陶器専門店や雑貨屋を5店舗ほど巡ってどれも期待はずれで買いたいものが見つからずがっかりしていた。そんな中、20時をすぎてたまたま見つけたインテリアショップ。
こういうのだよ、こういう店だよ。スペインにも存在した。
ウニガラスドーム標本。
飛翔能力のあるトカゲやカエル。蝙蝠標本もあるので飛翔がテーマか。
こんな犬の大きな絵を自宅のどこかに飾りたい。
ウニ標本のスタンド、水晶を球状の棘に纏めた作品などどれも欲しくなる。近くで細部を確かめても鑑賞に堪える精度。
陶器の鹿、羊の頭。
「買わないと後悔するぞ」と頭の中で囁き声が聞こえる。
タペストリーの絵柄もとても個性的で趣味。広い上下2階の店内を歩いて回るだけで別世界に誘われる。
赤子の頭ではなく蟲でこんな増殖系のオブジェを作りたい。
全て手縫いの刺繍のクッション。オランダ製だそうだ。それが60€はけして高いとは思わない。
写真は撮らなかったが半裸の男性や女性の装飾的なタペストリーがたくさん飾ってあった。SEX SHOPとか緊縛グッズ、性マイノリティ向けの店が密集する区画をたまたま通り抜けようとしている際に見つけた店だった。LGBTQの感性なのだろうか。店員の男性にもその気配がした。
10km近く歩き回った努力が最後の1店で報われて足取り軽くまた40分歩いて帰った。