東京に美味しい酒なんてないでしょう。東京の酒で喜ぶなんて美味い酒を知らんやつだな。そんな世間一般のイメージがあるように思う。
改めて飲んだけれども美味しいと一人で何度も頷いた「屋守(おくのかみ)」の純米中取無調整生。無調整なのにアルコール度数が16°なので低醗酵気味か。微炭酸の酸味も爽やかで食前酒としても食中酒としても美味しく飲み過ぎてしまいがち。酒どころのイメージの無い東京都東村山のお酒だ。
酒屋の店主に購入時に「これ、美味しいですよね」と声をかけられ内心、「知っとるわ」と思ったが思い返してみるとこの店主に勧められて飲んだのが初めてだった。720mlの四合瓶で1600円。勝駒の8000円と比べてしまうと私の舌はこちらを5本飲むので十分に幸せに感じられる。
せっかくなので新しい料理に挑戦。
「真空低温調理器で作る絶妙火入れの鮭の白ワインクリームソース添え」
・真空低温調理器を使うことで火入れが絶妙にして失敗知らず
・ソース作りがレシピも調理も簡単
・鮭、ソースもあらかじめ量を作って保存しておき直前に仕上げの加熱で熱々を提供できる
・手軽な割に美味しい
鮭100g × 4切れ
玉葱スライス 半玉
生クリーム 100ml
白ワイン 100ml
顆粒出汁 6g
生タラゴンの葉
黒胡椒
1.刺身用の鮭に塩を振り10分以上置く。水分が出てくるのでキッチンタオルで拭き取る。余分な水分と臭みが抜ける。
2.ジップロックに入れ空気を抜き真空低温調理器で49℃で30分ほどじんわりと火入れする。
3.並行して白ワインと玉葱、顆粒出汁を加えて15分ほど弱中で煮詰めておく。さらに生クリームを入れて弱火でとろみが出るまで煮込む。
この状態で保存ok。
4.鮭はオリーブオイルをひいた鉄フライパンで皮に焦げ目をつけ香ばしくするためだけに30秒程度強化力で焼く。
5.直前にタラゴン、レモン汁を加えて再加熱して仕上げたソースを掛ける。庭から生のタラゴンの葉を摘んで使えるのはささやかな贅沢。
6.黒胡椒を挽いてかける。
ほろほろと柔らかく美味だった。これは良い。もてなしに使えるかもしれない。