2012-05-01から1ヶ月間の記事一覧

五条 エフィッシュ

鴨川は五条橋の袂のカフェで朝食を取っていたら、目の前に着物姿の若い女性四人組がやってきた。東京かどこか遠方から来て、着付けしてもらって観光している人達のようだけど、なんだか気分が和んだ。 大きく川に開けた窓、 吹き抜ける風、 着物。 ええのう。

天地明察

久々に熱く面白い小説を呼んだ。碁を持って仕える碁打衆の家に生まれながらも、算術と暦術でもって800年以上使われてずれが著しい宣明暦を日本史上初めてとなる和暦に改暦するに至るまでの話。 家業の定めによる制限に苦しみながらも己の自己実現を果たして…

棘棘

近づくものを拒みすぎ。

炸裂 紐仙人掌 青柳

ひょろひょろっと打ち上がって、今度は花火のように放射線状に炸裂中の森林性仙人掌。今後の展開や如何に。 夜、食事を作る余裕がなかったということなので仕方なく王将で餃子や焼飯、野菜炒めを買って帰ったのだが、塩辛くて脂っこくて辟易とした。しばらく…

たけのこたけのこにょっきっき

美術品修理工房の友人に京都で昼に掘ったばかりの筍を御裾分けして頂いた。淡竹と書いてハチクと読む。孟宗竹と比べ、あっさりとした味わいなのだとか。新聞紙を開くと若く青い香りが広がる。なんとまあ絵になる食材だこと。 1にょっき 筍の味噌焼 2にょっ…

蒸し鶏のパリパリ香味焼き、紅茶バナナケーキ

丁子麩と胡瓜の辛子酢味噌、蒸し鶏のパリパリ香味焼き、味噌汁、トマトに白米。 食後には紅茶バナナケーキを焼いてみた。レシピ通りに作るとなるととんでもない量の砂糖とバターを使うことになる。結局、砂糖、バターをレシピの半量未満でつくる。片方にはフ…

赤牛強壮剤

ウン十億円の設備投資の為にグループプレジデントから会社の執行責任者に承認をとってもらう為の事前審議のようなものの為に随分と追いまくられた。運悪く二日間の研修が以前から入ってしまっていたので、研修の合間にメールを確認しては中間管理職の皆々様…

祇園饅頭の柏餅と肉桂餅

東山駅の裏手の細い筋に「祇園饅頭」というおまんやさんのこじんまりとした製造作業所があり、裏口のような出口で餅の類を売っている。立派な店構えではなく、通学途中の買い食いのような気楽さが好きだ。 店の自慢の柏餅はこし餡と味噌餡の二種類。ほかに蕨…

カキツバタでもアヤメでもなく

京都にいると青紫の杜若や菖蒲なんかを見ることが多いから、形の似た黄色いやつを見て驚いた。 が、なんてことはない。普通の黄菖蒲だわな。日本に本来自生していない要注意外来生物だったりする。 京都市立美術館の裏庭の池にて。

愚痴

学生の時に感じていた、やり場のないエネルギーというか、目標の見えない苛立ちというか、焦燥感というか、そんな感じに似ている。なんだかいい年こいて恥ずかしくもあるのだが。 そんなことをちょろっと口に出しても、結婚もしてかわいい赤ちゃんも生まれて…

金環日食

マンゴー「親分、太陽が三日月みたいになってますぜ」 飼主「それは日蝕というのだよ。和歌山なら完全な金環日蝕が見れるらしい」 マンゴー「コンビニで変な眼鏡を2ヶ月も前から売ってたのはこの為だね」 飼主「あんなもの買わなくてもこうして楽しめるのに…

理想の家 二

苔むしたこじんまりとした庭があって、楓の木漏れ日が疎らな日差しを作る。 蜂やら、蝶やら、鳥やらが迷い込んでは去っていく。時折、風向きによって蚊取り線香が香ってくる。 縁側に腰を掛け、何か甘味でもつまみながら茶を喫っして本でも読む。その目の前…

筍御飯に炒め物に和え物二品

筍の炊き込み御飯、 隠元豆と新玉葱と納豆の和え物 ほうれん草と干柿の白和え 若鶏、茄子玉葱青葱生姜の炒め物。カシューナッツかピーナッツを入れたかったのだがスーパーには売っていなかった。サラダ油はレシピによれば若鶏の下拵えや炒める際に大匙6杯も…

さしがめ

おお、ヨコヅナサシガメではないか。しかも蛾の幼虫の頭部に生きたまま口吻を刺して体液を吸っている。なんとエゲツない。 しかもこのサシガメ、刺された際の痛みはスズメバチに次ぐほどの強烈な痛さらしい。なんでこんな時に単焦点レンズをつけたカメラしか…

マンゴー生誕三周年記念祝典

お誕生日おめでとう、マンゴー。三歳を義母が買ってきてくれた犬用ケーキで祝う。普段はドッグフードだけしか食べられないマンゴーの年に一度だけの贅沢。体重は3.6kg。あっという間に我が子に抜かれてしまったのだけれども体重が増えることもなく至って健康…

亀岡交通事故に危険運転が適用されない件

亀岡で起きた、無免許運転の未成年が大勢を死傷させた事件に関し、未成年の少年らには危険運転致死が適用されない見通しだという。この気持ちの悪さはどこから来ているのだろう。 論点のひとつが運転技術の有無だそうで、免許がなくとも能力があれば危険運転…

五重の塔

大好物チーズの製造背景を知る

発見と創意工夫の歴史にはいつも驚かされる。 今にしてみればチーズは当たり前の食品だが、作り方は知らなかった。子牛の第四胃あるいはギアラと呼ばれる臓腑に授乳期だけ分泌されるレンネットという酵素がある。昔はどういう経緯か知らぬがこの酵素に含まれ…

理想の家

櫓のような高く突き出た座敷があって、眼前には紅葉が広がっている。 そんな隠れ家のような家があったら素敵ですな。昨今の建築基準法に照らし合わせたら不適合なのだろうか。

泣く

ハハをかえせ、チチをかえせ、と元気に泣く。 必死にあやしても、この鬚の生えたむさいチチではなく母のチチをよこせと。 さようですか。 ついにはむせて、鼻から母乳が逆流した。

醍醐寺で眼福

三宝院の普段入れない座敷で庭園を観ながら御薄を頂く。床には太閤が花見に使ったという総金箔の天目茶碗に秀吉に御伽衆として仕えた落語の始祖とされる曽呂利新左衛門の書のお軸。金蒔絵の施された棗には利休好みと説明がされていたが、侘び茶を旨とした利…

上醍醐寺 五大力不動明王

西国三十三ヶ所霊場で最も険しいと言われる十一番霊場、上醍醐に登ってみた。待ち合わせの都合上、往復二時間半と言われる道程を一時間半で行く。参道は整備されているものの、全て速歩で登ろうと息込んだがすぐばててしまった。結局かかったのは往路45分、…

醍醐寺 大威徳明王像

とんだ癒し系だな。下の牛の目がこんなにクリクリとしていては、上の明王がどんなにしかめ面をしても締まらないだろうに。

緑水

黄砂が飛び、空が霞んでいる。この季節になると少し咳が出る。汚染された大気に乗って飛んでくる砂により惹き起こされる気管支炎が中国や韓国で増えているらしい。日本でも今後増えていくのか。 こんなにも豊かな水源と清浄な空気に恵まれた日本でさえ、気を…

大将の暴飲

生後1,2週間の乳呑児の一日に増える体重は平均して40gらしい。今日、2週間検診に行ったそうだがなんと一日70g以上のペースで増加中とのこと。 入院中に授乳させて乳が足りているか計測したらしいがなんと短時間の授乳で100gも飲んだらしい。これを一日に10…

黄瀬戸鉢 X 七宝珠錦

そこら中の緑が生命力を漲らせて成長している中で逆行するように休眠に入る輩がいる。七宝珠錦が生育期を終え、葉を落す兆候を見せ始めた。 水も控えめに締めて育てたので例年より節が短くなった。植物にしては珍妙な紫色の葉色になったが、これもじきに全て…

丁寧な毎日を送る

ゴールデンウィーク中は日々、可能な限りオムツ替えと沐浴と料理に励んだ。何一つ、特別なことではなく平凡なことなのだろうけれども、自分でもできることをして丁寧に毎日を送った気がする。ガツガツ働いてガツガツ金を使う5年前や10年前に送った生活とは随…

ふてくされ犬

糞尿の始末に始まり糞尿の始末に終わる日々。恐れていたが、赤ん坊が来てからマンゴーの様子がおかしい。今日もいじけて、遠く階段の上から一匹、この通り。そしていやがらせ小便を目の前で見せつけるようにする。 義母が手伝いに来てくれたのだが、今までな…

和食は菜食

昼はオクラと焼茄子の白和えに長芋と胡瓜の梅肉和えに茸炊き込み御飯を作って食べた。かなり多目に作って、次の食事でもう一品増やそうと試みていたのだが、思いのほか箸が進んで結局、次の食事には殆ど残らない。 洋食を作るとどうしても乳製品や肉由来の材…

手作り3種のチーズのナポリターナピザ

この日の夕食の為に初めてのピザ作りに挑戦した。午後の早いうちから生地をあらかじめ作る。陶芸宜しく菊練りしてみるが陶土に比べれば柔らかくて楽なものだ。練った生地を温かい窓際で3時間ほど置き、イーストを発酵させる。 参照したレシピの白眉はオーブ…