2019-03-01から1ヶ月間の記事一覧
2019年パリ出張の戦利品。スーツや革靴、着替えなどを入れることを考えると、ここら辺が限界。スーツケース重量は28kgになった。 マリアージュフレール紅茶 アールグレイ D'or 黄金とマルコポーロ ブルー。マリアージュフレールはアールグレイのフレーバー種…
フランスは永らく猟犬を育て鳥獣を狩り食す文化を持つ国で、そんな文化を知ることのできる博物館がポンピドゥセンターからほど近い場所にある。 鹿を食用に狩猟し、その皮や毛を活用したり、頭骨を飾ったり、家具にしたり利用するのは私の中では構わないと思…
テラコッタに水彩絵具で彩色したかのような風合いと簡素なままで作り込んでいないが完璧とも思える造形に足が止まった。 胸像の大きさといい、部屋の中で引力を持つ大きさと、支配的になりすぎない柔らかい色彩。こんな空気感の日本女性の胸像を作れるように…
昔は食器など全くもって興味を示すことはなかった。今も絢爛豪華に装飾した絵付け磁器に興味はないのだけれども、こうしてセーヴル陶器博物館で3時間近くも過ごすほどに陶器に興味関心が出たのは不思議なものだ。今現在、全く興味はないが10年後、20年後に興…
橋の形をしたシャノンソー城。元々はシェール川にかかる製粉場だったものをシャルル8世の侍従が城に設え、さらにアンリ2世の所有となった後に妾のディアーヌ・ド・ポワチエが相当、手を入れて作り込んだらしい。 絶大な影響力を持った愛妾が自らの慰めに愛着…
Provinsというイル・ド・フランス県の南東部の小さな街へ出掛けた。シャンパーニュ伯爵領の首都として栄えた中世の商業都市だそうだ。プロヴァンというと南仏のプロヴァンスと勘違いされることが多く、パリに住むのが長くとも知らない人は案外、多い。 11世…
この窓を見た際に、シャンボール城は居住性が悪かったとの説明が腑に落ちた。こんな窓を毎朝、自分で開けたくはないし、眩しいから閉めたり、寒いから閉めたり、手を加えるのにいちいち誰かに指示をしないといけないなど面倒極まりない。 見せびらかすには…
週末にやることがないので世界遺産にもなっているシャンボール城とシャノンソー城を巡るバスツアーに申し込んでみた。片道2時間半。 フランスで言うところの京都鎌倉のようなところだろうか。パリに都が移る以前、15世紀の政治の中心地で城が次々と建てられ…
この形を轆轤で挽きたい。 やはり多肉植物には原始的で力強い縄文式土器は似合うと思うのだよな。 耳はこうなっているのか。三角状になっていて素焼きで紐を通して吊り下げても壊れないように強度が出ている。 この卵型も多肉植物を合わせてみたい造形。 シ…
巨大なナーガ像やリンガなど石像が林立するギメ東洋美術館。そういえばインドシナはフランス領だったと思い出させる展示の数々。 アンコールトムを彷彿とさせる巨大な顔。 その裏は鉄柱で支えられていてハリボテ状態。石造りの塔の表面を覆うように彫り込ま…
ギメ東洋美術館は仏像が衝撃的だった。等身大よりもさらに大きく、しかも陶仏。焼成時の歪みもなく、釉垂れもなく。3つも4つも焼成して1つ取れるかどうかという難しさだろうに、それでいてこの大きさ、造形。奇跡に近い。数百年の昔にこんなにもデッサンの正…
ポンピドゥーセンターが全くの肩透かしで消化不良の気分だったのでギメ東洋美術館をハシゴした。実業家でもあり東洋美術収集家エミール・ギメのコレクションを母体にルーブル美術館の東洋美術部門が統合された国立東洋美術館。実態はルーブル美術館の東洋美…
近現代美術10万点以上を収集し展示しているというポンピドゥーセンターの国立近代美術館に行ってみた。近代美術、造形、デザインに関しては欧州一の規模の美術館と聞いて一度は行きたいと思っていた。 一目でわかるジャクソン・ポロック。確か彼の作品は220…
パリから電車で35分の北の郊外にある街、シャンティイへ。何やら、この街は生クリーム発祥の地だそうで、そこの1、2を争うという名店「ルベルボワ」に行ってみた。一軒家レストランとくくるには豪勢すぎるシャトーレストラン。一人だと入れない敷居の高さ。…
13時間のフライトの後に時差ボケにうまく対応してコンディションを整えるには体を動かすことに尽きる。早速、常宿のモンマルトルを散策。 壁のグラフィティは毎年のように描き直されているように思う。 ゴッホさんかね。 近くで見ると乱雑極まりないけれど、…
毎年、新国立美術館で催される五美術大学の卒業制作展へ。観に行くならば幼稚園の息子を連れて行かねばならない事情があり、行くか逡巡した。しかし行くならば今日しかない。そこで、念には念を入れて作品には触らないことを約束してもらい、鑑賞時は手をず…