2013-02-01から1ヶ月間の記事一覧

全聚徳の北京ダック

北京の江沢民だか、胡錦濤だかもお気に入りという北京ダック発祥の老舗、全聚徳へ。 チャイナドレスに毛皮の首巻きをした女性が席までエスコートしてくれ、豪華な内装にその時点で財布が心配になる。 北京ダックは一羽で3000円ほど。高いには違いないが、な…

雑踏

若い女性の間では瞳を大きく見せるコンタクトレンズが流行しているようなのだけれども、それが悪魔的でなんとも怖い。 そういえば、日本料理屋を多くみかける。APMという王府井の一番新しくて高級なショッピングモールにも吉野家、板長という寿司屋、味千ラ…

北京食。。。

撒きちらされた尿に浮かぶ牛の金玉って感じの見た目の撒尿牛丸という屋台料理をあちこちでみかける。 それは良識ある大人がカレーライスが何か違うものに見えても決してそうは呼ばないのと同じで、やはり撒尿牛丸なんて名前をつけてはいかんだろ。 基本的に…

北京の大気汚染

会社の先輩が教えてくれた大気汚染指数(AQI:Air Quality Index)の計測サイトによると、本日の北京は「非常に不健康」-健康に関する注意報:すべての者に対し、健康により深刻な影響を及ぼす可能性がある。 心臓・肺疾患患者、高齢者及び子供は、すべての屋…

北京光臨

正直、日本の職場も予算策定等で一年で一番忙しい時期なので北京出張には来たくなかった。ちょいとばかり夜の遅い日が続き、イライラしていたというのもある。前日、息子がご機嫌斜めで2時間ぐらいしか寝られなかった。朝の5時半に家を出る際には雪が降って…

祖母の戦中望郷歌

帰国後の東京出張の際に祖母に会いに行った。大正三年産まれ、今年で99歳になる。 しっかりと会話の出来る祖母だが、もう私のことが誰だかわからない。未だに私の名前を出すと小学生の男の子の姿が浮かぶらしく、目の前のおっさんと結びつかないらしい。流石…

映画「ARGO」、「Trouble with the Curve」

長距離出張の機内の楽しみは国内ではまだ上映されていない映画。Cathyはフルフラットの座席に加え、なかなか風変わりなキャビンになっていた。 ARGO いかにも映画のような粗筋が実話だったということにこの作品の9割の価値を依存しているような気がする。ベ…

生まれ

何処で産まれるかで人生ってやつは大きく異なるのだな。 通勤途中に見かけた広大なスラムで職も戸籍も家財道具なども殆ど無いような境遇に産まれていたとして、果たして今のような生活ができるようになるまで這い上がれただろうか。まず無理だろうな。 スラ…

Jehan Numa Palace Hotel

笛ラムネ

現地の子供達と遊ぶには笛ラムネが最強。不審者がてっとり早く構ってもらうには、菓子でもあげて歓心を買うしかないのだ。しかも、その場で吹いて遊べる。 田舎の観光客ずれしていない子らは写真を撮られることをとても恥らう。そもそもようわからん外国人に…

ビンベトカの洞窟狩猟図

ボパールから南へ一時間走らせた田舎に遥か一万年の昔に人類の祖が暮らし、岩壁に狩猟絵図を遺した史蹟がある。 高さ17mの一番大きな岩洞の左手脇には角牛が描かれていた。 確かに迫り出した岩壁の下はロックシェルターと呼ぶに相応しく、雨風を凌ぐのに都合…

美観歴史地区への可能性

フランスやイタリアの歴史的な広場に負けない可能性を秘めているのに、いかんせん汚い。王のいない世になって朽ちるに任せているのか、昔からインドの宮殿はそんなに綺麗に維持されず、その都度新しい場所に新しい宮殿を造っていたのか。 建物の下を潜るよう…

印度石仏像群

Udayagiri Cave

Udayagiriはサーンチ仏塔群よりさらに30-40分ほど細い田舎道を進んだ先にあるのだが、労の割にはあっさりとしていた。小さな石窟がいくつかあるのだが非常に網目の細かい鉄格子が嵌っていて中を覗くことも写真を撮ることも不自由する。一番の目玉は入り口脇…

サーンチの石仏

サーンチの石でできた寺院の誰も行かない、細い隙間を体を横にして入った先には狭すぎて取り外せないままの石仏が残されていた。

Moti Masjid

ただただ溜息が出るような美しさ。 寺院を一歩出るとあれだけ埃が舞い、クラクションとエンジン音が鳴り響き、人々は訝るような不躾な視線を投げてきて、混沌としているのに。

Taj ul Masjid タージウルマスジッド

インドで最も礼儀正しく、友好的な人達と出会える場所はどこかと尋ねられたらイスラム教モスクと答える。高級レストランやホテルでの親切丁寧な対応は客だからこそ。何の縛りもない街中の出会いで一番心和む対応をしてくれるのはモスクに参拝に来る敬虔なイ…

沐浴場

出張を一日ほど延泊して、もう再訪することはなさそうなインドの地方都市周辺を観光することにした。片道2日間、平日は広大な敷地内のほぼ全ての事務棟、生産設備、倉庫を歩き回る日々で、留守にしている日本も国税の進捗が気になったり日本の部下が入院した…

インドの味覚

インド料理、旨し。タイガー蝦のタンドリー焼きが絶品。誰だ、インド料理は口に合わないと吹聴する奴は。好みの料理やスタイルを知っていればインド料理はかなり楽しめる。 ところで、工場の皆にいろいろと日本の菓子を持ってきて配った。原料を見てチーズや…

Sanchi

サーンチの仏教遺跡群はインド亜大陸を初めて統一した紀元前3世紀のマウルヤ朝三代国王アショーカ王が建立したとされる。言うなればインドにおける始皇帝のような存在だったわけか。仏教を広く庇護し普及に努めたアショーカ王の大規模な仏塔が残るサーンチは…

14世紀、トゥグルク朝の三代スルタン、フィローズ・シャーの霊廟なんて言われても暗号のようでしかない。 残り二人の墓は誰のものなのだろう。 iPhoneというやつは5になりいよいよカメラの性能も上がり、簡単なパノラマ機能で狭い廟内もくまなく写せる。電…

街角

昔は旅先で子供を見てもそんなに何も思わなかったが、自分に子供が生まれてからは道端の子供も可愛いと思うようになった。 一番右の子なんてもっと小さい子の横に立つと立派な少年に見えるのだが、一人だけで見たらまだ幼い子供なのだよな。 サリーは華やか…

憧れの住まい

憧れの住環境の一つとして記録しておきたい。 HauzKhasの遺跡公園を眺める絶好の場所に三、四階建ての中層アパートが建ち並ぶ。ここに住んでいる人に強く嫉妬してしまう。 朝の柔らかい日差しを浴びてほんのり赤味が差す遺跡を寝起き一番に拝めるのだからこ…

Hauz Khas

デリーで一番気に入った憩いの場所。睡眠不足の体に鞭打って訪れた甲斐が一瞬で報われた朝靄の中の遺跡公園。 地球の歩き方を始め殆どのガイドブックには何故か載っていない。入場料は要らない。漆喰が剥がれて積み石が露出した壁、僅かに残る装飾の跡。最盛…

パンツと犬

サハラ砂漠で最長四日間、シャワーを浴びられなかったが耐えられた。なぜならとても乾燥していたし、下着は替えていたからだ。 湿度の高い印度で下着を替えられずに3日目に突入するのはさすがに精神的に堪える。外から見えなくても、気持ちの上だけは真っ白…

いよいよ、インドに来た実感が沸く

デリーで預け入れた荷物が目的地空港で出てこない。紛失。書類が一部と着替え、土産に買ってきたお菓子が入っていた。 明日、工場にTシャツ、スニーカーで行けということか。しかも臭うかもしれん。 その後、ようやくホテルにチェックインし、イライラするの…

機上の熱論

キャセイパシフィック航空に搭乗中、百田尚樹氏の小説を読んでいたら、鼻筋の通った美人の日本人キャビンアテンダントが話しかけてきた。 「読まれている本、面白いですか?」と聞かれて、面食らう。 なんでも百田氏のデビュー作を呼んで感銘を受けたらしい…

恨み節

土曜日の朝5時半に起きて6時の電車に乗り、10時のフライトでまずは香港へ。香港空港で4時間待機したのちにデリー行きの飛行機に乗り換え、デリーに21時に着。ホテルへ向かい一泊して翌日午後の国内便でようやく目的地の空港へ。 ただでさえ長距離、長時間の…