アーティストデビューと呼んで良いのか

365 ART PLUS MAGAZINEとやらから掲載のお誘いを頂いて45号に載せていただいた。

 

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見たことも聞いたこともない雑誌なのだが予め印刷した雑誌を書店で販売するのではなく、全て電子的に原稿も作り完全受注印刷で予約部数だけ発行と配送をしているらしい。

 

・新しいアーティストの発掘と発信

・37ヶ国で発行。配送。

・英語、日本語、ロシア語。

・1部2,200円だったが2750円に値上げ。

・94ページのフルカラー高品質印刷のハードグラスカバー雑誌だそうで、そう考えると特別に高くもないのかもしれない。

 

利益は出るのだろうか。発行部数はどれだけあるのだろう。掲載されるアーティストの友人知人に沢山買ってもらうモデルかと思ったが50人が10部買ったとて500部では利益は出なさそう。私のようにせいぜい1〜2部購入するだけの人もいるだろうし。そうなると45号まで続いているのだからそれなりにアーティストの友人知人以外にも購入する人はいるのだろうか。編集部に聞いたら発行部数を教えてくれたりするのだろうか。

 

自選で掲載依頼もできて内容審査を通れば150USDで1ページ掲載してもらうことも可能らしい。表紙に名前を出すのに100USD、表紙に画像を使ってもらうならば1500USDなどあれこれ宣伝したいアーティストに有料オプションを提供しているようだ。有料の掲載依頼で可能な限りページ数を埋めて、余ったページを埋めるべく私のような人に無料掲載の声がけをしているのかもしれない。

 

大量に印刷して本棚に陳列して売れ残りの返品も受け付けている古い出版体制はどれだけの本や雑誌の廃棄を生んできたことだろう。必要数分だけ印刷するのはこれからの在り方かもしれない。

私のような知名度皆無の駆け出し作家(?)を発掘してくれるような雑誌の理念と趣旨には大いに賛同するし頑張って頂きたい。

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45号に掲載いただいた。各号で多少はテーマがあるようで45号にはDOLLS 3(人形?)とされている。「この号では、世界中から新しいアーティストに出会うことができます。最もエキサイティングで革新的なアイデアを探求します」だそうだ。前号はCatだった。虫や珍奇動植物特集だったら理想的なのだがそれは私の勝手な我儘。
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編集長が日本にいる方のようで、日本人のアーティストが多め。他国にも編集者が何人かいる様子。
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専業アーティストが多く、「おおっ すごいな」と思える人や作品も多くて本格的なアートマガジンだと再認識。毎年のように個展開催したりTV取材など露出のある知名度のあるアーティストが多い。

 

私なんぞに声がけ頂いたのは私が素性を明かさず、週末の趣味陶芸の手慰みであることを隠しているのが功を奏したのかもしれない。これを見て哀れな一社畜だとの印象は受けないと思う。社畜臭を消す努力をしているから。

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全作家に対して作っていないティーザー動画を作成してinstagramなどで宣伝してくださっているので、それなりに目をつけて頂いたのかもしれない。ありがたいこと。

 

これを通じて似た趣味の友人知人の輪が少しでも広がると嬉しい。