2023-04-01から1ヶ月間の記事一覧
春と聞くと3〜4月の印象だが花盛りの季節はむしろ4〜5月かも知れない。ジョギングしているとあちこちの花に立ち止まってばかり。 ラベンダー。こうしてみていると濃桃や紅色の花を多く見かける。 ここ数年の高円寺民の趣味が赤紫系統に寄ってきていたりする…
京都に住んでいた頃知り合った京都大学で客員研究員をしていた友人が来日したので高円寺で会った。 流行りのピカピカと新しい場所よりもガード下の居酒屋、おしゃれなソファよりもビールケースをひっくり返した椅子を愛する男だ。私がそっち方面の好きな場所…
飽きてきた。陶蟲夏草鉢を作ることには飽きないのだが、毎日陶蟲夏草鉢のことを書くことに飽きた。日常の気づきや見つけた心に残るものを備忘するためのブログではなかったのか。 団子蟲の鉢を三鉢焼いた。もうまとめて書く。 鉢だけだと少し寂しいかもしれ…
兜蟲の陶蟲夏草鉢を2鉢焼いた。 海外にはヘラクレスやネプチューン、ゴホンヅノなど胸部に巨大な角を持つ見た目が豪壮なカブトムシが何種類もいるが、やはり頭部に長い上向きの角を持つヤマトカブトムシがかっこいいように思う。カブトムシの餌場争いでの戦…
鋸鍬形蟲の陶蟲夏草鉢が焼けた。 なかなか
揚羽蝶幼蟲の陶蟲夏草鉢が焼き上がった。 胴体部分が水晶に癒着しなかったので芋虫のか細い数本の脚だけで繋がっている。 いつ折れるかわからないので、はっきり言って売物にならない。予想中に折れるかもしれない。 そんなわけで手元に置いておくことになり…
塵蟲の一種ということにしている具体的なモデルのいない甲虫の陶蟲夏草鉢が焼き上がった。鉢と蟲のバランスがとても良いように感じた。鉢の上にちょこんと小さな蟲が乗っかった印象にならず、十分に蟲に視線が行きながらも蟲がはみ出すぎないバランス。 冬の…
蝉の幼虫鉢をもう一つ作った。 羽化する途中、まだ翅も乾かず伸ばせていない状態での絶命。そんな個体がちらほらといる。 地中から這い出る途中の幼虫鉢を作った。 羽化途中の蝉の鉢も作った。 成虫として寿命を迎え地面にひっくり返った蝉の鉢も作って三部…
蝉の幼虫の陶蟲夏草鉢が焼き上がった。 ひしゃげた鉢は失敗作の誤魔化しや再生ではなく一手間加わった個性になってくれた。予想の延長にない出来栄えが嬉しい。 青緑色の突起を粘菌のルリホコリに倣って架空のヒスイホコリと名付けた。 火焔茸のような自然造…
伯母が亡くなった。 立て続けに従姉妹の夫が亡くなった。 従姉妹の夫は64歳、子供の結婚や孫も見られず不本意の急な病死だった。 最後に会ったのはいつだろう。コロナが蔓延してからは会ってないから確実に3年は会っていない。仕事の合間やふとした瞬間にあ…
これまで連絡依頼のあった方には気まぐれで私の陶器作品を販売というかお譲りすることは時折あった。特別注文で要望に合わせて作ることも何度かあった。今年に入ってからは3鉢ほどお譲りしている。しかし積極的にオンラインショップで販売したり、クラフトフ…
素焼きの窯出し。特に破損することもなく焼き上がった。 12鉢と団子蟲1匹。なかなか壮観。 赤土、黒泥土、信楽白土を使い分けているので素焼きの段階でも彩りがある。施釉せずにやきしめでもそれなりに面白く焼けるのかもしれない。 蚕蛾も今のところ、触角…
寺が多い街は花木が多い。 公園が多くても花木は増えるが日本の公園は根底には西洋式庭園の考えがあるようで花壇の区画内を埋め尽くすようにパンジーやチューリップをたくさん植える傾向が強く、一株を引き立たせるように、あるいは背景の建物との調和を強く…
貪欲な肉食昆虫の大閻魔斑猫が腑を買い破って出てきたかのようなアレンジ。玩具のつぶらな眼がかわいい。 マイマイカブリなんかもカタツムリの殻の中に首を突っ込んで肉を貪り食う。 そんな陶蟲夏草「団子蟲」にセダム「レッドベリー」を植えてみた。水分少…
小窯に12鉢を詰め込んだ。800℃で素焼きする。来週には窯出し、釉掛け、素焼きと同じ窯構成で本焼成を一気に進められそうだ。夏までの完成を予定していたがGW前に4〜6個納入できる作品が仕上がりそうだ。 それにしても、本当に納入しようかまだ悩んでいる。一…
私が通っていた店にルック商店街の3階にある「紅い花」がある。コの字カウンターの和風で大正や昭和初期の店のような雰囲気を纏った燻銀の蕎麦居酒屋。 それがコロナ蔓延時に休業したまま閉店してしまった。高円寺で閉店を惜しまれるのは「てんてこ」「ビス…
世の中に過小評価されているものの一つとして芽吹きの紅葉の美しさを挙げたい。 秋の紅葉も美しいが、それに比べて新緑の生命力が漲る瑞々しい紅葉の元気が出る美しさ。 葉緑素が抜けた後の死んだ色の紅葉と違い、芽吹きの紅葉は紅にも力強さがある。しかも…
桜が終われば藤の季節。あちこちの公園には藤棚があったりするけれども高円寺界隈で私の知る限り最も見事なのは民家の塀に沿って咲く藤。厳密には中野。 こんな見事な藤を毎年見事に咲かせ、往来の人々を楽しませてくれて本当にありがたいと思う。 藤は近く…
好きな写真家を聞かれれば、挙がる1人は土門拳だろう。そんな土門拳の古寺巡礼写真展が恵比寿の東京都写真美術館で催されていると知り、会社帰りに立ち寄った。 土門拳といえば室生寺。圧巻の写真が並んでいた。 入口に掛けられた写真以外は撮影不可だったが…
線は、僕を描く ☆☆☆ 砥上裕将 水墨画の世界と魅力を映像なしに脳内に想起させてくれる良作。心のあり方が線に現れるのはわかる気がする。無心に夢中になって導かれるように造形した感覚になる時はあるし、そのように作られた作品は再現の難しい良作になる実…
陶蟲夏草鉢「大鍬形」。この鉢のポテンシャルはこんなものではないだろうと思っている。 そもそも銀手毬が徒長しているのがよろしくない。現状はなんとも不格好だ。しっかりと日光に当てて分頭、群生したらムクムクと増殖する菌糸のような容姿となってくれる…
新しい試みとして粘菌の子実体に蟲が乗った鉢を作ってみた。形状としてはルリホコリ。楽焼で表面を青紫のメタリックにしたらルリホコリらしくなるのだろうが蟲が目立たなくなってしまうのでシロホコリにする。冬虫夏草らしさ筆頭として団子蟲と蝉幼虫を選ん…
どんどん作ろう。週末に仕事をすればするほど心の均衡の為に作陶する時間も欲しくなり、結果それ以外にほとんど何もしなくなっている。生き急ぐように忙しい人のスパイラルはこんな感じなのか、と思ってみたり。 10.蝉の脱皮途中 制作途中の記録も撮ろうと思…
こちらもようやくエキノセレウスサボテン「紫太陽」を植えられた陶蟲夏草鉢「鍬形蟲」。 ぐわんと株元が曲がって上に伸び、陽光をしっかり浴びて紫色にサボテンの棘が染まり、さらに花が咲いたら理想的な姿が完成すると思っている。 しっかり根が張って育っ…
ようやく、最終形にたどり着いた。成長は遅いが乾燥にも低栄養にも強く、かつ子実体の見た目に近いサボテンを植え込んで長く愛でられる陶蟲夏草鉢のサボテン植え。 これを尻の方から太陽光を当て、斜めに植えられたサボテンが湾曲して真上に伸びていくように…
春ですな。植え替えの時期ですな、ということで少し趣向の異なる吊り鉢を2つ。植木鉢が多くなると陽のあたる窓辺や棚は置くタイプの鉢で埋め尽くされ、スペースが足らなくなると垂直方向に進出していかざるを得ないのは植物愛好家の典型。 しばらく空のまま…
植えていたマミラリアの幼苗が寒さでやられてしまった。幼苗はもう少し大きくなってからでないと制限の多い鉢で育てるのは難しいのかもしれない。 そこでゴーラムを植えてみた。 形状がなんとも実際にある一部の冬虫夏草茸にそっくりではないか。 予想外の子…
おそらくは桜を愛でる最後の週末。息子と善福寺川沿いをジョギングした。 忘れ物だろうか、猫のクッションが置かれていた。 雨や曇りの日が続き、貴重な晴れの日の桜を愛でる。 そして2ヶ月ぶりに再訪したGO CRAZY CAFE。女主人は私のことをしっかりと覚えて…
去年の2〜3月は転職活動真っ盛りで15社近く応募して6社から内定を頂き、そしてちょうど1年前の今頃、自信満々におそらくは最もハズレの選択肢を最良の選択肢だと勘違いして選んだ。6つも選択肢があってよくぞ判断を誤ったと思う。そして4ヶ月で辞める醜態を…
初めて目黒川の夜桜を観にきた。橋の上には撮影する人だかり。提灯の赤い光が桜をより赤く見せている。 高いところから眺めたら赤い帯が一筋、綺麗に見えるのだろう。 少し歩くとあの有名な洋風の城の外観をした「目黒エンペラー」が照らし出される。若い女…