多肉植物・サボテン・他
舞台を作ってあげると映える気がする。自然造形でありながらも「もしも」をテーマにしているので現実にはありえない三葉虫やオパビニア、アンモナイトに冬虫夏草が生えたらという想像の産物を作ってみた。ウサギノネドコ「もしも博物展」だけでしか作るつも…
ヨツコブツノゼミを作り直した。 鉢部分がつるつるすべすべでこれもまた良い。 しかしこうして見ると少し左に傾げてしまっている。もっと土を締めて乾燥途中でも矯正すれば良いのかもしれないけれども、素焼き時に土のくせで曲がるのでやはり難しい。 本物の…
年をとるごとに椿が好きになってくる。しかもこの出雲大社藪椿のような筒咲きで一重の素朴で控えめで可憐な花に。出雲大社藪椿は原種に近い形を保っている品種でもある。 この赤は日本を代表する赤の一つではないか。その深みと濃さにおいて。 学名はcamelli…
著莪の花が庭に咲く。Iris japonica。日本を代表するのは菖蒲や杜若ではなくこのシャガなのかもしれない。 三葉虫に三輪の著莪。 森の中に群生を見かけたりする。原種なので人が世話することなくとも綺麗に咲かせる。
サボテンは頑丈でいて気づかないうちに貝殻虫の大群に襲われて枯れたりする。一番頑健なのは実はサボテンにフォルムのよく似たユーフォルビアではないだろうか。 そんなわけでゾウムシ鉢にユーフォルビアを植え替えてみた。 形状も粘菌子実体っぽさがある。…
貰い手が見つかった。大学卒業したての新入社員を私の部下として預からせてもらった人で今は海外の遠国で働く。今や様々な困難を乗り換え異国でバリバリ働く一児の母だ。 頑張って欲しい。 ちなみにダンゴムシは出せば完売する人気モチーフだったりする。 人…
この季節はどこにいっても街のあちこちに椿が咲いていて楽しい。我が家の玉の浦も大輪の花を咲かせてくれていた。花弁の縁の白があまり出ていないけれども。 赤に白が入った絞りも良い。 血潮も自分の手元に置くには重たいけれども街中で見かけると楽しい。 …
鉢と同じぐらいの直径のヒヤシンスの花房。 チャームポイントは固い前翅の浮き上がった隙間から生える子実体。
ペルシャ地方で6万年前からネアンデルタール人が墓にムスカリの花を手向けていたことが確認されている。原種からさほど姿を変えていないそうなので、ネアンデルタール人が愛でた姿を私たちも見ているのか。 紫と翡翠色の組み合わせも爽やかで良い。 ヨツコブ…
巨大に咲いたヒヤシンス。人為的に過度に栄養を溜め込まれた球根がそれを後先考えずに一気に吐き出すように咲く。少しグロテスクさも感じてしまう。 部屋全体にむせるほどの濃い香りが漂う。 私の自宅近所は濃桃色の花が多いように思う。窓辺に置き、朝陽を…
トゲトゲダンゴムシには躍動感あふれて伸びていく菌糸体のようにも見える植物の種子を合わせてみた。 翡翠色の子実体がにょきにょきと生えてきている様も気に入っている。 こういう冬虫夏草茸は実際にいるよな、とほくそ笑む。 湿度に弱いサボテンを植え込む…
庭に次々と花が咲き、活けて飾るのも楽しい。 白い背景壁に白い陶器、そこに白い顎の水仙。水仙の中央の顎だけが黄色い。色数は少ないようでこんなにも豊か。 あれ、この写真めっちゃ良くないか。iPhoneで撮ったとは思えない。 菌子実体を加飾しない陶蟲だけ…
春秋のよく晴れた朝の陽光は魔術をかけてくれる。 水耕栽培で咲かせたヒヤシンスの球根を庭に地植えしたものは施肥もしておらず小さく咲いた。その代わり、花びらの紫に子房の深い、深い青は素晴らしい。 触角も翅もボロボロになった姿に愛おしさを感じてし…
オザキフラワーパークの下の階にある切花やドライフラワーを売る花屋「ラフレシア」。ここも久しぶりにきたら店舗スペースを拡張して品揃えも強化されていた。 なんとも珍奇な風貌なプロテア。 化粧道具のパフのような手触りのふわふわもふもふ感。こんな 3,…
半年ぶりに来たオザキフラワーパーク。 植物売り場の真ん中に夢心地な映えスポットが作られていた。 猫脚のバスタブに浸かりながら優雅に本でも読みつつ、時折休憩に頭上のビカクシダや足元の苔絨毯を眺める週末。たまらない妄想の世界が実現していた。この…
以前からinstagramで流れてきて気になっていた陶器店「羊と山羊」。作家もののお皿や酒器、植木鉢を扱っているのだが作家の選び方やホームページがかなり好み。そんな「羊と山羊」がオベサ展を催しているとの情報を得て12kmを自転車で走った。 窓辺に置かれ…
ピンク色のヒヤシンスが咲いていたので切花にして遊ぶ。 初期の造形の蝉。 触角がないな、とか 脚の節が足らないな、とか あれこれ至らなさを思う。 運搬に不向きすぎる作品は手元に残っている。 もう少し、手元に秀作も残すようにしたい。
シアトルにアマゾン本社はあるのだが、大きなビルが1棟、本社として存在しているわけではなく20棟近くの本社ビル群が密集している。その1棟にスフィアと呼ばれるアマゾン=熱帯雨林オフィスがあり、土曜日は外部にも一般公開してくれているので見学してきた。…
梅里公園の梅は2月中旬でとっくに盛りを過ぎていた。 ほんの数本、遅咲きの株にまとわりついて鑑賞する。 おお、深い濃い紅。 紅千鳥というそうだ。 枝ぶりの良い白梅。 そして公園入り口の名物枝垂梅もかろうじて花は残っていた。 呉服枝垂というのか。今年…
昨年1月に三重県四日市に開業し1周年を迎えた植木鉢と塊根多肉植物専門店HACHI8。JR四日市駅から徒歩6分ほどの距離にある3階建丸ごとが店だ。 カフェカウンターがある。ブラックコーヒー500円。付き添いの方が飽きてきた際に寛いでもらう目的だそうだ。かな…
王立植物園に入ってみた。入園料は4€。 おお、ミツマタがある。 温室に行くとサボテンが少々。規模感としては新宿御苑の植物園温室のようなイメージ。 カランコエファングやクラッスラ類がちょぼちょぼと数株あるだけでこれだと日本のホームセンターの方がた…
息子と先発して熱海へ。熱海駅前からバスでニューアカオホテルへ。ローズガーデンの上に隈研吾設計の海を一望し大きなブランコを漕げる素敵なカフェがあると聞いたのだが、なんと大人4000円の入場料を払ってローズガーデンに入らねばならないのだという。カ…
ツノゼミ第二弾としてミカヅキツノゼミを作った。若干、頭部の角が焼成時に垂れ下がった気がする。 出来としては上々、満足のいく仕上がりだ。 強いていうなら冬虫夏草菌の子実体の翡翠色の発色を強めても良かったかもしれない。 レースフラワーも胞子を拡散…
2023年は親戚や親戚の愛犬、大学の知人など訃報も多かったように思う。当たり前のことなくせにイマイチ実感が湧いていないことが「人は誰しも死ぬということ」。見栄や世間体のために努力して無駄にする時間の余裕などないはずだ。もっとより我儘に好きなこ…
仕事で人員削減のしわ寄せを目いっぱいに浴びて健康を大いに損ねた年だった。その一方で学習テーマを定めて歴史を学びに佐原や京都へ、自給自足やSDGを学びに栃木へと子連れ旅行に行ったり、陶芸では雑誌に複数回掲載してもらい3つの販売店と契約を交わして…
鉢を作ってから何を植えるのかを考えるのではなく、この植物を植えるための陶蟲夏草鉢はどうあるべきかを考えていくシリーズ。とりあえず素材をここ数週間で集めている。 マミラリアとだけあって品種不明。 エキノプシス サブデヌダータ マーベリック 白珠丸…
失敗作なのかもしれない。そう呼ぶと哀れにも思う。翅脈も作って出来上がりに期待していた鉢なので残念だ。 頭部に掛けた溶岩釉が拡散しすぎて必要なディテールが失われてしまった。腐食した蟲の死骸がモチーフだとしても、眼が綺麗に見えることは重要なのだ…
午前中に2時間ほど作陶し、午後は豊島園前の庭の湯で仕事をするのがルーティン化しつつある。今日は渋谷園芸でランチを食べることにした。 サンルームのような席が冬の陽光を浴びれて気持ちが良い。 サラダ。 少し辛いソーセージとキノコのパスタ。美味しい…
セロームを室内に取り込んだ。 12年前の縄文土器風黒鉢。下手だな、と思うけれども愛着がある。また今の私の感性で縄文土器風鉢を作りたい。 ユーフォルビアもやがては陶蟲夏草鉢に移植したいと思っている。昔の自作鉢で育てながら移植を待つのが流れとなり…
白星「姫春星」はしっかりと根付いてくれたようだ。 半年前よりも確実に大きくなっている。白玉がメタボリックに増殖している様が好みなのでこれに合う陶蟲夏草鉢を作りたい。 縦にしたカブトムシの蛹鉢か、ハナムグリの背中から生やすか。10年近く昔に作っ…