草食獣の標本に溢れている
店内装飾と商品を兼ねた構成
絵画やイラストなども好み
食事の味も盛り付けも皿も素晴らしい
芸術的でフォトジェニックな豪華スイーツ
珈琲まで美味しい
夜はバー営業も
ひとことで言うと私の好きな要素ばかりで構成された理想的な店だ。高円寺にあれば入り浸ってしまうし自分がカフェをやるならばこんな店にしたいという理想に近い。いっそ書斎をこういう風にしたいと以前から思っていた。
京都への歪んだ愛着などではなく、流石だな、と思うものは京都に住んでいた時の方が多かった。なぜ遥かに人口の多い東京でこういう店が生まれないのだろう。
「ヴンダーカンマー」、博物蒐集陳列趣味が結晶化されたベストショット。天井からはドライプランツ、左のガラスケースには鉱物、右のガラスケースには水耕栽培、中央には牡鹿の標本。森羅万象を体現しているかのよう。
適度な暗さも寛げる。
4人掛けテーブル席は座面に高さもあり、活発に話をしたい友人同士で来た時に好都合。
この紫色は植物の生育照明の色。巨大なビカクシダが適度に視界を遮る。
4人掛けのラウンジ席。ここに3、4人で談義しに来たい。
1人掛けの没頭席。目の前にはガラス窓と棚に浮かぶ水耕栽培の数々。逆光に植物が美しい。
日が当たると苔が発生しやすく見苦しくなりやすい。葉が大きい植物よりも植物に対して水の量の大きなガラス鉢にいかに綺麗な根を見せるかを検討したい。
天井から吊るすドライプランツも束が大きいので密集させなくとも遠くから見ると密集して見える。
多肉植物コーナーもある。
樹齢数十年級の塊根植物やユーフォルビアなどの玉多肉がゴロゴロと並ぶ。殆どが売物だ。
在庫と称してこういうのをたくさん仕入れる店をやりたい。
豆は是非欲しいアイテム。
大きな葉のクワズイモ科はやはり魅力的だ。クッカバラ、セローム、モンステラを暖房を使わずとももっと上手に育てられるようになりたい。
このレイヨウの頭骨標本も素晴らしいけれども、その周囲にドライフラワーを繋げて長く垂らしている飾り方は真似したい。
アホロートルの絵、草食獣のペン画、昆虫標本など好きなものばかり。
前から
斜めから
横から。こんなに三角形な形なのか。こうして見ると耳の大きなこと。。私が作っている形と違うな。
赤ワイン豚角煮定食。盛り付け方が花のよう。
そして3品盛りのレアチーズのパフェ。これで1400円は納得感がある。
レアチーズ、ゼリー、バニラやチョコのアイス、苺、杏、林檎、バナナ、パイナップル、、、控えめな甘さで食が進む。レアチーズ好きとしては満足な果物との競演。
食用菊やミントがアクセントに苦味を与えてくれる。
珈琲も抜かりなく美味しいのだよな。このカップアンドソーサーも世界観に合っている。
秘密基地植物園
営業時間:12:00~20:00(コロナの影響で時間短縮)
定休日:不定休