7月3日の健康診断で70kgの大台に乗った。検診前日21時以降は絶食し朝食も取らずトイレに行っているので腹は比較的、空だと思うので言い逃れのない70kgだったわけだ。
それが1ヶ月後の8月初めには66kgを記録。-4kgという悪くない進捗。この間、やっていることはといえば
- 2、3日に一回、エルボープランク、ダイアゴナル、サイドプランク、レッグレイズというインナーマッスル筋トレ各1分x2セット。
- 週に2回程度の5kmジョギングと水泳。
- 意識の上で毎食腹八分目
- 朝食は豆腐
- 夕食に白米を控える
- そんな程度。実際には
- 週に2回ぐらいはジャンクな外食
- 週に1回は会食で暴飲暴食
8月から休みに入り、筋トレのペースは少し上がり、より健康的な食生活になったはずなのに実際には1kgしか減らなかった。最初の1ヶ月で4kg、次の1ヶ月でたったの1kg。しかし、筋力もついて体のキレは良くなったとも思う。あせらずにもうひと頑張りかな。
本題。ダイエット中の食生活に新たな楽しみを見出そうとしている。「あなたのダイエットに巻き込まないで」と妻に言われていることもある。美味しくないと息子達は食べてくれなかったりもする。どう、脂質糖質が低く、高タンパクでいながら家族も喜ぶ美味しい食事を作るかというのがここ最近のテーマになっていた。私が辿り着いた回答が真空低温調理器を用いること。
ささみの梅肉和え。
パサパサしたささみは惨めだ。ささみはダイエットに取り組む者には高タンパク低脂肪の優等生食材だ。しかしささみがパサパサしていると食事という人生の楽しみであり日々の潤いが単なる日々のルーチンに成り下がってしまう。パサパサしたささみは不味いプロテインドリンクの兄弟のようなものだ。ダイエットは人生を豊かにするためのもので苦痛にまみれたダイエット食を我慢して受け入れるつもりはない。
そんなスタンスの私にとっての福音が真空低温調理器だった。ささみを真空低温調理器にかけるだけでしっとりと肉の旨味が増す。ささみが高タンパクダイエット機能食ではなく食後感が軽い酷暑に爽やかなグルメオカズに生まれ変わる。
- ささみ肉400gは観音開きに開き、熱が通りやすく薄くする。
- ささみをジプロックに入れ、水を張った鍋の中で水圧で空気を抜く。
- 58℃で1時間、真空低温調理器にかける。余裕を持って滅菌される温度と時間であることは必須。
- ささみが素手で触れるほど冷めたら手でほぐしていく。食感の悪い硬くなった筋があるので取り除く。
- 梅干し2個を包丁で叩き、紫蘇の葉をみじん切りにしたものを加える。
- 日本酒大匙半杯、みりん大匙1杯を加え、よく和える。日本酒は過熱もしないので香りの抑えめな辛口純米酒を使うのが良い。
- (好みで胡瓜、炒りごまを加えても良い。砂糖は使わなくとも肉の旨味が増していて美味しい)
- 冷蔵庫に入れて冷やすと味がよく馴染む。
偏食とまではいかないが、好き嫌いで食べる量が変わる次男坊の食いつきがとても良い。単純にしっとりと汁気たっぷりで美味しいから。
ダイエットの視点を経てからというもの、手っ取り早い食事は炭水化物と脂質偏重にいかになりやすいかを思い知らされた。ラーメン、カレーライス、カツ丼、素麺、饂飩。タイ料理もパッタイやガパオライスなど炭水化物中心だ。イキナリステーキのような肉屋も脂の多い肉だ。
- 外食で野菜を多く摂るとなると高くつく
- 客の回転や迅速な料理提供時間を課せられる外食と違い、真空低温調理器を使えばスイッチを入れて1時間放置するだけで美味しい調理方法で食材を楽しめる
- ささみや赤身肉など、ダイエットに好適な食材を存分に使える
- ささみや赤身肉など、ダイエットに好適な食材こそ、真空低温調理器が真価を発揮して旨味を執拗に引き出してくれる
- 火を使わないので火事の心配もなく「ながら」で調理できてしまうので楽
真空低温調理器を使った「低脂質高タンパク」でかつ、ダイエットしていない家族も「美味しさに驚きがある」料理レシピ本はとてもニーズがあると思う。誰か、早く出して欲しい。TARZANなどのダイエット食事特集は真空低温調理器をもっと推すべき。私はもっと早く、太らずに美味しいレシピを知っていたらそもそも70kgまで太ることもなかったかもしれない。業者の回し者かと疑われるぐらいの推奨ぶりだが、2000年代のもので生活を変えた革新的商品がスマホだとしたら、庶民の健康的食生活の範疇で肉そのものの味を楽しむことを可能にしたという点で低価格化した真空低温調理器に2010年代の革新的商品を代表させても良いとすら思う。ちなみに1990年代は個人的にはデジカメかな。