2011-03-01から1ヶ月間の記事一覧

一之船入

このエビチリは嬉しい発見。随分と身の充実した大振りの蝦がゴロゴロ。エビチリにしては辛さに乏しいのだが濃厚にして豊富なソースは御飯が進む。 牛肉煮込みの入った中華麺も非常に大陸的な味。好みではないが、本格的な味に店の水準の高さが伺える。 一之…

一保堂の煎茶

一保堂の数種類の煎茶を購入して飲んでみたが、100gが630円の「松の緑」と840円の「雲露」の間には如実な味の差がある。「松の緑」は思いのほか香も微かで甘味や苦味の広がりもない。要は薄いのだ。 840円の「雲露」と1,050円の「日月」にはそこまでの差が無…

重りを外して全力開放

東京電力からの会見で出てくるのは毎回違う副社長で、東電には6人もの取締役副社長がいることに驚いた。なんで社長は出てこないのだろう、そう多くの人が思っていたようだが、そんな折、清水正孝東電社長がめまいと高血圧を理由に入院したとの一報が入った。…

みやこめっせ

花灯路

春に行われる東山の花灯路は秋に行われる嵐山の花灯路と同じ灯籠を使いまわしているようだがどうなんだろう。いや、そうすべきだと思うし文句ではないのだが。 京都を訪れたら「今だけのイベント」を体験できたと思えることが観光客を満足させる上で重要なの…

PATISSERIE AU GRENIER D'OR

今、京都で美味しいと思う洋菓子屋のひとつ。 フランス料理会の巨匠アランシャペルのレストランでシェフパティシエを務めた、西原金蔵氏がオーナーシェフを務めるお店。フランスの3ツ星レストランで日本人初の菓子長を務めたということで、そちらの筋の信奉…

鎧ダム

好きなだけ走れる山中のドッグラン。

堂山

友人にお誘い頂いて滋賀県瀬田の堂山に登った。石川駅からバスで湖南アルプス停留所で降り、そこから鎧ダムを通って登れる384mの手頃な低山。 そんなわけでマンゴーの登山散歩デビュー。今までは水を極度に嫌っていた水鳥狩猟犬だが、よほど嬉しいのか天神川…

習作窯出し

最初の下手なうちは食器を作らないよう厳命されていたので、植木鉢を焼いた。釉薬をかけてから、実際に焼くまで窯の都合で1,2ヶ月かかるとは知らなんだ。苦笑いしながら下手な習作を受け取る。 まずは足つきの底の浅い多肉植物用の鉢。白土と赤土の合わせ土…

醍醐寺楓

醍醐寺で採取して蒔いた24粒の楓の種のうち、現時点で発芽したのは18粒。発芽率75%というのはかなりのものだ。 双子葉植物である楓の子葉は丸い双葉。様々な植物でも双葉はその後に生える葉の形に関わらず丸い。不思議なものだ。この双葉の役割は何なのだろ…

ほがらかに安らかに老いることの難しさ

三世帯生活が始まり、はや1週間近く。生活を一にしていなかった人達が寝食を共にしていると徐々にストレスは溜まっていく。 そんななかで皆を癒す存在がマンゴー、そして96歳になる祖母。 年を取ると自分の身体が老いて衰弱していくにつれ、意のままにできな…

青竹

青蓮院はライトアップされた竹まで青い。白い光を下からあてているのだが、緑の竹が青く見える。 こてこてな京都のイメージの一つが竹林。家の庭に黒竹を植えてみたいのだよね。

木村英輝の襖絵

切り絵のような太い輪郭に大胆な色使い。絵本に向いている温かみというか朴訥さの感じられる長閑な表現。 青く描かれた蓮が不思議なことに寺の屏風にとても合う。古刹にありがちな染みて黄ばんだ襖紙と掠れたような水墨画。。。歴史的文化的価値は高いのだろ…

青蓮院楠木

青蓮院門前の楠木は豪壮で素晴らしい。京都で好きな樹のひとつだ。隆々とした根の合間を苔が覆うのも、背景に寺の白い漆喰壁が伸びるのも良い。 同程度の樹齢でも、桜の樹肌は藻類で覆われて黴が生えたような古色が強くなり、朽ちたような脆さを感じる。それ…

錆びた構造

歯車が連なる無骨な構造。縄編み機の心臓部。動いていたらさらにかっこいいに違いない。 現代の科学技術は想像の及ばないところにあり、この歯車が集積した構造など如何にも原始的なものに写るのだろう。小生からしたらこれでも十分に複雑な科学技術そのもの…

楓の発芽

2月20日に種蒔した天龍寺の楓が3月12日にようやく発芽してきた。これまで一ヶ月の間、乾燥しないようにサランラップを張り、窓際の暖かい場所においていた。それがようやく、種の殻が土の中から起き上がり始めた。 楓の中には細長い双葉がS字に折りたたまれ…

白樺の鹿

近江八幡の瓦ミュージアムの近くでみかけた鹿のオブジェ。単純なつくりをしているけれども表情が愛嬌があって気に入った。白樺は樹皮がついた材木がなかなか手に入らないのだそうだ。 瞳に青いガラス玉が入っている。

できること

関東に96歳の祖母、70歳の伯母、そして両親がいる。 どこまで原発の状況が悪くなるか正直わからない 皆が一斉に避難しないといけない危機的な状況では避難時の身体的負担が非常に大きくなる 家に留まることで被災地に対して何かできているわけでもない ほか…

菜の花

暗がりの中で、菜の花の生命力溢れる黄色が目を引いた。

判断

2kmの避難指示が今や20kmになり、福島原子力発電所では最後の砦と言われていた格納容器も破損している。安全と伝えられ対応に当たっていた自衛隊は被曝し、怒りを顕にしている。検査漏れや不測の事態への備えの拙さが次々と露呈している東京電力。以前働いて…

近江八幡

近江八幡は様々な人達が連携しあって観光地を盛り上げている印象がある。残念ながらこの日は曇り空だったが、華の咲く青空の日だったら水郷も白壁も桜や菜の花もさぞや美しいことだろう。一度はゆっくりと近江八幡を訪れる価値がある。 駅前でレンタサイクル…

炭櫓

全く予定にはなかった。「たねや」か精肉店で近江牛でも食べようと思っていた。しかし白雲館に貼ってあったひつまぶしの宣伝に何か感じるものがあった。 上ひつまぶし膳を頼む。近江八幡であえてひつまぶしを食べる理由はない。なぜ、ここにひつまぶし専門店…

メディア

テレビ報道では専門家を並べて、状況説明を仰ぐ。専門家はパニックを煽らぬよう、言葉を飲み込み確かめるように喋る為、歯切れが悪い。アナウンサーは「つまりどういうことなんですか」と食いかかる。まるで事態の深刻さを決定付けるセリフを彼らから必死に…

実感

11日夕方時点では宮城や福島の被害情報が得られずにいたので、もしかしたら奇跡的に悲劇は少ないのではないかと淡い期待を抱いていた。ただ10メートルの津波が襲ったとの情報と報道される被害程度があまりに乖離していており気持ちが悪かった。 津波の被害が…

震災

関東の家族友人の安否確認に携帯電話は役に立たず。家の電話で神奈川には通じるが東京、埼玉は依然連絡取れず。 結局、e-mailで関東の家族知人の安否が確認できた。震源地から遠く離れた東京の親戚の家でさえ本棚が倒壊したりマンションの貯水タンクが破損し…

近江瓦

先入観や感情が先行しているかもしれないが、日本の瓦が世界で最も美しいと思っている。ここ近江八幡の瓦ミュージアムには韓国、中国の瓦だけでなくスペインやドイツなど西欧各国の瓦も展示している。それらを比較すると形は様々だがどれも焼成した土の質感…

貫入

陶器に見られるこのようなヒビは貫入(かんにゅう)という。焼成後の冷却時に釉薬の表面と内部の収縮差によってヒビが入っていく。しかもこのヒビ、一日後、一ヵ月後、一年後と深く入り続けていくのだそうだ。幸い、このヒビから水が漏れるようなことはない。 …

人形師

白雲館という観光案内所の2階に人形制作の展示と人形師による修復相談会が開かれていた。 自分の家の傷ついた雛人形を持ち込み、人形師による診断や助言をもらい、時には修復を依頼できる。どの程度の費用がかかるのかはわからないけれども、良い仕組みだと…

近江商人の雛人形

近江八幡は織田信長が安土城を築き、秀次が引き継いで盛んにし、近江商人を輩出した中世からの要衝の地。日牟礼神社周辺の豪商の邸宅が資料館として保存公開されている。3月上旬ということもあり雛人形の展示がされていた。 今まで見たことのある雛人形は緋…

末廣の鯖寿司

口悪くて申し訳ないが冴えない店構え。あまり繁盛しているような雰囲気が感じられず、ここで寿司というナマモノを買っても良いものかと躊躇ってしまう。 鯖寿司一棹で3800円。他に穴子寿司が1100円なのと比べると随分と値が張る。総じて高い高級店ならいざ知…