども好み 食事の味も盛り付けも皿も素晴らしい 芸術的でフォトジェニックな豪華スイーツ 珈琲まで美味しい 夜はバー営業も ひとことで言う…

第二の心の故郷、京都。さらさ西陣。

9年ぶりの京都。私にとっての第二の心の故郷だ。在住期間としては神戸5年、シドニー4年についで京都に3年だが心の中ではシドニーよりも神戸よりも親しみを覚える。 いろいろすっ飛ばして地下鉄にのり鞍馬口で降りる。 これが京都だよ。単なる住宅街の変哲も…

和歌山4日目 秀逸ゲストハウスRICO、粉河寺の山門の美仏

ここにも大楠の御神木。 西国三十三カ寺三番札所 粉河寺の本堂は三十三寺で最大の威容。 東西南北4km四方、七堂伽藍、五百五十ヶ坊寺領4万石を誇った武装勢力は豊臣秀吉の紀州攻めで寺宝と共に焼失。 粉河寺は大門、中門の仁王像が美仏揃い。 蓮華座と光背を…

2万体人形供養の淡嶋神社

フェリーは欠航しているので友ヶ島には行けなかったが、代わりに温泉に入って美味しい魚介御膳を食べて。想定外の事態を楽しむ能力には長けていると思っている。全く調べていなかったがこんな立派で特異な神社にも出会えた。 全国から2万体以上の人形が供養…

高野山宿坊 櫻池院

もうすぐ900年の古刹宿坊 武田信玄公の位牌のある菩提寺 重森三玲の枯山水庭園 精進料理、朝の勤行 小型犬を泊められる あまり調べずに空いている部屋があるということで選んだ宿坊は6年後に900年を迎えるという高野山の中でも珍しく創建当時の建物が今も焼…

鹿狩り

鹿の巻狩り猟に参加した。 鹿をもっと知りたいから。 ジビエがどのように狩猟されているのか。 山林を知りたいから。 参加させてもらったこの地域には獣の解体処理場がない。そして狩猟して2時間以内に認可された衛生的な解体処理場で処理されないとジビエと…

佐賀の旅程記録。カップルにこそ佐賀周遊旅行を勧めたい。

のべ国外滞在時間8年にわたり世界50ヵ国以上世界遺産99ヵ所を旅して回ってきた旅好きな私が回し者ではないかと思われるぐらいに佐賀は猛烈に推薦したい穴場観光地だということをしつこく主張したい。しつこく。 想像していた以上に唐津、呼子、伊万里、有田…

佐賀からの戦利品

佐賀の難点は魅力的な物産が日本酒や陶磁器など重くて割れるものばかりだということ。缶詰も地味に重量がある。 松浦漬の缶詰 宮内庁御用達の日本三代珍味の松浦漬け。一缶で1000円以上した。どんな味がするのだろう。 唐津の地酒「太閤」のカップ酒。 唐津…

佐賀で食べたもの

佐賀にはまた来そうな気がする。会う人に「最近、何してるんですか」と聞かれ、「佐賀、旅行先として最高なことを発見しました」と激推ししている。食べ物備忘録。 イカスミサイダー 呼子萬坊名物 イカの活け造りの店、呼子萬坊がこんなものを作っていたとは…

佐賀の花々

唐津城の道向かいの民家に咲く椿、三選。白く優雅な八重咲き。 薄い桃色地に鮮血のような差し色。 そして濃桃地に赤。どれもこだわり抜いた品種。 唐津の宿に向かう細路地のアイリス。 白と黄色のコントラストが美しい、今が最美な群生。 風に揺れて 唐津、…

佐賀6日目。殿様の湯

朝1時半に起きてしまい5時までうだうだとネットサーフ。それから早朝無人の温泉へ。サラサラとして気持ちの良い湯だ。 朝、ロビーにあるオルゴールや蓄音機が飾ってあるコーナーで女将にレコードを聴かせてもらった。 蓄音機の針は10回程度使うと駄目になる…

有田の稀有な穴場宿「ケラミック有田」

オランダ人の女主人ハネカさんが気さく。 あてがってくれた部屋が高級旅館の貴賓室級で破格の1泊5000円でありえない。 谷崎潤一郎で日本文化の卒論を書いたそうで色んな議論や意見交換ができる。 有田や日本の文化慣習に対する彼女の考察を聞けて面白い。 水…

幻想的な廃墟の湯

御船山楽園ホテルではTeamLabのデジタルアートを取り入れている。 入口のロビーに無数のランプが吊るされ、鏡面に映し出されて実際よりも多く感じる。 6つほどのデジタルアート展示がある。 遠目に見ると焔に見えるもの。 デジタルサイネージパネルに高精度…

佐賀5日目。神社巡りに廃墟風呂、「らかんの湯」でサウナ開眼。

香蘭社の本店はちょっとした美術館。 陶山神社は晴れの日に来るべき。伊万里焼でできた鳥居は見所。 武雄は武雄温泉、武雄図書館、武雄神社、御船山楽園ホテルも全て歩いて回れる範囲にあって便利。 武雄神社の樹齢3000年の大楠御神木は必見。雨の日でも、雨…

国内最高峰の佐賀県立九州陶磁文化館

4月にリニューアルオープンしたばかりだという佐賀県立九州陶磁文化館。 有田や陶磁器の歴史の説明がわかりやすい。 デジタルに自分好みの有田焼をデザインして大きく表示するコーナーなんてのもある。輪違い紋に虎と蝶の八角皿を作ってみた。 同じ輪違い紋…

佐賀4日目 有田。日本の磁器産業始まりの地と廃墟宮殿。

日本の磁器のはじまりの地は作陶する者にとって訪れておきたい聖地 陶祖李参平の人生に想いを馳せる。自伝小説か何かないものか。 ポーセリンパークのツヴィンガー宮殿は素敵な廃墟に変わっていく予感 宗政酒造はB級観光スポット運営をしていることから侮っ…

白華窯 唐津焼作家吉永サダムさん

Caffe Lunaで展示販売されていた吉永サダムさんのマグカップが気に入った。そこにいた常連のミュージシャンの方も吉永サダムさんを褒めちぎるので、これは工房にお邪魔しするしか無いと思った。カフェの女主人が工房に鎬のマグカップがあるかと電話してくれ…

佐賀3日目 伊万里の秘窯の里

大川内山は鍋島藩直営の秘窯で隠れ里の雰囲気は必訪、必見。 花木に彩られた鍋島藩窯公園の散策も楽しい。 30ある窯元はどこも作品の説明を丁寧にしてくれてとても勉強になる。 単線1両ワンマン運行の松浦鉄道の金武駅途中下車の旅も楽しい。 天気が良ければ…

ミニマル古民家ゲストハウス「鳩麦荘」

宿泊費予算は低く抑えたいけれども風情のある宿に泊まりたい人、レトロ・古民家・ゲストハウス好きにおすすめ。 変則営業でチェックイン時間まで建物に入れない。荷物も置けないことは注意。身軽に観光するなら駅前に預ける必要あり(ロッカーがあったか不明…

唐津藩御用窯 中里太郎右衛門陶房

宿から徒歩1分の先にある中里太郎右衛門陶房が陶芸好きとしては一番見応えがあったように思う。 民藝館のような佇まい。12代中里太郎右衛門は人間国宝になった作陶家で戦後に衰退した唐津焼中興の祖だそうだ。その御兄弟の中里隆さん、その息子多亀さん、孫…

佐賀2日目 呼子朝市、唐津

技術進化で解凍したら透明に戻る高鮮度「活造りイカ」を呼子から取り寄せられる。「かま笑」 その場で焼いてくれるゲソ焼きは最高 呼子朝市ではノドグロ、マグロ、海鼠、イカなどが買える。目が生きている新鮮さ。 瀬戸大橋が竣工するまで日本一だった吊橋か…

人生最高。呼子のイカの活造り

高円寺から1100kmの彼方、飛行機、地下鉄、電車とバスを乗り継いで7時間かけて食べに来た価値があると断言してしまって良いと思う「呼子のイカ」。感動した。 イカの活け造りを食べさせてくれる店はいくつもあるが、生簀が大きくて食べられる確率が高いとい…

深山幽谷の眺め エクシブ箱根離宮

子供達が春休みとあって、また来てしまった。 もう愛していると言っていいかもしれない。結局のところ半年に一度は来ているエクシブ箱根離宮。ここよりも再訪回数の多い宿はない。 初めて来た際には感心したロビーに置かれた根っこも今となっては相変わらず…

谷中「澤の屋」旅館でお風呂とお籠り

息子と2人で谷中にある「澤の屋」旅館のデイユースプランを利用してみた。8:00〜17:00滞在で大人3000円、子供1000円というなかなかお手頃価格のプランで部屋と風呂が利用できる。 こちらが「澤の屋」さん。外国人観光客がメインだった宿でコロナ禍でそれまで…