初心者の子連れでスキーも温泉も楽しみたい、スキーに興味のない家族とも一緒に楽しめる万座プリンスホテル

日本一の硫黄泉濃度の温泉

雪山を眺められる絶景星空露天風呂

1955mの標高の高さによる雪質の良さ

山頂から初心者コースが充実

アクセス悪く日帰り客が少なく空いている

ホテルとゲレンデ直結の快適さ

小学生リフト代無料

子供の喜ぶビュッフェ。アイス食べ放題。

 

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22時に寝たこともあって5時に目が覚めた。久しぶりに深い眠りでたくさんの夢を見た。大学の友人が営む古典的で新時代的なコンセプトの溢れるカフェで長いこと話し込む夢だった。


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段々と白む山並み。客室は真東を向いているらしい。源泉掛け流しの露天風呂は朝5時から入浴している客が見えた。そう、男湯の端が見えてしまう。
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昨日の疲れからか子供達は熟睡していた。

朝風呂に行くか、と声をかけると重たげな眼をこすりながらもついてくる子供たち。温泉は嫌いではないらしい。

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繰り返しになるがこの雪山絶景露天風呂の白濁湯は素晴らしい。外気の冷たさと体の芯から温まる湯の熱さ。
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風呂で目を覚まし、7時から朝食ビュッフェへ。ゲレンデに面し大きな窓ガラスのある食堂は清々しい。古き良き昭和の時代のビュッフェに感じる。バブル期にはさぞや輝いていたことだろうよ。

 

劇作家、脚本家で教育者でもある平田オリザはこんなことを書いていた。少子化によってスキー人口が減ったのではなく、スキー人口が減って少子化に繋がったと脚本家は考えるものだと。かつて若い男が比較的健全な理由で女性を外泊に誘えるきっかけがスキー旅行だったのだと。ゲレンデマジックというやつもある。皆がスキーをするわけではないがそのようなレジャー熱の低下、さらに言えば遊興費に使える経済状況に少子化の一部は起因しているのかも。

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シェフがささっと焼いてくれるオムレツが美味しかった。明太子にチーズを入れてもらった。子供たちは朝からアイスやらゼリーやら。旅行中は甘いものばかり食べていても口を出さない。
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荷物を車に積み込み、妻と長男と別行動して次男と早速ゲレンデに出る。妻と次男は11時のチェックアウトまでホテルで過ごし、シャトルバスで万座高原ホテルという姉妹館に移動してそちらの温泉に浸かるのだという。昼頃に滑り終えて万座高原ホテルで合流する算段。無理に全体行動せずにきままに別行動するのはお互いに存分に楽しめて良い。
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8時半からすぐにコースに出れるのはスキー場併設ホテルのありがたさ。まだスキー客は少なくピステの跡の残る圧雪斜面を気持ちよく滑る。
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山頂は群馬県と長野県の県境だそうで遠くに北アルプスを望める。標高1955mのパノラマリフト山頂の高さから滑り降りられる初心者コースもそうはない。考えてみたら昨年登った百名山那須の茶臼岳よりも高い。
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リフトに乗っている間は同席相手と話す以外にやることはない。いつにも増して子供は饒舌になる気がする。そんな時間も悪くない。

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新雪を見つけてはダイブを繰り返す親子。
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成長の記録。

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11時45分ごろにレンタルスキーを返却した。ゲレンデから建物に入ってすぐ返却、そのままホテルを出て車に乗れる動線の良さ。数百メートル先の万座高原ホテルにゲレンデを降りて15分後には着いていた。

 

ここはプリンスホテル宿泊客はチェックアウト後も無料で入ることができる。黄緑色をしたここだけしかないという日本一の硫黄含有量を誇る温泉をはじめ4つの源泉の湯を楽しめる。
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これもホームページからの借用した写真だが湯の色が異なるのがわかる。

 

天候に恵まれた週末だった。吹雪かれると初心者にはしんどい。標高も高く寒い。しかし幸にして澄んだ青空、夜には星空、道路も凍っておらず帰りは3時間強で帰ることができた。

 

往路の4時間半休憩なしの運転はなかなかしんどかった。再訪したいかと問われると答えに窮するが、一度は来たかっただけにささやかな達成感がある。毎年万座に行くという友人がいて新幹線で軽井沢まで行き、そこからバスだという。再訪するなら私もそうするかもしれない。

私が子供の頃、万座温泉にこそ連れてきてもらった記憶はないが、志賀高原草津、越後湯沢など父にあちこちスキーに連れて行ってもらった。与えられた良き思い出を私も息子に与えたい願望があるらしい。