虐め自殺 たかが中学

大津の虐め自殺事件がなんとも痛ましい。


自殺の練習とやらを強要されていたとのこと。他にも雀の死骸を口に入れろだの、銀行の口座番号を教えさせて金を引き出したり。どこまで事実化はわからぬが。


教育委員会の子供への調査により、十五人が虐めがあること、十四人が先生が見て見ぬふりをしていることなどを回答していたにも拘わらず、直接的な目撃証拠だと確認できないということで黙殺された。この市教委、被害者遺族側にいじめの事実を証明しろなどとほざいたらしい。困ったものだ。


さらに追って調査をするのがあんたらの責務だろう。虐め主犯格の親がPTAの会長だったという話も出ている。護るべき人が味方してくれない絶望感も追い討ちをかけたのだろうか。


勝手な推測はできないが、家族に最後まで助けを求めずに自殺を解決策にしてしまったことが残念極まりない。残された両親の喪失感を慮るとしんどい。以前にも息子のいじめを先生に相談したり、事件後も三度に渡って自殺した児童の父兄から警察へ被害届が出されていたが却下されていたという話もあるので愛情のある親子関係だった様子。


自殺を解決策とする前に、転校や不登校が選択肢としてあることを子供に理解して貰えたらよかったのだが。


引用
学年別で見た場合、中学生、なかでも特に中学1年生のいじめの数が多く、中学1年生だけで17,063件のいじめが認知されており、この数字は小学6年生(4,262件)や高校1年生(3,701件)に比べ4倍以上多い。男女比では、54.8%が男子、45.2%が女子である[5]。また同調査によれば、同じ学校・同じ年度の生徒であっても学年が進むにつれていじめの数が大きく増減しており、「いじめが起こりやすい学校・年度」のようなものは無かった。従って「いじめが起きやすい学校とそうでない学校、いじめが起きやすい学年とそうでない学年というものが存在しているわけではない」[4]。
以上のことから、「何か特別な問題や背景があるから、いじめが起きる」わけではなく、「そうした問題の有無とはさほど関係なく、いじめは起きうる」「ちょっとしたきっかけで、いじめは起きてしまう、広がってしまう」のが実態であることが分かる


心は未熟で不安定なくせに体が先行して成長する中学生時代というのがやっかいなのかもしれない。場合によっては中学校を回避するというのもありではないか。自宅学習+クラブ。あるいは最低限質の保証される私立中学校。金の問題とはなるが。社会に出て、誰かの中学高校の学歴を気にすることなど、ほぼないように思う。未だ学歴偏重な大企業への入社を希望するとしても、考慮されるのは最終学歴がどの大学か程度だ。自分の意思で様々な選択が可能な高校や大学生の年齢でその子が何をしてきたのかは問われるところだが、自覚もない中学時代なんぞ誰もさほど気には留めない。


耐え難い虐めがあるなら、辞めてもいいし、いっそ海外の全寮制学校にやって英語でも身に付けさせるも良し。勉強をする限りは不登校も転校も構わないということを本人に理解してもらうこと、そしてそれを受け止める姿勢を親が示すことが悲劇の回避になるのかもしれない。勉強は大事だけれども、中学校なんて大事な人生を委ねるほどのもんでもない。義務教育だか知らんが、義務を果たさない教師や市教委から家族子供は守らんとな。