陶蟲夏草鉢、販売の試み

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これまで連絡依頼のあった方には気まぐれで私の陶器作品を販売というかお譲りすることは時折あった。特別注文で要望に合わせて作ることも何度かあった。今年に入ってからは3鉢ほどお譲りしている。しかし積極的にオンラインショップで販売したり、クラフトフェアに出店することはしてこなかった。

 

「味を良くするために」昆虫原料を一部に取り入れている焼菓子屋さんで、蟲関連の作家手作り作品の展示販売もされているお店の方から委託販売の申し出があった。最初は趣味が仕事化したら面倒に思えてお断りしたのだが、ここは新しい一歩を踏む必要があると思ってお願いすることにしてみた。f:id:mangokyoto:20230416175613j:image

東京から2時間半ほどかかる地方のこれまたローカル私鉄線の駅からさらに徒歩650mの住宅街にある店舗。アクセスは良いとは言えない。私もかつて住んでいたことのある県のさらに交通の便の悪い私鉄駅。近くに観光地はない。ふらりと立ち寄る人は皆無でその店を目当てに行くコアな客層が主だというのも納得。
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取り敢えず、窯出しした上記の中から3〜5鉢ほどお店に置きたい作品を選んで頂くことにした。全てお送りしても良いのだが、そんなすぐ売れる作品とも思えないしとても大きなお店というわけでもないようなので在庫スペースをとらないように少量から始めてみたい。

 

まず、生業としてギャラリー展示販売している蟲好き店主がどのように目利きして私のどの鉢を選ぶのかに興味がある。
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オンライン販売はお断りして店頭販売に限定してみたいと思う。

写真と実物の印象は異なりうる。陶器は実物の質感や重量は写真を見た印象と異なることは多い。それなりな値段で買ったものを実物を見て想像と違うと落胆させたくない。実物を手に取って納得して頂いた方に買って頂いた方が安心だ。
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どんなお客さんが東京から2時間半の立地の店舗に訪れ、私の作品のようなものを買い求めるのか。近隣住民に蟲好きはいるのか。

 

性別、年齢層、居住地などは聞いてみたい。

どの作品から売れていくのかも興味がある。

蟲、陶器、植物のどの属性に興味の軸があるのかも知りたい。

オブジェとして飾るのか、ドライプランツを挿すのか、土を入れて何を植え込むのかも知りたい。

Instagramをしているならば相互フォローしてもらいたい。同好の友が欲しい。
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普通に客としてお店に伺ってみたい。