2012-07-01から1ヶ月間の記事一覧

印度人

漫画のようなのっぽで痩せの男と太っちょで小さな男の二人組がアグラの街を案内してくれたのだった。 印度は人間観察が面白い。そこらへんを一人でぶらついているだけで観光客も話しかけてくれるし、一人で旅行しても相手に困らない。一人で食べていても給仕…

深夜特急

この年になって深夜特急で旅をすることになるとは。折角、北印度に来たので延泊してアグラのタージマハルを見物しに行ったのだが、帰りの列車が待てども来ない。 地球の歩き方には「昔と違い、滅多に列車は遅れない」と書いてあったが17:55発の列車がアグラ…

印度飛蝗

こんなサイケデリックな彩色、嘘のようだ。黄色地に黒い斑点に赤い点。なにも触覚まで縞模様にすることもないのに。南国の生態の華やかさにはいつも驚かされ、何のメカニズムゆえにこんな色を装うに至ったか不思議に思う。「碧い目をした」なんて表現すると…

タージ

道程

ホテルから職場までの写真をいくつか。 デリーとムンバイを繋ぐ大動脈でもあるらしく、大型トラックが荒々しく走る。例えばデリー都市部には17時までは大型車は入域規制がかかるらしく、トールゲートの前には17時までの時間待ちの長蛇の列ができる。それが17…

ロディ公園

コンシェルジュにもタクシーの運転手にも「お勧めしない」「なぜ行きたいのか」と反対されたロディ公園。地球の歩き方にも載っていないのだがロディ王朝の廟が広い公園のあちこちにある。 観光地でもなく、入場料もなく、放置気味の遺跡にはどこか廃墟のよう…

スパイシーインディア

出されるスナックから昼の社食まで何から何まで辛い。 満員電車に乗ったのだけれども、男達の体臭もスパイシー。 気温40〜45度の職場を歩き回らんといけないのだけれども、同僚のふとっちょの印度人オヤジが自分よりも遙かに汗をかいていてなんだか安心した…

イスラム教

何がびっくりするって、インドの史跡での写真とスペインで撮った写真との違いがわからなくなるということ。遥か欧州大陸の西端から印度亜大陸まで文様すら変わることなく広まったイスラム美術の伝播力たるや。 ジャーミーあるいはモスクと呼ばれるイスラム寺…

印度徒然

朝6時前にホテルを出発して巨大トラックに囲まれるように工業地区を走り抜けていく。そのうち、未舗装の砂埃が舞い上がる道になり、数日前まで通行可能だった道が工事しているために集落の中をくねくね走る。泥水溜りに嵌りそうになり、牛に進路妨害され、そ…

印度人

ひとことで印度人といっても顔つきは様々で実際には多様な人種構成。なるほど、インドアーリア系の顔つきは鼻が高く、いうなれば肌の黒い白人なわけだな。他にもドラヴィダ系やチベット系などのモンゴロイドも。 人口が12億人もいるのだから、それこそ都市部…

印度菩提樹

印度菩提樹の大樹がそこら中にあって大興奮。そりゃ印度だからあたりまえかもしれんけど。それにしてもこの幹の有機的なことといったら、もう。瞑想に入られたお釈迦様の上に枝を茂らせていたのはこんなに混沌とした枝ぶりの菩提樹だとしたら、なんとなく印…

Leela Palace Hotel New Delhi

無駄に豪華だという話もある。

タイ、バングラデシュ、インドの空

高度1万フィート。タイ、バングラデシュ、インドへと飛びながら目にした雨季の見事な雲。 亡くなったら空から見守っていてくれるというが、いるとしたらどこらへんなんだろうか。いずれにしろ随分と透明な存在になってしまうのだろうね。

足高蜘蛛とGKB

大きな足高蜘蛛が屋内に出没して嫁さん大騒ぎ。 雌は足を広げるとCD一枚分ほどにもなる大型の蜘蛛でそれが恐ろしく速く走る。臆病らしい。毒はなく、人に危害を加えることはない。そしてこやつ、走るGKBすら追いかけて捕縛する身体能力を持つ。さらには、GKB…

東欧から朗報

ルーマニア時代の友人でここ6、7年はプラハで働いている男がいる。背が高く温和で人前に出るタイプではないが芯の強そうな男。小生がプラハに立ち寄った際には彼が彼女と同棲しているアパートに転がり込ませてもらって連日深夜というか早朝まで遊びに連れ出…

葬式

通夜に北鴻巣の竜昌寺へ。良い葬式だったと思う。住職と故人が生前から懇意にしていたこと、そしてプロの司会進行がいたことが大きい。 司会が遺族から聞いた話をまとめて故人の生い立ちや人柄、最期の時の様子を参列者に説明する。参列者はああ故人はそうい…

ご冥福

両親兄弟の次に親しい伯父が亡くなった。 6年前に悪性リンパ腫が見つかり、その強靭な体力で闘病生活を続けていた。元から頑丈な人だったから海外旅行に行ったりカヤックに興じたりと精力的に過ごして医者を慌てさせた。しかし昨年末に放射線療法を受けて以…

MADO CAFE

大津の琵琶湖ホテルの東隣にある琵琶湖を眼前に寛げるカフェ。大きな三人掛けのソファが4つほど琵琶湖に向かって並んでおり、赤子を寝転がせて食事をするにも都合がよい。 1050円のプレートランチがスープ、サラダ、キッシュに加えて鉄鍋に入った魚の香草焼…

妄想インド

妄想を糧に東京までの往復新幹線の道中を休日返上して働こう。 Incredible India。アラビア海に面した大都市Mumbaiと今回行く北部デリーはどう違うだろうか。 当初は気が重かった印度もいざ近づいてくるとワクワクしてくる。最後まで気が重くて結局仕事を理…

GARUDA COFFEE

営業時間がいまいち謎めいた、山科に不釣り合いなフラットな空間カフェ。いつの間にか店は一面の苦瓜カーテンがかかっていた。 車庫のようなスペースに大きな木机。扇風機だけで少し蒸し暑い。ここは自家焙煎の選りすぐった珈琲豆が自慢らしい。 そこでアイ…

白桃酒

ダークチェリー酒もジャム壜に熟成用を残して飲了。 濃赤がトニックウォーターで割っても色が残って見た目にも華やかで良い。味も申し分なし。 ダークチェリー酒 > 苺酒 > 金柑酒 次作は白桃酒。薄皮だけを剥いた白桃を丸ごと二つ、そして皮ごとレモンスライ…

時代はまわる

そんな時代もあったねと いつか話せる日が来るわ あんな時代もあったねと きっと笑って話せるわ だから今日はくよくよしないで 今日の風に吹かれましょう まわるまわるよ 時代はまわる 喜び悲しみ繰り返し 今日は別れた恋人たちも 生まれ変わって めぐりあう…

島原の遊郭揚屋 きんせ旅館

随分と前から行ってみたかったきんせ旅館というカフェバーにようやく行くことができた。島原の遊郭街、新屋敷太夫町にあり、角屋という一般公開している元揚屋のすぐ近くにある。 推定築250年のかつての揚屋。予想以上に大きな建物で、一階がカフェバーにな…

がらくた風植木鉢

あくまで「がらくた風」であって「がらくた」ではない。気持の上では。またへんな植木鉢ばかり作ってしまった。陶芸の先生も最近では一人で小学校の粘土遊びの時間を繰り広げる小生に助言をすることもなく放置。 黒マットを刷毛で塗ったので還元焼成すれば適…

神馬堂焼餅

明治五年創業の目付きの若干悪い馬が目印の焼き餅屋。 小振りで何の変哲もない餅。120円だから別段安くもない。目を見張るような旨さも特長もない。 でも買ってしまうんだろうな。上賀茂神社に来たら門前にあれが売っているはずだと。五年後も十年後も変わら…

雨のせいで外に出してもらえず悲しげなマンゴー。いっそのこと、体を洗うことを前提にしてしまうなら土砂降りの中を散歩させることもできる。しかし自分が雨の中歩き回るのも面倒。やはり我慢してもらう。 雨、雨、雨。どれだけ雨粒が降ろうが水をはじき返し…

スクールカーストとトルコ風呂

大津の中学生自殺事件に端を発して「いじめ」に関する研究とやらをネット上で拾い読みしていた。今の時代、「いじめ」の発生メカニズムには日本の学校空間における生徒間に自然発生する人気の度合いが強く影響していると考えられ、人気の度合いを表す序列を…

虐め自殺 たかが中学

大津の虐め自殺事件がなんとも痛ましい。 自殺の練習とやらを強要されていたとのこと。他にも雀の死骸を口に入れろだの、銀行の口座番号を教えさせて金を引き出したり。どこまで事実化はわからぬが。 教育委員会の子供への調査により、十五人が虐めがあるこ…

バオバブ

売れ残り品と札が貼られ、300円で叩き売られていたのでなんだか可哀相になって持ち帰った。処分品扱いされる動植物ってのはなんだか悲しいですな。 オーストラリアンバオバブ、クイーンズランドボトルツリーと呼ばれるブラキキトンだと思われる。樹高20mにも…

第九陣窯出し 円錐植木鉢 と今後の方向性

きれいに発色してはいるけど、何に使うんだか。織部釉、飴釉、白鳳釉の掛けわけと重ね掛けの組み合わせを実験したかったのはわかるけれども、何でも作ったものは焼いたらいいというわけではない。 白鳳を斜めの削り跡を残しながら剝して焼いた。形は均整がと…