世界中の文化文明の工芸美術品のコレクションの質量において大英博物館は驚異的だ。一時期の帝国の軍事力をして世界中から簒奪しまくったのだから。幸か不幸か一箇所で世界中の美術を堪能できる。収蔵庫に眠っている品々は数倍に及ぶのだろうけれども。
ギリシャ文明の頃の鹿や馬のデフォルメされた姿には頬が緩むような愛嬌がある。
胴長の馬も良いね。
メソポタミア、シュメール美術は圧巻だった。紀元前10世紀以降のものとなると精緻で迫力がある。
21世紀に生きる私がこの水準に到達できない気がする。
シュメールの後で世界的に写実表現力は退化したのではないかと思うほど。
この羊のレプリカが欲しい。
山羊も素敵。頬の肉の膨らみなどが素晴らしい。