東京の谷中にある博物標本など自然造形を売る雑貨屋は実は本店が京都にある。京都本店にはヤドもカフェもある。
二条よりもさらに西に10分ほど歩いたところにある。どこかの寄り道ついでに立ち寄る立地ではない。乱暴に言えば辺鄙な場所にある。3年間京都に住んでいて一度も訪れたことのないエリアだ。そんな立地にも関わらずこの店を目的に来ているお客さんの多さに驚いた。
さほど大きな店内ではないが所狭しと自然の神秘を感じる造形物や創作物が並ぶ。
ウサギノネドコが特許取得した黄色変化しにくい樹脂で植物の種や花を閉じ込めた作品。
数時間は眺めるだけでも楽しめる。
太宰治の「人間失格」の小説本にキノコを生やしたとてもマニアックな品。
ツノゼミの巨大3Dフィギュア。
この時期、好物フェアを催していた。
ブラックライトで光る石が楽しい。
蓄光するものもあって、しばらく光を当てた後は光続けるのが幻想的。
こんなシマウマのような石も。
美味しい石展という企画があったそうだ。そこで人気だったラピスラズリのオペラを実際にカフェのメニューとすべく開発したそうだ。
これがそのスイーツ版「ラピスラズリのオペラ」だそう。クオリティ高いな。青いカケラは全てチョコレート。
青い水晶のパフェも美麗。味見したかったが息子に全て食べられてしまった。
ガラスの中に植物を焼成し灰を閉じ込めた作品。
ウサギノネドコが自ら出版したという海外のウニ専門図鑑の日本語版。
なかなか刺激の多い楽しい店だった。この店の商品のような品々で私の書斎を満たしたい。