陶蟲夏草鉢「ヤマトカブトムシ蛹」

f:id:mangokyoto:20240512233523j:image

新しい試み。
f:id:mangokyoto:20240512233525j:image

陶蟲夏草鉢だが陶蟲の一部を風化した土塊のように表現している。
f:id:mangokyoto:20240512233530j:image
f:id:mangokyoto:20240512233528j:image

樹脂でも木彫りでもなく、なぜ陶器という素材を使うのかを考え直してみた。土という虫や草木を育む培地を用いて「生と死」「蟲と菌」という属性間の曖昧さと移ろいを「土と陶」という面でも表現したい。その結果として陶器を素材として選んだのだと思う。だからそれをより顕在化させた表現にしたい。
f:id:mangokyoto:20240512233438j:image

その焼き上がりがこちら。うむ、悪くない。
f:id:mangokyoto:20240512233517j:image

土塊部分の手触りも風化しつつある感も好感触。
f:id:mangokyoto:20240512233520j:image

習作としては上出来だ。次から作品に活かしていこう。