建築

熱海建築散歩

各時代の遺物が残る街は良い街だ、そう思う。 緑の家。板金工場の建物でエアコンプレッサーの音がこの日も鳴り響いていた。 坂道の丁字路の角に立ち、高い塀に遮られて陽がほとんど差さないように思える構造をしている。建蔽率という概念のない頃の建物だ。 …

杉並区の戦前戦後の栄枯盛衰を知る「西郊外ロッヂング」に泊まる

昭和初期当時は東京の西の郊外とされていた荻窪に建てられた洋式の下宿「西郊ロッヂング」。これが後に客からの希望もあって和室に改装され旅館となったそうだ。その本館は1931年竣工。今でも現役の宿泊できる旅館で子供達と泊まってみた。 ちなみに1938年に…

鳳明館 散策

道をはさんで向かいには本館がある。本館は1905年開業の登録有形文化財。町の一画を占めるように旅館街があったわけか。 台町別館は新しく1950年、70年以上前の建築。けして高級旅館という類ではないのかもしれないけれども庭の隅々まで掃き清められ手入れが…

鳳明館台町別館で籠り仕事

本郷三丁目、東京大学にほど近い下町に今も残される風情ある小旅館。なんと女優の天海祐希さんの祖父によって建てられたのだとか。受験シーズンには東京大学受験の学生で満室になるそうな。 コロナで売上が9割も減り2021年から休業していたのだが2022年7月か…

カフェボヘーム

子供に映画をせがまれて「すずめの戸締まり」を観た後に昼御飯を息子と食べようと思って思い出したのがこちら「カフェ ボヘーム」。 同じ監督作品の「君の名は」で瀧少年がバイトしていたカフェレストランで、新海誠作品では街並みが写実的に描かれるので作…

日本橋

日本橋。江戸の一番の名所だったかつての栄光を取り戻して欲しい。高級志向の不要なモノばかり売る店を集めても歩き回るだけでお金は使わない。そう、お金を使う対象が全くなかった。 COREDO室町など高価格帯の店舗が随分と並ぶが集客力はどうなのだろう。こ…

圧倒的個性の土合モグラ駅カフェ

地下70mへ続く462段の巨大階段 少し怖いメッセージだらけの待合室 レトロな駅舎リノベカフェ 唯一無二のきっぷ売場カウンター席 山を眺められるチルチェア 非日常的グランピングコテージ フィンランド式サウナから雪へダイブ 父子旅行に一度は利用してみたい…

なぜ知らなかったのか悔やむ「渋谷園芸」

植物好きの聖地「オザキフラワーパーク」は全くもって素晴らしいのだけれども、9kmも先にある。そう簡単には行けないのがもどかしかった。 そんな中、3km先に見つけたのが野方駅の北側にあるこの「渋谷園芸」。観葉植物やハーブ、多肉植物などが売られている…

目黒人情食堂アントミミ

全面解放できる店舗や家屋に憧れる。 居心地の良いオシャレ食堂を目黒で見つけた。この季節に全面開放のバル・ビストロ「アントミミ」。ビートルズのファンだという姉妹がジョンレノンを育てた叔母、ミミ・スミスの名前からとった店名。姉妹で40年以上経営し…

上級マニア向け「天狗の湯」で夢想

観滝台の脇を歩いて降りていく。車は乗り入れられない。 秘湯好きは一度は押さえておきたい湯。 遺跡廃墟好きにはたまらない風情。 どう改修したら魅力をひき出して蘇らせることができるかを夢想すると楽しい。 猫が人懐こい。 テルマエロマエ聖地巡礼湯。 …

2時間山歩きして辿り着く秘湯「三斗小屋温泉」へ

自分の中の温泉十選の三指に入る温泉旅館に出逢えた。ここは是非息子達と再訪したい。 理想的な檜風呂。全二面がガラス窓の開放的な浴室。 無加水、無加温、掛け流しでありながら、丁度良い熱さの温泉。 理想的な昔ながらの木造客室。 2時間登山しないと辿り…

銭湯カフェ「レボン快哉湯」

銭湯カフェに番付をつけるならば西の「さらさ西陣」(京都)、東の「レボン快哉湯」かね。 かねてより訪ねたかった鶯谷にある銭湯カフェ「レボン快哉湯」。風格のある破風を備えた銭湯。 整然としていて美しい。 昔は傘が高級品だからこのような鍵付きの傘入れ…

TiTit Cafeと星乃珈琲店の期待値の超え方

今日もサウナに入って仕事。週6日勤務が恒常化しつつある。 風呂に入る前にカフェで腹拵え。 ドイツの家庭料理が味わえるオーガニック食材を売りにしたカフェレストランだそうだ。 ベトナムジンジャーチキンとピタパンを頼んだ。後から考えてみるとドイツ家…

善福寺公園 nido

こんなリビング、バルコニーと庭があったら最高なのだが。当然、多肉植物まみれ、サボテンまみれの空間にしたい。そんなカフェ。 7km先の善福寺公園まで子供たちと遠征。今回はジョギングする気にならず、皆で自転車で向かった。 公園の北側にある、巨大なボ…

侘びて錆びた能楽堂 中尊寺白山神社

中尊寺といえば金色堂と霊宝館に注目が集まりがちだがこの重文指定の野外能楽堂も必見。 この能楽堂の古色溢れた松の絵を記録に残しておきたい。 古びて灰褐色に褪色した板は遠目に銀箔地に似た輝きを放つ。どうにかして類似表現できないものか。

世界遺産 奥州平泉の金色堂

世界遺産に登録された奥州平泉、藤原四代の栄華を伝える寺社仏閣。東京から電車で4時間、車でも5時間半かかり周辺に大きな観光地もないのでなかなか周遊プランも立てづらく今まで来る機会に恵まれなかった。 石巻でレンタカーを借りる機会があったので、折角…

和歌山3日目。加太、黒江、和歌山市街。

月曜日の午前から加太の海の見える屋上露天風呂は極楽。 淡嶋神社は必見の2万体以上の人形供養の神社。 黒江の漆器産業は面影だけでほぼ滅んでいる。 在和歌山の標本制作会社を知る。https://amphillc.com/ 西国三十三カ寺の紀三井寺に参拝。痛恨の御朱印帳…

和歌山初日 霊場、宗教都市、高野山。

高野山霊場 杉の巨木林の合間の苔むした石塔 五輪塔と鳥居 宗派も出自も問わない供養の霊場 日本の大企業の物故者供養塔も数多い 世間が忘れようともここだけは忘れずに供養しつづけてくれる 聖地でも血生臭い争いは避けられず かつては3万の僧兵で武装して…

佐賀6日目。殿様の湯

朝1時半に起きてしまい5時までうだうだとネットサーフ。それから早朝無人の温泉へ。サラサラとして気持ちの良い湯だ。 朝、ロビーにあるオルゴールや蓄音機が飾ってあるコーナーで女将にレコードを聴かせてもらった。 蓄音機の針は10回程度使うと駄目になる…

有田の稀有な穴場宿「ケラミック有田」

オランダ人の女主人ハネカさんが気さく。 あてがってくれた部屋が高級旅館の貴賓室級で破格の1泊5000円でありえない。 谷崎潤一郎で日本文化の卒論を書いたそうで色んな議論や意見交換ができる。 有田や日本の文化慣習に対する彼女の考察を聞けて面白い。 水…

手塚商店にて田中ふみえさん作品に出会う

作品を展示する空間自体を最大限に魅力的にして作品の魅力も引き出す。主人が作家の経歴や作品の狙いを語ってくれるのも大きい。販売店としての役割の大きさも見せてくれる手塚商店。もちろん、作品に強さがあってのことだけれども。 大正時代に建てられたと…

佐賀3日目 伊万里の秘窯の里

大川内山は鍋島藩直営の秘窯で隠れ里の雰囲気は必訪、必見。 花木に彩られた鍋島藩窯公園の散策も楽しい。 30ある窯元はどこも作品の説明を丁寧にしてくれてとても勉強になる。 単線1両ワンマン運行の松浦鉄道の金武駅途中下車の旅も楽しい。 天気が良ければ…

センスの塊 広尾のツリーハウスカフェ「レ・グラン・ザルブル」

雑誌でちょくちょく見かけて存在は知っていた。ふとした用事でたまたま時間潰しで路地裏を歩いていたら計らずも見つけてしまった。 ツリーハウスが併設されたカフェ。広尾駅から徒歩2分程度の好立地にこんな夢溢れる店がある奇跡。 急な梯子のような外階段を…

滅びの美、高円寺「廃墟桜」

高円寺の桜の銘木といえば多くの人が思い浮かべるのがこの「廃墟桜」ではないだろうか。誰が名付けたのか知らないが、「廃墟桜」と聞けばああ、あの大衆中華料理屋「七面鳥」の斜め向かいのあの桜ね、と高円寺在住歴が長い人ならわかる人も多いと思われる。 …

12月の緑道と暗渠と遺産的古家

12月は花が少ない。僅かに咲くのは濃紅の花が多い。 霧島躑躅は冬に咲くのだっけ。4〜5月に咲く灯台躑躅と頭の中で混同していたらしい。 菊も濃紅色。揃いも揃って濃紅の花が咲く緑道。 少し季節外れのように感じるが柘榴の花。 hiyapaさんの暗渠巡りのブロ…

上諏訪のアール・ヌーヴォー壁装飾銅板

2011年以来の東京都心の震度5の地震。もう何が起きるかわからんな。今週末は防災点検しよう。我が家の膨大な陶器鉢はさらに大きな地震が来たら破損は免れないだろうな。諏訪で撮った写真を削除、整理している中で見つけた上諏訪駅の周辺で撮った数枚。これは…

雑司ヶ谷・目白散策

雑司ヶ谷、目白建物めぐり 雑司ヶ谷東側エリア 東京カテドラル、 雑司ヶ谷旧宣教師館 休館 旅猫雑貨店 休業 きあずま珈琲 鬼子母神 御朱印お休み中 大島神社 御朱印お休み中 展示室 水彩画展 自由学園明日館 朝一で東京カテドラルへ。写真撮影できないような…

諏訪大社下社秋宮春宮の古木

こちらが諏訪大社下社秋宮。出雲大社のそれとは逆方向に捻られた巨大注連縄が見所。 出雲大社とは異なり賽銭を挿したりはしない様子。梶の葉紋も上社は根が4本、こちら下社は根が5本。果たして上社下社が武力衝突していた頃も紋は梶の葉だったのか。 端正。…

下諏訪に泊まるならここ一択のマスヤゲストハウス

全てがお手本となるようなゲストハウス。民泊するならこんな感じにしたいというのが詰まっている。古い木造物件が素晴らしい。これに尽きる。客室からしか行けない吹き抜けに面した内広縁のような空間にある二人がけのローテーブルセットが素敵。寝具が茶色…

遺跡吊り鉢の習作

今後、作っていきたい植木鉢を模索するうえで習作というか練習の一鉢を作ってみる。要素過多になるかもしれないが良しとする。工数をかけずに作り込まずに仕上げる。造形1日、釉掛け1日で後は素焼き、本焼きの待機時間。 仕様 吊ることを想定した多肉植物用…