大窯本焼き教訓
当面、大窯で翡翠粘菌は焼かない
焦がすならば下段は大丈夫そう。
念の為、薄く掛ける。
溶岩釉は問題なし。
電気窯の大窯で本焼きしたのだが結果は残念なものだった。
窯に釉垂れは無し。異常なし。詳細を失敗しようとも窯に損傷がなければ良し。
カブトガニの陶蟲夏草鉢が酷いありさま。釉剥がれという症状。通常は厚掛けしすぎるとなるらしいが、普段よりも厚掛けしたとは思っていない。
そもそも下段は同じように筆塗りした作品は釉剥げしておらず、上段だけ釉剥げしている。しかも黒っぽく発色している。
こちらも同様。良好な焼き上がりと比べて発色も悪い。
問題なく焼けている時は小窯で焼いている時。今回は珍しく大窯で焼いた。この霞んだ緑は少し還元がかかった結果ではないだろうか。あるいは窯の下段は温度が上がりきらなかったとか、冷却のスピードが小窯よりも遅かったとか、何か窯由来の理由がありそうな気がしている。
無事に焼きあがればお気に入りになったであろう翅を透かした蝉の鉢も無惨に失敗した。
CTCという合成糊を混ぜて釉薬を再度筆塗りして再度焼成して化けて復活してくれることにかけてみるか。それでも失敗したままなら植えて庭の土に植え込もう。