家族の集い、燻製記録。親戚上京。

親戚家族の集いとお祝いを自宅で開いた。


◎チキンレッグ。レモングラス、生姜、醤油と蜂蜜で一晩漬け込み、低温真空調理器で1時間半、中心まで火を通し、1時間乾かしてから熱燻製。美味しい。美味しいのだが、今回かけたもうひと手間に見合う驚きはなかった。調理数時間前に下拵えし、低温真空調理せずに熱燻しても足りる。それでも十分に美味しいのは実証済み。

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なんだかんだ、美味しい。燻製の違いの感じやすい食材で子供ウケも良い。

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さらにキツく熱燻し続けると、表面が硬くなりジャーキーのようになる。これも私は気に入っている。酒の肴に夜、つまもうと思っていたが、気付いたら妻が平らげていた。次回は最初から全量をキツめに熱燻しようかね。

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今回は桜チップとウイスキーオークチップを燻製に使用。ホームセンターで買える一袋400円弱のものだが3、4回分はあり、重宝している。


◎牛肉と牛蒡の土鍋御飯。生姜が効いていて美味しい。これは再度作る。事前に生姜を炒め、牛肉を弱火で火を通してから土鍋に投入した。生肉状態で火にかけたら味は落ちるのだろうか。


◎食事のスターターとして、あるいは夜のつまみとしてミックスナッツを一袋、ウイスキーオークチップで熱燻した。既に乾燥しているので下処理が要らないのも楽。しかも確実に燻製していないものよりもしているほうが美味しいと言える。みんな、お腹いっぱいだねーと言いながらその後も談話しながらつまみ続け、全て無くなってしまった。


△アボカドの種の穴にカマンベールを入れてオーブン焼き。半量をさらに燻製。特に驚きの美味しさというわけではなかった。アボカドはそのままワカモレにしてディップにする方が美味しいかもしれない。


◯玉ねぎ。500Wで3分レンジにかけ、さらにたっぷり30分ほど熱燻。そこに胡椒とオリーブオイル。片方は蕩けるような甘い玉ねぎになったが、もう片方は辛いままだった。調理法は問題なさそうだが、辛くない新玉葱や小さいやつを使うべきだったかな。


◎ケーキ。柿と洋梨を間に挟み、上部にはシャインマスカットを敷き詰めた。間に挟む果物は汁っぽい果物にして果汁をスポンジにもっと染み込ませたほうが美味しいように思う。今回は洋梨も柿もまだ固かった。シャインマスカットは定番に美味しい。


話は変わる。

姉弟の娘が地方から東京に大学進学で今年から上京してきた。5年ぶりの再会だ。前回会ったのは中学生の時。純真爛漫、学生服姿の田舎娘という感じだったのだが、久しぶりに会ったらメイクもして髪も染め、見違えてしまっていた。女性は化粧をすると雰囲気が変わる。

初対面の人とも気軽に話す明るい子なのだが、ほとんど大学に行かずオンライン授業なので友人も出来ずにいるという。

飲食店がCOVIDに大打撃を受けて経営難に陥る中、生活費を工面するアルバイト代もなかなか稼げず苦労しているという。

この大都会で人とのつながりも金も無いのはしんどい。金がないと居場所がないのが都会だ。金がなければ人とのつながりが大事な生命線になる。

明るいあの子のことだから、友人を作って生活を楽しみ始めるのは時間の問題だろう。ただ、街も世の中も知らない子にとって都会は落とし穴は多い。何か間違いのないよう、困った時の駆け込み寺であれたらと願う。


私も大学進学を機に初めて親元を離れて一人暮らしを始めた。確かどこかの街中の絵画ギャラリーにふらりと入った際だったと思うが、とても綺麗なお姉さんに話しかけられ、後日カフェでお会いしませんかと持ちかけられた。暇など有り余っていたし、都会はこんな出会いのある場所なのか、などとおめでたい思考で待ち合わせの約束に応じた。

何を勉強されているのですか、絵に興味があるんですね、部屋に素敵な絵が飾られていると幸せな気分になりますよね、絵に興味があるなんて素敵ですね、と気持ちよくさせるような雑談を1時間ほどした後に10万円のリトグラフを買わされそうになったことを思い出した。黒歴史


小さな失敗や落とし穴を経験できると良い。最初から取り返しのつかないトラブルに巻き込まれませんように。