昔は食器など全くもって興味を示すことはなかった。今も絢爛豪華に装飾した絵付け磁器に興味はないのだけれども、こうしてセーヴル陶器博物館で3時間近くも過ごすほどに陶器に興味関心が出たのは不思議なものだ。

今現在、全く興味はないが10年後、20年後に興味が出るものは何があるのだろうか。着飾ること、歌うこと、車や腕時計、生け花、茶道、踊ること。自分がどう変わるかは案外わからない。

階段を上がった入口にあるのがこの像。


この頃の染付けは適度に粗くて緊張感がなくて良い。この像は青が抑制的。


こんな浮かし彫りのような飾り陶板を作ってみたい。天使や雲の代わりに多肉植物を象って。

く、臭い!という絵。


光の反射具合から上絵付けなのがわかる。それにしても繊細で鮮やかな図案。

七宝焼きに近いように見える。エナメルか。



陶人形の造形力が尋常じゃない。

この指。

この脚の踏ん張り。

陶芸美術がフランスにおいて行き着いたのは塑像と絵画の融合なのだな。しかも両分野ともに恐ろしいほどに技術蓄積がある。



陶板に描く絵でもここまでやれますという、これ見よがしの嫌がらせのような技術自慢。



セーヴル陶器博物館は洋食器皿だけでなく壺や陶製の像などもふんだんに展示されており素晴らしかった。


製作所を見学したかったが非公開とのこと。