素焼き窯出し、釉掛け、本焼き

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素焼きの窯出し。特に破損することもなく焼き上がった。
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12鉢と団子蟲1匹。なかなか壮観。
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赤土、黒泥土、信楽白土を使い分けているので素焼きの段階でも彩りがある。施釉せずにやきしめでもそれなりに面白く焼けるのかもしれない。
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蚕蛾も今のところ、触角も破損せずに焼けている。
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トルコ青結晶釉を溶岩釉化し、筆で塗った後に撥水剤で保護。面倒だがこれにより上から全体的にマグネシヤマット釉を掛けてもトルコ青結晶釉が鮮やかに発色してくれるかと思う。
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2度、3度と重ね塗りしたので今回はしっかりと発色発泡してくれるのではないか。
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そして網の上でドバドバとマグネシヤマット釉を掛ける。少し乾いて手に取れるようになったら頭上に掲げて鉢底の釉薬を念入りに取り除く。これを忘れると窯の棚板にがっつりと癒着してしまう。
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ヤマトカブトムシの角は重さで垂れ下がってしまわないか、不安が残る。
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半分を2段にして12鉢を小窯に詰め直して1230℃で焼成スイッチを入れた。16℃なり。

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1時間ごとに正常に温度上昇しているか記録をつけていき、300℃を超えてからは水蒸気が出ていないか窯の上部に鏡をかざして確認する。曇らなくなれば無事に水分が飛んだということ。栓を閉めて後は窯のマイコン制御に委ねる。

 

無事に焼き上がりますように。何故か手を合わせて礼をしてしまう。窯場に神棚を置く気持ちもわかる。やれることをやったあとは神頼み。

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窯の栓閉めまでの間に12鉢ほどまた水挽きした。最近、ペースが早いかもしれない。