アーティストと名乗っても良いですか

f:id:mangokyoto:20231125071546j:image

国内外のアーティストを英語日本語で紹介する365artplus magazineという美術雑誌に1ページだが掲載してもらった。
f:id:mangokyoto:20231125071549j:image

特集は細川護煕さんインタビュー。信長秀吉家康に仕え千利休の一番弟子でもあった戦国大大名の細川忠興を先祖に持ち蔵には国宝級の美術品や茶器。ご自身も日本国総理大臣を辞められた後は書道家、陶芸家、屏風絵師として活躍されているという訳わからん傑物がアーティスト枠で載ってらっしゃいます。そういう晴耕雨読な趣味関心に生きる後半生に憧れます。

政治家としての細川さんはよう存じ上げませんが、自分の好きなことをして残りの人生は過ごそうという強い意志を尊敬しています。
f:id:mangokyoto:20231125071558j:image

他に載っている方のクオリティが半端ない。密かにフォローしていた現代京仏師の宮本我休氏。服飾のバックグラウンドをお持ちで伝統の中に新しい衣の表現を取り入れているそうな。私は衣はよくわからなく、御尊顔、全体の雰囲気が好みだ。日本には我休さんが50人ぐらい欲しい。
f:id:mangokyoto:20231125071552j:image

こちらの方もずっと眺めていられる魔力のある作品。米国の大学の博士号を持つ方で、私が読み取れる表層から幾層も深みがあることが察せられる。
f:id:mangokyoto:20231125071555j:image

100ページほどの雑誌で現物を拝見してみたい、これまで知らなかったアーティストをたくさん知ることができる。
f:id:mangokyoto:20231125071601j:image

実は私は過去号にも載せてもらっており、今回は細川護煕氏インタビュー号として過去号からアーティストがピックアップされている様子。新作の写真も加えて更新して欲しかったが雑誌編集のほうでは受け付けていなかった。残念。

 

その定義や境界はわからないけどたくさん作品を量産して販売しているハンドクラフト作家ではなくアートギャラリーで少量売られたり依頼制作している本業アーティストの方たちばかり。違いは同じ型、同じ構図の作品を作らないことだろうか。そう言う点では私は半端かもしれない。

 

冷静に見ると遥か及ばない。もっとサイズも大きくて空間をその世界観で支配するような存在感のある作品を作れていない。

f:id:mangokyoto:20231125191408j:image

とは言うものの、見ていても凄い作家ばかりだしそこに混ぜてもらえたということはアーティストと名乗っても良いということだろうか。

陶作家。

陶鉢作家。

セラミックアーティスト。

冬虫夏草作家。

しっくりこない。