意匠
サマルカンドの工芸村に学生さんに連れていってもらった。市街地の土産物屋は仕入れた商品を小売りしているだけなので物足りなかった。 たどり着いた陶工の店。素焼き、絵付け途中の器もあり、まさに絵付け中。 ウズベキスタン東部のリシュタンという街の近…
-今時はとても雰囲気が良い小さな飲食店は値段がかなり高くてもお客さんは入るのかもしれない。 -階段と吹き抜けを見下ろす席にワクワクする。 -木の板にレーザーカット良いな。表にロゴをレーザー印刷したメニュー表のようなコンセプト説明本を作ったら面白…
中国系の会社からカナダ系のファンドに売却され、突如10月からの結婚式がホテル都合でキャンセルされて物議を醸した目黒雅叙園。ホテル都合にもかかわらずキャンセル迷惑料は10万円だという。今から結婚式場を探し直すのは相当困難で結婚式を遅延させないと…
この美しさ、迫力はどうよ。 ヨーロッパオオツノジカをこの建物のこの位置に配する美意識に脱帽した。 首の骨が最も太いのだね。その強靭な脚よりも。 王たる風格。 鹿に跨った気分になれそうな豪華な橇。これを見るとサンタクロースの橇を連想する。 奇形角…
今年50冊ぐらい読んでいる中のベストに挙げたい本だった。 おちゃらけた昆虫研究者だと思っていたのだけれども、中身は全く違った。 私もフィリピン、トルコ、ルーマニアなどに住み、ラマダンのシリアやヨルダンを旅し、サハラ砂漠を駱駝とガイドと一緒に3泊…
気持ち悪いだの罵られているけれども、大阪万博の数少ない褒められるべきモノではないかと勝手に思っている。 東京オリンピックはコロナで人を集めることもなく終わり、大阪万博も醜聞ばかりで1960年代の高度成長期前の機運を取り戻すという期待値は全くもっ…
5年ぶりだろうか。パリはモンマルトルより北にあるクリニャンクールの蚤の市。 蚤の市というには没落貴族の放出品のような高級品からジャンク品までピンキリの商品が並ぶ。 ギリシャやイタリアの石像だろうか。安っぽい石膏像ではない。 こんな貝や珊瑚の店…
子供が幼稚園の頃から愛用しているのが日本酒カップ酒の入っていたガラス容器。子供の手にも包み込めるほど細く、満杯にしても重くない。取手つきのプラスチックコップが嫌いな私にとって子供用コップにこれ以上適したものを知らない。 私のお気に入りは「唐…
かっこいい内装と生活に便利な内装は両立し難いものでして。 生活感あふれるかっこいい内装とはどんなものだろう。プロバンス、ブルックリン、ブロカント、侘び寂び、北欧スタイルなどなど、どの方向に向かっても洗練されればされるほど生活感が乏しくなるの…
陽の射すフロア 薄暗い陰翳礼讃の落ち着いたスペース 2階のフロアを見下ろせるスペース アンティーク家具 鹿と植物 好きな要素だらけで惚れた。迷ったらここに再訪するという店を主要駅で抑えていきたい。表参道駅はこの店で決まった。 フレンチ・カフェ・レ…
備忘したばかりの中野の人気カフェ「LOU」。なんと朝の8:00から開店している希少な朝カフェでもあるらしい。 朝はケーキも充実している。 午後にはいつも満席の人気店も朝8〜9時台はこの通り客がいないので写真が撮れる。 カウンター下には有孔ボードが青色…
多肉植物、サボテン、ドライフラワーの宝庫 草食獣の標本に溢れている 店内装飾と商品を兼ねた構成 絵画やイラストなども好み 食事の味も盛り付けも皿も素晴らしい 芸術的でフォトジェニックな豪華スイーツ 珈琲まで美味しい 夜はバー営業も ひとことで言う…
たまには夫婦で贅沢を。 高級ホテルのアフタヌーンティーを探してアマンやらパークハイアットやらのコースを探したがスプリングス表参道のものにたどり着いた。GUCCIなどのブティックのある表参道駅直結の建物の一画。店内装飾への桜の季節感の取り入れ方も…
澤の屋旅館から徒歩数分のカフェレストラン「couzt」。コーツトと読むらしい。 あぐらをかけて座れそうな奥行きがあって幅も広いローソファ。緑の布。こういうやつが欲しい。3人掛けで奥行きがあると、もはやデイベッドでありソファベッドと大差がない。 デ…
立ち寄るたびに陶器雑貨が増えているように感じる高円寺のルック商店街にある骨董風雑貨屋の「Malto」。買うことは少ないけれども、つい立ち寄ってしまうし、いいなこれと思う雑貨が多い店。創作意欲を刺激されるものが多い。パクって作りたいと思うものが多…
全てがお手本となるようなゲストハウス。民泊するならこんな感じにしたいというのが詰まっている。古い木造物件が素晴らしい。これに尽きる。客室からしか行けない吹き抜けに面した内広縁のような空間にある二人がけのローテーブルセットが素敵。寝具が茶色…
5年前に芦ノ湖の遊覧船に乗ったことがある。海賊船と謳われているものの、倒産したテーマパークのそれのような安っぽく古びた印象の船だった。今回もそれに子供を乗せるつもりで連れてきたのだが随分と様子は変わっていた。新しい船が2019年に就航していた。…
この館でしいて一番、ハリボテ感があるものは何かと言われたらこの人魚の像かもしれない。それでもそんなに安っぽい感じはしない。発泡スチロールで作られていて細部が欠けたり塗装が剥げたりなんてことは一切ないので、全体のレベルの高さがわかる。人工大…
私にとって、ここ「Chamber Of Raven」がとりわけとても魅力的なのは鹿や牛の類の剥製が沢山あること。しかも質の高いヤツが揃い踏み。それが博物館のように陳列されているのではなく、インテリアの一部としてレイアウトされている点。カーテンの色を通して…
荻窪は印象に乏しい街だと感じていた。中野、高円寺、阿佐ヶ谷、西荻窪、吉祥寺それぞれの個性に比べると特徴がつかめにくいし名所に乏しい。その印象は総合的には変わらないのだけれども、荻窪には何があるかと聞かれれば太田黒公園とこの「Chamber Of Rave…
睡眠と生活の質向上を目指して寝室をもう少し整えてみることにした。 ベッドに横たわりながら得られる視界の開放感を最大化する。 朝も明るい陽射しが入る空間 ベッド脇に珈琲やお茶をお供に寛げるように。 物は少なくシンプルに。 焦茶と緑、白に色数を制限…
益子は昭和懐古趣味の人達にとっても魅力的な街なのだそうだ。 古い琺瑯看板もちらほら。熱心な収集家のいるジャンル。私には幼少の懐かしい記憶というには古すぎてどちらかというと映画の中やテーマパークで見るファンタジックな光景だけれども。 昔懐かし…
中野駅から早稲田通りに向かう住宅街で出会った一景。この駐車場の風情、竹の車止め、そして何よりビンテージクラシックのトヨタ車。屋外まで覆うこの美意識とコダワリ。このお宅の室内はどんな風なのだろう。カッコええ。ひたすらカッコええ。私には今、車…
子供の夏休みの自由研究に並走して私も何か取り組んでみようと思い、豚足標本を作ることにした。仕事がえらく忙しかったのだが、親とて仕事を言い訳にして自由研究から逃げてはいけないと思い、自分に追い込みをかける。いざ、出来上がってみると、えもしれ…
福岡は久留米の日本酒蔵、山口酒造所の「庭の鶯」。愛飲している銘柄の一つだが、珍しくどぶろくが売られていたので飲んだ。 半分はラベル買い。このレトロな意匠がほっこりする。 どぶろくと聞くと清酒を飲むお金もケチって酒ならなんでも良いやと言わんば…
外出自粛につき、家での時間は豊富にある週末。コツコツとモノの整理をして、DIYした棚に並べていった。 独身時代に愛読したNEUTRALも捨てられない。今はTRANSIT。異国に想いを馳せ、60ヵ国近くを旅したっけ。創刊号の表紙を飾ったイエメンにはまだ行けてい…
今までで一番大掛かりなDIYに挑戦。 2週間前に注文した大量の資材が届いた。書斎まで10往復以上の手間だったが廊下や階段を通せてホッとした。 2x4 水性ステインでウォルナット色に塗装済み、2305mmにカット済みの柱材10本 赤松集成材 L800mm*W25mm*D300m…
軽井沢、松本、渋温泉、竜王雲海SORAテラス、蓼科、諏訪を巡る500km走破の3泊4日の信州家族旅行備忘録。 学び 1.日本酒好きな外国からの友人が来たならば、1泊2日で諏訪湖に湖の眺められる温泉宿をとり、酒蔵巡りや寺社巡りを満喫するのもまとまりの良い充実…
金具屋の有名な姿が外から見上げた構図。右はロビーなどのある増設棟で、総木造四階建築の姿を眺められるのはここからだけとなる。 まさに歴史の宿。 宿で貸与される手形と鍵で温泉街の無数の外湯を湯巡りすることもできる。 源泉が熱いので夏場はそういくつ…
4階建総木造建ての有形文化財旅館 宮大工が腕を競った技巧溢れる内装 「千と千尋の神隠し」の聖地巡礼の一つだそうだ 源泉掛け流しのとろみのある鉱泉 同じ宿の中でも異なる源泉の風呂 4つの貸切家族風呂でカップルや家族も楽しい 雰囲気溢れる浪漫風呂、鎌…