胴繋山羊鉢と遺跡吊鉢に常磐忍

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春ですな。植え替えの時期ですな、ということで少し趣向の異なる吊り鉢を2つ。植木鉢が多くなると陽のあたる窓辺や棚は置くタイプの鉢で埋め尽くされ、スペースが足らなくなると垂直方向に進出していかざるを得ないのは植物愛好家の典型。
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しばらく空のまま吊り下げられていた上半身と下半身に別れた山羊の吊り下げ鉢。形状から置くことができない吊り下げ専用鉢。
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天翔ける山羊。なぜか山羊。
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そのうち、移動する際にぶつけて角や脚を折ってしまうのかもしれない。
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植物無しより有りのほうが良いと思っている。定期的にバケツにドボンと漬けて吸水させる方式でやっていく。

変なところに写実性をこだわっていて、水抜き穴として余剰な水はオスヤギの下半身のホースから出るようになっている。ちょろちょろと。

 

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もう一つは空中に浮遊するシルクロードサマルカンドのモスクの廃墟をイメージした吊り鉢。トルコ青で模様を描いたのに全く発色しなかった。もっと厚掛けすべきだった。地が赤土だと白土、信楽白なんかと比べても発色しづらい。

建物が半壊していてそこに土と水苔常磐忍を入れ込んでいる。

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すぐラピュタみたいだとか、ジブリに例えられがちだが安易な例えはジブリの価値を下げると思う。最近では千葉県鋸山の石材掘削壁を「ラピュタの壁」と称して観光資源化しているようだが、ほんの少しでも似た要素に「ジブリ」「ラピュタ」と名づけることはオマージュや似たもののクオリティを下げることにつながると思っている。「ラピュタ」「ジブリ」に尊敬があればこそ安易な名付けには反対したい。こんな程度でラピュタを名乗るのは烏滸がましいというぐらい基準は高く持ってもらいたいものだ。
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常磐忍の気根が最高。包み込むようにどんどん伸びていってほしい。
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風に揺れると涼やかで良い。サマルカンドに一人旅しに行きたい。