蟲
レモンブルーというダンゴムシ10頭 スピノサスというトゲトゲダンゴムシ8頭 コケコレザーさんの革細工。イカの口の中に鍵が取り込まれるキーホルダー。 息子が卵から育てて看取ったミヤマクワガタの銅鍍金標本 惚れ惚れするかっこよさ。台座は私が作ってお渡…
他の出展者さんとの関わり・他の作家さんの欲しい作品は大抵無くなる。・お客さんのために作っているので一点ものは出展者が開場前、初日に買うのはマナー違反なのが暗黙の了解。・キッチンカーの食べ物を買って食べる暇などない。キッチンカーも行列するし…
週末の福岡の対面販売、荷物をたくさん持参するのはしんどいが植物生産者もたくさん参加し植物好きなお客さんもたくさん来るイベントなので植物を植え込んだ鉢をなんとか数鉢持っていきたい。 トキワシノブという希少性は皆無な土着自生植物だけれども植え込…
爽やかな朝顔が色違いで咲いていたので挿してみた。 爽やかで良い。
がっかり観光名所なんて言われることも多いらしいが私には入場料300円を遥かに上回る価値があった。 のんびりとこんな擬洋風建築群を回ってみたい。いろいろな活力の衰えた老後ではなく刺激を活かせる活発に動けるうちに訪れたい。 バッタによる蝗害解決に奔…
-大型作品は海外の人達に好まれる傾向。飾る自宅スペースが広いからか。前回アメリカに送った作品といい大きい作品は今のところ欧米。 -擬蒔絵の金色の派手さも欧米人にとっては派手さの閾値が低いというか地味すぎない方が喜ばれる気もする。 海外観光客と…
新しい試みとして大きめの杯鉢にトロリと粘菌が垂れるような蓋。 そしてダンゴムシを苗床にして生える粘菌子実体「ヒスイホコリ」。 小型のユーフォルビアやエスポストス柱サボテン系を植えるのを想定した鉢なのだが、イメージを沸かせるために試しにジェム…
作風という軸をぶらさずに持ちながら新しい試みを続けるしかない。そんなわけで大きな杯鉢の上に陶蝉の蓋をつけた作品。 セミタケという冬虫夏草が群生株となった姿。 そして10月の福岡イベント前の最後の窯焚き。左の大きな蝉幼虫の作品は持参しようか思案…
ほぼ1年ぶりに再度招待いただいてラフォーレ原宿の「愛と狂気のマーケット」の展示販売に戻ってきた。 愛と狂気のマーケット売場正面入口を入って左手すぐのとても目につく場所をあてがってくれて身が引き締まる思い。昨年は初めての参加だったのでBOX小とい…
8月20日から31日まで六本木の新国立美術館の近くで開催されている「六本木採集 蟲展」に在廊してみた。 今年にできたばかりのギャラリーで母体は広告デザイン会社。そんなこともあり作家説明のキャプションやSNSのビジュアルもカッコ良い。いいな、欲しい。 …
たっぷりと肥え太ったセスジスズメの幼虫は6〜7g。 家の壁沿いの隙間に這って行き、そこで蛹化していた。蛹化直後は黒い幼虫が緑となり、時間が経つと蛹は茶色へと変わる。 本来は土に潜って繭を作るらしいが潜れる環境にない場合には繭を作らず蛹になるそう…
セスジスズメ祭りが続く間に、蚕蛾の陶鉢と戯れさせて遊ぶ。 成長が2周遅れの幼虫。3齢なのに頭が緑なのは2齢から3齢に脱皮したばかりだからなのだろう。 同じ親が産んだ卵から孵化したのにここまで成長速度が違うのは寄生蜂に規制されている可能性が高いの…
ゾワゾワとする忌避感と ウットリとする生の美しさ 前者が勝ってうわっ気持ち悪いと遠ざけてしまう人が大半なんだろう。 得体の知れないものを前にした好奇心と恐怖心。知っている人からしたら愛でるか、容赦なく駆除するか。 硬い喰われるはずのない陶鉢が…
夏を盛りに鳴いて飛んで死んでいく彼らに慈愛を込めて。 茎の細い多肉を植えたい。咲かせたい。 綺麗な翡翠色の翅にしてあげようか。
大きさにばらつきのあったセスジスズメの幼虫も終齢になってどの個体も肥えてきた。 美しや。 終齢幼虫になると腹脚の力も強くなってきて摘み上げる時も、手から引き剥がす時も少し力を入れないといけないので怖い。 頭と尻、尻のアンテナが緑色の個体を見つ…
ふと庭を見たらセスジスズメの幼虫が大発生。 例年は8月中下旬のようなので今年は1〜2週間早い気がする。暑い夏だからか。 ちょっと餌の葉が足らない気がする。どうしよう。食草を花瓶に挿して食べさせるか。
体躯の半分ほどは朽ちて苗床となった兜虫。 そんな壁掛け一輪挿しを作ってみた。 試験管ガラスに水を入れて瑞々しい切花を活けるのもよし、乾燥して朽ちたドライプランツを挿すもよし。 静かな空間。 命の儚さを振り返ることが自分の生を大事に生きることへ…
セブンイレブンの品揃えも変わりつつあるのか。なかなかリアルな幼虫と蛹のゼリー制作セットが売られていた。値段も良心的な198円と228円。 食紅を使って赤いゼリーを作ったりしたら面白いかもしれない。ブルーベリーを中に入れてみたり。 まだ冷やしたらず…
暑い。セミもシャワシャワとやかましく鳴き始めた。
・子実体の白から発泡、青緑のグラデーションを狙う ・上部から下部にグラデーションで土肌の露出を狙う 釉掛けは辛抱の求められる作業。 素焼き前よりも強度は出ているが、コンとぶつかればあっけなく壊れる。横着せずに窯場と工房室内を20往復、手持ちで運…
お誘い頂いている六本木の企画展会場に下見がてらお邪魔して話を聞いてきた。 鉄骨の梁が南側窓際、北側部屋奥、西側にある。壁に釘打ちでかけるだけでなく、梁から吊るす展示が可能。 植物植え込みの展示が可能。 窓際に玉サボテンを植え込んだ吊り下げ鉢。…
実は下半期に5つも企画展に出させていただくことになっている。その作品を急ピッチで制作していかないといけない。 昨年に続いて声がけいただいている「もしも」をテーマにしたもの、東京と京都で2展。 狂気と新規試みを期待されているもの。 福岡の植物生産…
関西に住んでいたのに中崎町という梅田駅から徒歩数分の古民家が多く残り雑貨屋とカフェが密集した街を知らなかった。 太陽カフェ黄色系のつぎはぎだらけの壁紙 お気に入りの席や「次はあの席に座りたい」が生まれる不揃いの机や椅子 鉄骨剥き出しの天井 流…
黒泥土の鉢と蟲の組み合わせ。 開口部は大きくとって太めのサボテンを植えられるように作った。 ついに亀甲団扇を植えることになるかもしれない。 ハチマガイツノゼミ。 腹が落ちてしまわないか不安な造形。 たまには粘菌を加飾しないでシンプルに蟲だけにし…
茸菌に侵された蟲蟲を苗床にした茸 主客が逆転するのはどの時点なのかどの時点まで蟲は意識があるのか蟲と菌がバイナリーの生命として相互干渉作用するのか 二元論的に白黒つけるべきでないと感じることが多い世相に、曖昧を曖昧として受け止めることの意義…
子供を観たいとせがまれた映画館に放り込み、もう一人の子供のパスポートを受け取りに都庁へ。 そして映画が終わるまでの時間にどこの喫茶店で優雅に寛ぐことにしようかと考え、ふと高島屋の美術ギャラリーで何がやっているか調べてみた。 なんと、堀貴春さ…
鋏角類ということで蜘蛛や蠍の先祖筋にあたるカンブリア紀の古生物サンクタカリス。 脚と繊毛のような突起を無数に再現。開口部も大きくとって植物を植え込みやすくした。 アノマロカリスやオパビニアほどの知名度はないけれどもサンクタカリス好きに刺され…
アノマロカリスの一種を造形した。顔の部分にある触手のようなものに内側に突起を無数につけた。尾鰭を天に向かって反らしS字の躍動的な体勢とした。 今回は眼を少しばかり作り込んでいる。モンハナシャコのような軸、受けと眼球で構成されている様子を強調…
秋に向けていよいよ制作に本腰をいれたい。 こんな生き物に冬虫夏草が生えていたらというフィクションだ。 絶えず資料を見ながら作るのではなく、資料を見た後で自分の中で咀嚼して頭の中に残ったイメージを想像して作る。だから細部はそんなに正確ではない…
壁掛けの花器ができた。試験管ガラスを組み合わせることもできるようにつくった。侘びた古民家の壁に野山の花を活けたら素敵な空間になるのではないだろうか。 ある程度細かく作り込んだが色をほとんどつけないことで存在主張が控えめで植物を引き立てられる…