半年ぶりに来たオザキフラワーパーク。
植物売り場の真ん中に夢心地な映えスポットが作られていた。
猫脚のバスタブに浸かりながら優雅に本でも読みつつ、時折休憩に頭上のビカクシダや足元の苔絨毯を眺める週末。たまらない妄想の世界が実現していた。この先端を先取りしていく姿勢がオザワフラワーパークの魅力。
売り場の配置が面影がないほどに変わっていた。この躊躇うことなく労を惜しむことなく改善し続ける姿勢には頭が下がる。
アマゾン本社で見たのと同じ観葉植物が売られていることに驚喜。クロコダイルファーンというのだそうだ。
しかも2,980円と手の届かない値段ではない。衝動買いしそうになったが最低気温5℃以上を必要とするらしいので凍死させては可哀想なので諦めた。
巨大なビカクシダの塊がぶら下がる。「コロナリウム」の大きなものは40万円など。
19,000円。葉幅が狭く鹿角らしさに溢れている良品。我が家に迎え入れるならこのぐらいの値段のものがせいぜい。
ウツボカズラがゆらゆらと揺れる。
何十万円もする株を見ると数千円の株が安く見えてしまう危険なお店。
売り場がジャングル。
いいなと思っていた白棘のマミラリアもウロウロしている一瞬で姿が消えていた。
「残雪の峰」の雪の白さが陶蟲夏草鉢に合う気がする。他の売り場を見て戻ってきたらもう姿はなかった。残念。欲しいものは躊躇してはならない。
接木は台木が先に枯れるイメージがあり、接降ろしをして発根管理するのに心理的ハードルがあって手が出ない。
通常のホリダは2,900円。ゼブラになると7,980円。縞に拘らなければ通常ホリダでも良い。
趣味を楽しむ人にとって日本は大概のジャンルでハイレベルなものが揃う稀有な国なのではないかと思う。大抵なものをタイや台湾などから輸入して揃えてしまう。
造花コーナーもレベルが高い。山野草、庭木、観葉植物、サボテン、熱帯魚、両生類。各ジャンルの水準が高いのだよ。
チランジアの造花は株元に苔が張った仕様の美品。
素晴らしい星、星、星。
カンガルーポーも素敵なのだが、ドライにするとポロポロと崩れてしまうのだよな。
久しぶりに来るたびに大きな刺激と植物欲を煽られる名店。