十選
人生でこれまで訪ねたことのある海外の世界遺産をカウントしてみた。やはり独身時代にかなりの数を訪れて以降は出張時に延泊して訪れることが多かったのでフランス、中国、インド、ベトナムなどが多かった。2020年にインドのハンピ遺跡を旅する計画を立てて…
陶器専門店や雑貨屋を5店舗ほど巡ってどれも期待はずれで買いたいものが見つからずがっかりしていた。そんな中、20時をすぎてたまたま見つけたインテリアショップ。 こういうのだよ、こういう店だよ。スペインにも存在した。 ウニガラスドーム標本。 飛翔能…
マドリッドの美術館といえばプラド美術館。そしてピカソのゲルニカが見られるソフィア王妃芸術センター。旅程が短いとその両方かどちらかしか行けず、ティッセンボルネミッサ美術館に行く人は少ないのではないか。 1920年代から二代にわたって収集された世界…
国内外のアーティストを英語日本語で紹介する365artplus magazineという美術雑誌に1ページだが掲載してもらった。 特集は細川護煕さんインタビュー。信長秀吉家康に仕え千利休の一番弟子でもあった戦国大大名の細川忠興を先祖に持ち蔵には国宝級の美術品や茶…
友人のルーフトップテント付きジムニーでキャンピングさせてもらった。 このテントの素晴らしい点は屋根が斜めに開くのだが、低い方にも高さがあって圧迫感が少なく、電気カーペットや薄いマットレス、寝袋や枕をセットしたままで屋根を閉じられる点。 もう…
幡ヶ谷のラム酒専門店「OOTONG RUM HALL」。ラムしか置いていない。それをロックやモヒートなど様々なスタイルで飲ませてくれる。 BLUE RABBIT SPICED RUM。 これまでの人生で最も美味しいと感じたラム酒はなんと日本国産だそうだ。国産黒糖キビを用い、麹や…
東京の谷中にある博物標本など自然造形を売る雑貨屋は実は本店が京都にある。京都本店にはヤドもカフェもある。 二条よりもさらに西に10分ほど歩いたところにある。どこかの寄り道ついでに立ち寄る立地ではない。乱暴に言えば辺鄙な場所にある。3年間京都に…
大きな上から下までの掃き出し窓 大きな葉を逆光で透過 光沢質で反射する卓で床紅葉 庭で花を育て室内に活ける 15年以上前、一人で京都によく遊びに行くようになった頃の初期に訪れて感銘を受けた京都のカフェの一つ。底冷えする京都の冬にも関わらず店前の…
最近のアカデミー賞で話題をさらった「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」や「アバター ウェイオブウォーター」「西部戦線異状なし」「イニシェリン島の精霊」、スピルバーグ監督の「フェイブルマンズ」、ケイトブランシェットのホラー「…
ロンドンといえばパブ。ありがたいことにパブにハズレがない。いいなここ、と感嘆するようなパブが街角のあちこちにある。 私がたいそう気に入ったのがホテルから近いOLD BLUE LASTという交差点の角にある見た目も素晴らしい店。 どうやらLIVE MUSICもウリの…
なかなかここまでテーマ性の明確なギャラリーカフェもないのではないか。蟲、焼菓子、アンティーク。 東京駅から3時間ほど上越新幹線、両毛線、上毛電鉄と乗り継いだ大胡。大胡駅前はリトルオランダだった。 川沿いを8分ほど歩いた先にあるトタンの小屋。こ…
食料をほぼ自給自足で生活している家庭で育ち、高校も大学も通わずに自宅学習で学んできたプログラマーの友人宅にお邪魔する機会に恵まれ、息子たちを連れて遠征してきた。 殴り書き備忘録。 福島にほど近い栃木の山奥で6歳から就職するまで育つ コンビニも…
寺が多い街は花木が多い。 公園が多くても花木は増えるが日本の公園は根底には西洋式庭園の考えがあるようで花壇の区画内を埋め尽くすようにパンジーやチューリップをたくさん植える傾向が強く、一株を引き立たせるように、あるいは背景の建物との調和を強く…
桜が終われば藤の季節。あちこちの公園には藤棚があったりするけれども高円寺界隈で私の知る限り最も見事なのは民家の塀に沿って咲く藤。厳密には中野。 こんな見事な藤を毎年見事に咲かせ、往来の人々を楽しませてくれて本当にありがたいと思う。 藤は近く…
日本一の硫黄泉濃度の温泉 雪山を眺められる絶景星空露天風呂 1955mの標高の高さによる雪質の良さ 山頂から初心者コースが充実 アクセス悪く日帰り客が少なく空いている ホテルとゲレンデ直結の快適さ 小学生リフト代無料 子供の喜ぶビュッフェ。アイス食べ…
またもや大寒波、東京でも雪が降った翌日。中央道は雪のために通行止めだそうで長野に向かう車が皆、関越道に流れてきてバブル期並みのスキー渋滞だそうだ。朝5時に出発した人がまだ10時ごろに伊香保付近だなんて聞いた。松井田妙義から碓氷軽井沢まで4kmの…
東京に美味しい酒なんてないでしょう。東京の酒で喜ぶなんて美味い酒を知らんやつだな。そんな世間一般のイメージがあるように思う。 改めて飲んだけれども美味しいと一人で何度も頷いた「屋守(おくのかみ)」の純米中取無調整生。無調整なのにアルコール度…
人生を平均寿命81.41年を24時間と換算した場合、61歳は18時相当。私は現在、昼過ぎの時点にいる。人生の残り半分を如何に幸せに自己満足度を高めて過ごしていけるかを考えた場合「50歳から生涯現役で自分のペースで働ける小商いを構築する」のが良いのではな…
陽の射すフロア 薄暗い陰翳礼讃の落ち着いたスペース 2階のフロアを見下ろせるスペース アンティーク家具 鹿と植物 好きな要素だらけで惚れた。迷ったらここに再訪するという店を主要駅で抑えていきたい。表参道駅はこの店で決まった。 フレンチ・カフェ・レ…
熱海保養所と併せた再訪スポット候補地入り。 1300年以上の歴史を持つという来宮神社だが、えらくモダンに境内設備が改装されて外せない若いカップルのデートスポットのようになっていた。 90年前に不審火で失った末社も令和4年に全て再建。至る所がフォトジ…
文句のつけようのない美しさ。平安時代(12世紀)重要文化財「阿弥陀如来及両脇侍坐像(あみだにょらいおよびりょうわきじざぞう)」。阿弥陀如来の左右に観音菩薩と勢至菩薩が侍る。 どうやらガラスの質も素晴らしいようでガラスの存在を忘れてしまう透明度…
自分の中の温泉十選の三指に入る温泉旅館に出逢えた。ここは是非息子達と再訪したい。 理想的な檜風呂。全二面がガラス窓の開放的な浴室。 無加水、無加温、掛け流しでありながら、丁度良い熱さの温泉。 理想的な昔ながらの木造客室。 2時間登山しないと辿り…
仏頂尊勝陀羅尼を三面三目八臂で表した仏母の美仏。指先の艶かしさ、滑らかさ。尊顔の柔和さ。 目、瞼の輪郭は私では決して想像として湧いてこない形状。日本人ではなく大陸の血筋の顔ならではだろうか。北京の工房で17-18世紀に造られたものだそうで皇帝に…
銭湯カフェに番付をつけるならば西の「さらさ西陣」(京都)、東の「レボン快哉湯」かね。 かねてより訪ねたかった鶯谷にある銭湯カフェ「レボン快哉湯」。風格のある破風を備えた銭湯。 整然としていて美しい。 昔は傘が高級品だからこのような鍵付きの傘入れ…
銀座6丁目の少し裏道に入ったリトルパリ。パリのカフェといえばテラス席なわけで、この店は多雨な日本にあっても安心して食べられる半露店のようなテラス席がある。 「AUX BACCHANALES GINZA」は何度もお世話になりそうな気がする。 ビールは1664もあるが今…
もう仕事が終わるのが遅くなるのがわかっている夜にはご飯を職場近くで食べようかと思う。 銀座・有楽町・日比谷・丸の内開拓の一発目はここ、「紅鹿舎」。鹿好き、レトロ喫茶好きとしては外せない。山手線のガード下沿い、線路を潜れば銀座という一等の立地…
心が病みかけたら起死回生の癒し手段として持っておきたいプランだ。 天狗岳と黒百合平を周遊する登山コースが苔の森や山頂からの開けた眺望など表情豊かで魅力的。 すぐ近くに見に行ける源泉がコバルトブルーで美しい 日本秘湯を守る会の会員宿 温泉は浴室…
多肉植物、サボテン、ドライフラワーの宝庫 草食獣の標本に溢れている 店内装飾と商品を兼ねた構成 絵画やイラストなども好み 食事の味も盛り付けも皿も素晴らしい 芸術的でフォトジェニックな豪華スイーツ 珈琲まで美味しい 夜はバー営業も ひとことで言う…
9年ぶりの京都。私にとっての第二の心の故郷だ。在住期間としては神戸5年、シドニー4年についで京都に3年だが心の中ではシドニーよりも神戸よりも親しみを覚える。 いろいろすっ飛ばして地下鉄にのり鞍馬口で降りる。 これが京都だよ。単なる住宅街の変哲も…
オランダ人の女主人ハネカさんが気さく。 あてがってくれた部屋が高級旅館の貴賓室級で破格の1泊5000円でありえない。 谷崎潤一郎で日本文化の卒論を書いたそうで色んな議論や意見交換ができる。 有田や日本の文化慣習に対する彼女の考察を聞けて面白い。 水…