大きな上から下までの掃き出し窓
大きな葉を逆光で透過
光沢質で反射する卓で床紅葉
庭で花を育て室内に活ける
15年以上前、一人で京都によく遊びに行くようになった頃の初期に訪れて感銘を受けた京都のカフェの一つ。底冷えする京都の冬にも関わらず店前のバナナの葉が元気なのが印象的だった。
上下階吹き抜けで壁面を覆う本棚。当時はこのような本棚のある店は本当に少なかった。
ボロボロだった巨大な地球儀ランプは新調されていた。
その当時から枝物を活けてセンスが良かった。
店の奥は奥で薄暗い席から光が差す中庭は魅力的な落ち着きがあった。
そして京都ならではの和の要素がチグハグになることなく融合しているのが良い。
15年経っても私はたいして成長することなく、自分の趣味ややりたいことはあまり達成できずにいる。
しかし好きなものは案外、変わらない。12年前に京都で始めた陶芸はまだ続いている。カフェ好きも植物趣味も京的な和内装趣味も変わらない。
あの頃から好きな趣味嗜好は変わらないのに、何もたいして形にならずに年月は過ぎた。もっと寸暇を惜しんで、たいして好きでもないことに割く時間を削って、もう少しケチらずに必要だと思えるものにはお金を使っていきたい。
取り敢えず、「ビブリオティク ハロー!」が変わらずに魅力的で嬉しい。