神々しい朝の陽光と深い青紫、陶蟲夏草鉢「蚕蛾」

春秋のよく晴れた朝の陽光は魔術をかけてくれる。 水耕栽培で咲かせたヒヤシンスの球根を庭に地植えしたものは施肥もしておらず小さく咲いた。その代わり、花びらの紫に子房の深い、深い青は素晴らしい。 触角も翅もボロボロになった姿に愛おしさを感じてし…

生ハムのあるタイ居酒屋「メコン東京」

3月にオープンしたばかりの創作タイ酒場「メコン東京」に行ってみた。ちなみにビールはチャンとかタイビールは一切なくラオスビール飲み。 今だけLINE登録で生春巻きがサービスされる。山葵醤油で食べるようでここらへんも創作タイ料理らしさか。タイらしく…

蝉透かし翅鉢造形と本焼き

日々、挑戦あるのみ。ということで翅を透かし彫りした蝉成虫の陶蟲夏草鉢を作った。 確実に衝撃で破損しやすいので太い子実体をガードの為に生やした。それでも当たりどころが悪ければすぐ破損してしまうのだろう。 それでも、蝉の成虫の儚さを表現するのに…

フラワーショップ「ラフレシア」

オザキフラワーパークの下の階にある切花やドライフラワーを売る花屋「ラフレシア」。ここも久しぶりにきたら店舗スペースを拡張して品揃えも強化されていた。 なんとも珍奇な風貌なプロテア。 化粧道具のパフのような手触りのふわふわもふもふ感。こんな 3,…

作陶について 土の風化と崩壊を取り込む

「陶蟲夏草」という作家名で冬虫夏草をモチーフに植木鉢を作っている。 instagramのアカウントを作り作品を載せ始めたらありがたいことに誘われるがままに今年は5つの展示会に出すことになった。自ら博物フェスティバルというイベントに参加応募してみようと…

東京で一番勢いのあるように感じる園芸店オザキフラワーパーク

半年ぶりに来たオザキフラワーパーク。 植物売り場の真ん中に夢心地な映えスポットが作られていた。 猫脚のバスタブに浸かりながら優雅に本でも読みつつ、時折休憩に頭上のビカクシダや足元の苔絨毯を眺める週末。たまらない妄想の世界が実現していた。この…

陶器屋さんの「羊と山羊」で催されていたオベサ祭りへ

以前からinstagramで流れてきて気になっていた陶器店「羊と山羊」。作家もののお皿や酒器、植木鉢を扱っているのだが作家の選び方やホームページがかなり好み。そんな「羊と山羊」がオベサ展を催しているとの情報を得て12kmを自転車で走った。 窓辺に置かれ…

16/18 造形完了

ヘラクレスが顔が可愛らしくできた。 上の角が折れやすそうだが、こればかりは仕方がない。折れにくい太く丸めた形にしたら鈍重になってつまらない。 ノコギリクワガタの頭胸部だけの亡骸。 作り込みたくなるのを我慢してシンプルに。 オカダンゴムシ。複雑…

豊川稲荷

何だか異界のような一景。 中野駅前南口の豊川稲荷社。 いいな、この雰囲気。

ピンクヒヤシンスと陶蟲夏草鉢

ピンク色のヒヤシンスが咲いていたので切花にして遊ぶ。 初期の造形の蝉。 触角がないな、とか 脚の節が足らないな、とか あれこれ至らなさを思う。 運搬に不向きすぎる作品は手元に残っている。 もう少し、手元に秀作も残すようにしたい。

シアトルのお手軽寿司「寿司カツ」

CitizenMホテルの向かいにある寿司屋に行ってみた。何せ1週間もすると胃が疲れてきたので脂っこくない何かが食べたかった。ベトナム料理も試したが味が濃くてニンニクが強くて私が求めている胃に優しいという味ではなかった。 板前さんはメキシコ人のお兄さ…

スターバックスロースタリーの向かいの「SIX ARMS」ハンバーガーが美味い

スターバックスの高級店、スターバックスリザーブロースタリーの初号店へ。 できた時は画期的で衝撃的だったのだろうな。しかし上海店で圧倒され、東京にもできた後に改めて見ると何も思わない。上海店で見られた天井に張り巡らされた焙煎豆を送るパイプのイ…

シアトルの博物標本店「Ballyhoo Curiosity Shop」

バスに乗って40分の距離にあるBallyhoo Curiosity Shopへ。ネットを見ると品揃えはそんなに良いわけではなく、天気は大雨なので行くべきか迷った。店はとても小さいかもしれないしバス停から10分ほど歩かないといけない道中が安全なのかもわからない。 しか…

ガラス工芸美術館

入口の白い巨大なガラス結晶が美しい。 大きな空間に聳えるインスタレーション。青い触手のようなガラスの突起が海の渦のように柱となっている。 台が反射する鏡面仕上げになっており反射も美しい。 海洋生物が散りばめられていた。アンモナイト、ヒトデ、ウ…

Whole Foods Marketを散歩

取り敢えず旅先では市場、スーパーマーケットをチェックしてしまう。自然派食品のスーパーマーケット「Whole Foods Market」へ。 入口の脇に花屋があるパターン。葉の表面が緑で裏が赤い多肉植物クラベオレンスがあるのはポイントが高い。しかし寄せ植えで$2…

アマゾン本社の本気アマゾン化

シアトルにアマゾン本社はあるのだが、大きなビルが1棟、本社として存在しているわけではなく20棟近くの本社ビル群が密集している。その1棟にスフィアと呼ばれるアマゾン=熱帯雨林オフィスがあり、土曜日は外部にも一般公開してくれているので見学してきた。…

シアトルに思う

空港からuberでホテルまで送ってくれたのはアリゾナとワシントン州に合計47年住んでいるというベトナム人の男性。共産主義から両親共々逃げてきて英語が全くわからない中で苦労して生きてきたそうだ。カジノのマネージャーを長くやっていたが不景気でクビに…

Seattle CitizenM

9時間飛行機に乗ってシアトルへ。直行便は楽だわ。しかしデルタ航空は日本語字幕のある機内映画が少なくてそれは残念だった。英語で観ると娯楽ではなく勉強してる気分になる。 チェックインしたのはCitizenMというホテルだが、部屋は日本のホテル並みに狭い…

10/18 造形完了

試して失敗するのが1番の近道。 波が来た。工房に朝から籠り6時間は粘るも寒過ぎて身体の芯まで冷えてきてこれ以上留まると風邪を引く可能性が高そうに思えたので退散。もう一個ぐらい作りたかったが2鉢の造形を完了させて退室。 勝手な想像生物ではなくて実…

梅里公園の出遅れて盛りの過ぎた梅

梅里公園の梅は2月中旬でとっくに盛りを過ぎていた。 ほんの数本、遅咲きの株にまとわりついて鑑賞する。 おお、深い濃い紅。 紅千鳥というそうだ。 枝ぶりの良い白梅。 そして公園入り口の名物枝垂梅もかろうじて花は残っていた。 呉服枝垂というのか。今年…

2024年五美大展 3

作品の前でしばらく人だかりがあった。 特に陰陽の陰の表現に美人画の画集を数多く出版されている池永康晟さんを思い出した。 ギャラリーもついて軌道に乗っている将来を嘱望された作家さんなのだろうな。美人画は人気がありそう。 何の木だろうか。青と碧で…

2024年 五美大展2

欧州の美術館の19世紀絵画にありそうな雰囲気ながら人物は日本人。 なんともアカデミックで他の学生さんとは異なる時空間とベクトルで制作している印象。100年前の欧州に生まれた方が幸せだったりするのだろうか。存在感の際立つ重厚な一画だった。 写真にす…

2024年 五美大展 1

東京の5つの美大の合同卒業制作展「五美大展」が毎年新国立美術館で催されるのだが、入場料無料で子供と気軽に絵画や彫刻、デザインなど多彩な作品を楽しめる。 多摩美エリアから入ったのだが版画のクオリティの高さに目が覚めた。 モチーフがとても好み。…

メタリフェルホソアカクワガタ

メタリフェルの青い個体。遠目に見て即座に購入を決めた。黄銅、紫や赤味を帯びた個体は多いが青は少し珍しい。 青と紫をガラスドームに収めた。 構造色だからか、LED強光に照らすと青は感じられず、金属の複雑な干渉模様のようなものが見られる。 良い作陶…

帰途に吸い込まれる危険な新店飲み屋「ニコロク」

2月にオープンしたばかりの東高円寺の居酒屋「ニコロク」。新宿にあるお店の2号店だそうで、オーナーも店長もグローバルダイニングという飲食店グループで長らく働いていたそうだ。アニメ「君の名は」で主人公のバイト先として描かれる新宿御苑にある「ラボ…

INSECT PORT

昨年7月にも催された蟲生体と標本のポップアップストア「INSECT PORT」の第二回が高円寺で催されていた。 先行入場券が配られ、11時の開場20分前から30人以上が行列していた。恐るべし、蟲人気。@insectport_tokyo @pseudochalcotheapomacea @ginp_o @c.syco…

6/18鉢 造形完了

4月から7月まで開催のウサギノネドコ東京店の「もしも博物展」に向けた制作。 赤4号土の轆轤挽きに苦戦した。工房の先生曰く赤土はやはりコシが弱いので他の土と混ぜて使うことを推奨することが多いそうだ。薄く挽くのは難しくとも、求めるテクスチャーのた…

三重の植物と植木鉢天国「HACHI8」

昨年1月に三重県四日市に開業し1周年を迎えた植木鉢と塊根多肉植物専門店HACHI8。JR四日市駅から徒歩6分ほどの距離にある3階建丸ごとが店だ。 カフェカウンターがある。ブラックコーヒー500円。付き添いの方が飽きてきた際に寛いでもらう目的だそうだ。かな…

再現名古屋城本丸御殿

姫路城と合わせて国宝第一号となった名古屋城は豊富に写真等の資料が残されており、米軍による空襲で消失した本丸御殿の忠実な再現の助けとなったそうだ。 軍国主義から解放し民主化してくれたアメリカには感謝しつつ、無差別空爆をし貴重な文化財の多くを破…

登れなくなっていた名古屋城

息子を連れて日帰りで四日市と名古屋へ。前回、名古屋に来たのはまだ子供の生まれていない夫婦時代。車で京都から来てひつまぶしを食べて帰ったっけ。 登れた天守閣は老朽化で閉鎖されていた。名古屋は河村何某が政治をかき回していて名古屋城も補修するわけ…